キング・オブ・アイドル4巻読んだ!
キングでオブでアイドルな内容だった。
本当は発売日に読みたかったんだけど、京都に行く予定を調整してとらのあなで買ってきました。
こちらがとらのあなの購入特典。これが欲しかった。
今度はオバショタだ!!
神がそうおっしゃられるのならそうなのだろう。
感想としては若木先生もおっしゃられていた通り、最もキングオブアイドルな4巻だと感じた。
というのも若木先生って(京大哲学科を卒業してることから分かるように)ロジカルの人なんですよね。基本的に若木先生の作品は全部そう。
そこにアクセントとしてリリカル。若木先生の言葉を借りるならフィジカルがあって、先生の作品はこのバランス感覚が実に見事なのが魅力の1つだと思う。
で、 今回のキングオブアイドルはアイドル物ということでフィジカル志向の作品になる! と言っていて、実際先生の過去作品とは比べ物にならないぐらい勢いの力で物語を進めていく。
ん、だけど! 人間の指向性というのはそう簡単に変えられないのか、やっぱり先生はロジカルの人なのでロジックがついついポロッと出ちゃう場面が度々あった。キサラ編とかそう。僕は先生のロジカルな話作りは大好きだけども(!)
この4巻ではそのバランス感覚がちょうど先生の理想としていたものに近づいたのかなと思う。瞳編のアイドルの力で願いが届いていくパワフルな展開はやはり心地良い。歌が流れながら状況が進行していくのはズバリ歌モノの真骨頂だ。
短編は全部良いですね。特にオバショタ回は10Pと言わず16Pで読みたかった。
同人誌を読んで触発された先生は言っていたけど、同人誌特有のあのパワフルな展開が少年誌の漫画で繰り広げられるとここまで面白いのか。気付かなかった。
同人誌特有のパワフルな展開はキャラクターが理解されてる前提だから出来るものだけど、少年誌で単行本3~4冊も出してたらパワフルな展開はやって良いんだよね。ウンウン。
4巻も読んでるのにチンタラ話を展開されたんじゃたまったもんじゃないよ。
みんなもっと軽率にパワフルな展開にしていってほしい。
それにしても相変わらず若木先生の短編は面白すぎる。世界で一番(連載作品の)短編が面白い作家なんじゃないだろうか。
若木 民喜
小学館 (2018-05-18)
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