2022/12/24

長距離適性だけで当てろ! 有馬記念

 
有馬記念は距離こそ2500mだが二度の急坂超えを要求される非常にタフなコース。
スピードだけで乗り切れる実質2000m相当の東京2400mとは違い、実質2800m相当のタフネスが必要になるレースと言っていいだろう。
過去を見ても菊花賞で好成績を収めた馬がそのまま好走するケースが目立つ。よって長距離適性を見て印馬を絞り込もうというのが今回の趣旨である。大体いつも特に関係ない。
 
 
  • 1番 アカイイト 距離適性2200~2800 能力82
基本的にマイル路線の番組が充実している牝馬にあってこの馬は非常にタフ。
テンのダッシュ力がなく後ろからになりがちだが、道中でまくっていける能力がありパワーとタフネスが要求される潰し合いには滅法強い。(何故VMを使ったのか?)
昨年の有馬記念は7着。結果こそ上出来だが5着タイトルホルダーと6着アリストテレスで3馬身開いているように上位勢との実力の開きは大きい。最内枠こそ引けたがテンで前に行けないこの馬にとっては絶好枠というわけでもない。
 
金鯱賞では先行できたがあのケースはアカイイトより内の馬がみんな下げて先行馬が全員外に固まってたという棚ぼた的な面が大きい。直線が短くコーナーの攻防がよりタイトになる中山でこの馬が前目で最内枠を死守できるイメージは沸かない。


  • 2番 イズジョーノキセキ 距離適性1800~2000 能力77
ある程度の先行力とある程度の末脚を兼ね備えた馬。府中牝馬Sではソダシを撃破。
ある程度というのがミソで先行できたレースはいずれもスローペースに限られてる。 
距離に不安がある馬なので前に出していくとスタミナが保たない恐れがある。後ろに回ると勝ち切れない。距離適性の恩恵を受けられない馬が穴を開けられるレースではないだろう。
 
 
  • 3番 ボルドグフーシュ 距離適性2200~3800 能力82
 所謂典型的な上がり最速善戦マンだがこの馬には並外れたスタミナがある。
Hペースの潰し合いになった菊花賞ではまくり気味に動いて勝ち馬のアスクビクターモアにハナ差まで迫った。
テンのダッシュ力はやる気がないんじゃないかというぐらい遅いので前目に付ける可能性は0に近く、今回もほぼ最後方からまくっていくことになるだろう。
内枠とはいえ中山の内はほとんど開かないので大外を回すケースが想定される。(鞍上の福永祐一は無理に馬群を捌くタイプではなく、引退も決まってる今回リスクのある進路は取らないだろう)
有馬記念において最後方からの競馬はゴールドシップが3度、ディープインパクトですら1度負けたように難易度が高い。
菊花賞のようなHペースの恩恵もなく、距離短縮で強みが活かせなくなる今回、神戸新聞杯でジャスティンパレスに0.7差付けられたこの馬の上積みは考えにくい。
 
 
  • 4番 アリストテレス 距離適性2200~3200 能力75
 長距離が苦手なコントレイル相手に長距離適性だけでクビ差の死闘を演じた華々しい経歴のステイヤー。正直言ってスタミナ量以外に強みがよく分からないし、今年の凡走は早熟早枯れエピファネイア産駒の典型例みたいになってしまっている。
 昨年は長距離適性を活かして6着を確保したが掲示板組とは大きな差が開いている。6着といえば聞こえはいいがモズベッロやユーキャンスマイルに中山2500で勝ったからなんだというのだ。
 
  • 5番 ジェラルディーナ 距離適性1800~2500 能力85
オールカマーは内枠ゲーの中イン突きを決めて勝利。エリ女は外枠ゲーの中大外を回して勝利と近走は露骨にトラックバイアスに恵まれた感は否めないがそれにつけてもエリザベス女王杯のパフォーマンスは秀逸だ。重馬場阪神2200mというタフな条件の中外をまくり気味に動かしていってゴールまで全く足が鈍っていない。
気性の繊細さとモーリス産駒ということで軽視していたがやはり名牝ジェンティルドンナの血か持ち前のタフネスは相当な物を感じさせる。
エリ女ではアカイイト相手に0.7秒差。ただこれでも去年の有馬記念と比較すると勝ち切るには至らない。オッズも現在3番人気と割と高く、実力は認めつつも本命視はリスキーという評価になる。

  • 6番 ヴェラアズール 距離適性2000~2800 能力89
この馬のストロングポイントは加速力だろう。京都大賞典では一瞬で最高速までギアが入りジャパンCでは狭いところを加速しながら縫っていった。
位置取りも枠順も去年のエフフォーリアっぽく好位につけて中目から進出して好位差しがイメージしやすい。
一瞬でギアが入ることから中山も問題なくこなせるだろうし、走りを見ていても距離延長は問題ない。
加速力の良さで勝ちきってる分エフフォーリアやイクイノックスほど突き抜けた地力は感じないが、準エフフォーリア級の評価は下してもいいだろう。
世界No.1ジョッキーのムーアから松山弘平への乗り替わりは大幅マイナス要素。
 
  • 7番 エフフォーリア 距離適性2000~2400 能力94
昨年はG一3勝連対率100%の年度代表馬。今年は持ち前の前進気勢や操縦性が失われ精神面、体調面ともに崩れてしまった。宝塚記念では最後追い込んではいるが元々圧倒的な末脚があるというわけでもない。レースセンスの高さと位置取りで好位を確保するこの馬の良さが戻ってこないと中々厳しい。
また距離適性の問題もある。昨年は勝ち切ったがクロノジェネシス同様2500mは少し長いところがある(クロノジェネシスの2200mでのパフォーマンスを見ると2500mは随分落ちると言わざるをえない)昨年ディープボンドと競っているようにベスト条件というわけではない。非ステイヤー型が勝ち切るには圧倒的なステータスが欲しい。今のエフフォーリアにそこまでの能力があるのか?
 
だが今回は7番という絶好枠に加えて大阪杯、宝塚記念と違って前目に行く馬が少ない。エフフォーリア次第だが5~7番手の好位で立ち回れる条件は十分整った。
末脚が衰えているわけではないのは宝塚記念で証明済。上手く前目で運べれば馬券内に来ても不思議ではない。
 
  • 8番 ウインマイティー 距離適性1800~2400 能力79
牝馬にしてはタフネス型だが京都大賞典で0.6秒差付けられているように混合G1でどうにかというタイプではない
 
  • 9番 イクイノックス 距離適性2000~3000 能力96
紛うことなき現役最強馬。馬柱だけ見ると距離適性に不安が見えるだろうが血統的にも走りを見ていてもむしろ長距離向き。キタサンブラックとダンシングブレーヴの良いとこ取りの様な走りに欠点はない。
クラシックではいずれも2着でドウデュース、ジオグリフに敗れているがこの頃はまだ馬体が出来ていない感があった。一夏越した今のイクイノックスに勝てる馬はおるのだろうか。いや、おらない。

位置取りは近2走は後ろからになっているがテンが遅いわけではなく、大外発走だった皐月賞などを見ても行こうと思えば中団前目には行ける。今回は絶好枠。死角はありません。

  • 10番 ジャスティンパレス 距離適性2200~3400 能力83
菊花賞はほとんど差がない3着。ロスの多い大外発走ということもあり、単純な能力評価ではボルドグフーシュより上に置きたい。
無類のスタミナを誇るステイヤー型で先行力もある。有馬記念で評価したいタイプだがダービーで9着とスピード能力では一線級にはやや劣るところがある(皐月賞はデムーロが出遅れさせたので特に気にしなくていい)
鞍上のマーカンドは支配タイプでおそらく今回もポジションを取りに来るだろう。強引に好位置を確保して早目に動いて抜け出すも後続に目標にされる……という展開がイメージしやすい。 

  • 11番 ラストドラフト
この超ハイレベル有馬記念では厳しい


  • 12番 ポタジェ 距離適性1800~2200 能力83
先行力と末脚のバランス型で(イズジョーノキセキ強化版)能力的には一発はある水準。ただここまでの出走は1800~2200だけ。2200mでは一度も馬券内に入れておらず長距離適性に疑問符が残る。このメンバー相手では厳しいだろう。
 
  • 13番  タイトルホルダー 2200~3500 能力92
簡単に前に行ける先行力と無類のタフネスを併せ持つ。阪神開催や菊花賞の横山マジック、空馬のアシストに開催週前残りとあらゆるレースで恩恵を受けた感は否めないが実力を疑う余地はないだろう。
制したG1はいずれも特殊なレースで参考にできるレースはほとんど無い。
最も参考になるのはシュネルマイスター、ダノンザキッドを振り切った弥生賞だろう。皐月賞ではエフフォーリアに一瞬でかわされたが騎手がアレだった上に他の馬は寄せ付けていない。

今回は他にめぼしい先行馬もおらずタイトルホルダーの楽逃げが決まりきっている。こうなるとタイトルホルダーに死角はないように見えるが、この楽逃げが落とし穴ではないかと見ている。横山和生なら楽逃げと見て必ずペースを落とす。Sペースではトップスピードに劣るタイトルホルダーの持ち味が出ない。
春のレースと違って冬の競馬は芝が荒れて末脚決着が目立つ。昨年より斤量+2kgかつメンバーレベルの向上。以上の要素を持って1着付けを切りたい。

  • 14番 ボッケリーニ 距離適性2000~2500 能力80 
日経賞ではタイトルホルダーに次ぐ2着だったがまさにG2という感じのメンバーレベルでこの中に入ると苦しい。ジャパンCでは先行するも直線ではおいていかれた。
大外枠も相まって苦しい。
 
  • 15番 ブレークアップ
大体ボッケリーニと同じ。

  • 16番 ディープボンド 距離適性2200~3200 能力85
昨年は内枠の利を生かして渾身の騎乗でクロノジェネシスを撃破し2着を確保。斤量差がなければエフフォーリアに勝っていたかも。一転今年は大外枠。JRAの卑劣な枠順操作がここでも炸裂した。
能力的にはタイトルホルダーに次ぐ水準だがやはり枠が苦しい。鞍上の川田将雅はこの局面でも必ず前のポジションを取りに行くだろう。 
スタートからゴールまで追っ付け通しの可能性もある。前のポジションを取りに行くのに足を使った分を含めてこのメンバーで最後勝負になり足が残っているかというと難しい。
 
それでもグランプリにおいては能力上位で宝塚記念でも外枠から最初から最後までゴリゴリ押しっぱなしで4着を確保している。勝ち切れるイメージが無いのはキレ味のなさか。


 
馬券戦略
2強
イクイノックス
タイトルホルダー
秋G1組
ジェラルディーナ
ヴェラアズール 
有馬ワンツー
エフフォーリア
ディープボンド
菊花賞組
ジャスティンパレス
ボルドグフーシュ
 
今年の有馬記念は誰がどう見積もってもこの8頭の中からのチョイスになるだろう。
当然この8頭を全てカバーしようものならトリガミは必至。取捨選択を迫られることになる。
当初はイクイノックスとアスクビクターモアの二頭軸を構想していたがアスクビクターモアがまさかの回避。ならイクイノックス一頭軸で流すのが筋だが……そうなるともう一頭抑えたくなるのが人情というもの。対抗は◯ヴェラアズールを想定している。 

状態面と距離に不安があるエフフォーリア、位置取りが後ろからのボルドグフーシュ、大外枠のディープボンドを切って
 
◎イクイノックス
◯ヴェラアズール
▲タイトルホルダー
△ジェラルディーナ
△ジャスティンパレス

という感じか。この場合の馬券戦略だがイクイノックスの単勝が3倍台の場合馬単に手を出す意味は全くなくなる。(逆にヴェラアズールからの馬単は跳ねる)
三連単もイクイノックス1着付けの場合おそらく当日付いて70倍という感じでリスクとリターンが全く釣り合わない。
的中しても全く旨味が無いのを承知でイクイノックス軸の三連複、馬連でリスクヘッジしつつ単勝に厚く貼るのが最適解なのではないかという気がする。正直こんなオッズのレースはやるべきではないが有馬記念に参加しないのは国民の義務を果たしていないのと同義らしいのでやらなければならない。
当日のオッズと相談して当たった感を少しでも演出するために券種を増やすつもりだ。
 
想定馬券
 
単勝 1点 2.5~3倍台なら
イクイノックス
 
馬連 4点
軸イクイノックス- ヴェラアズール、タイトルホルダー、ジェラルディーナ、ジャスティンパレス

馬単 2点
ヴェラアズール-イクイノックス
イクイノックス-ヴェラアズール
 
三連複 6点
軸イクイノックス- ヴェラアズール、タイトルホルダー、ジェラルディーナ、ジャスティンパレス


 
みんなでタイトルホルダーを切って笑って年を越そう!


2022/12/11

たった3戦で評価する香港スプリント

 
 
 
大前提として日本馬のレベルは世界最強である。
ダートが主戦場の米国、貴族の泥遊びの欧州を除いて軽芝のカテゴリーでは日本馬が世界最強として君臨している。
特に賞金の高い香港、ドバイの芝カテゴリーは日本馬が毎年の様に荒らしている。
今年の香港国際競争もマイル、カップ、ヴァーズといずれのレースでも日本馬が席巻するだろう。 

そう、スプリントを除いては……


  • 香港スプリント
香港といえば今や日本馬のおやつだがことスプリントのカテゴリーに至っては違う。
ムキムキのオカマに日本馬はただただ蹂躙されるだけだ(その魔境を連覇したロードカナロアはあまりにも偉大)
 
よって香港スプリントでは日本馬は軽視するのがベター。しかし馬券が国内で発売される都合上人気は日本馬に集中する。このオッズの歪みを活用して儲けようというのが今回の企みだ。
なお私は今年プリンスオブウェールズ(シャフリヤール)、凱旋門賞(タイトルホルダー)で非国民馬券を広く組んだがしっかり軸抜けして全敗している。自民党による悪魔の増税策も近い。日本のためにもここで勝って国庫から金を抜き取らねばならない。
 
 
  • 香港競馬が分からない
しかし誰も香港競馬が分からない。香港競馬が分かっているやつなど見たことがない。
幸い香港の競馬は全てシャティン競馬場で行われるし
5月 チェアマンズスプリント(G1 シャティン1200m)
10月 プレミアボウル(G2 シャティン1200m)
11月 ジョッキークラブスプリント (G2 シャティン1200m)
 
と1200mの同条件の重賞が多い。香港スプリント出走馬は大体このレースを使っておりこの
3戦だけを見て香港スプリントを当てようというのが今回の趣旨である。
 

  • チェアマンズスプリント
1着 ウェリントン
やや外目の枠も好スタート。内に潜り込むことはできなかったが
4-5番手で先行に成功。直線では好位置を確保すると伸び足で好位抜け出し勝利の横綱相撲。
評価◎

3着 スカイフィールド
やや外枠から後方追走。
内を意識しながら一頭分中目を走って直線でも内から中に進路を見出して最後はよく伸びている。
評価◎

4着 スーパーウェルシー
中枠から中団後方のスタート。コーナーは最内回って
直線ではウェリントンを目標にしてそこそこ伸びている
評価▲

6着 サイトサクセス
内枠から好スタート、好ダッシュで3番手の絶好位置を確保。
そのまま直線に向いて先頭に立ちかけるがウェリントンに差され残り100mで失速してしまった。
評価 △

7着 ストロンガー
テンのダッシュで勝てず最後方から。
コーナーでは最内を回してコーナーで外に持ち出す際に狭くなり態勢を崩すも最後は伸びている
評価△


  • プレミアボウル

1着 ウェリントン
好スタートで好位確保、最内進行して直線では我慢
逃げたラッキースワイニーズを目標にして差し切った
評価 ◯

2着 ラッキースワイニーズ
スタートは並もガシガシ追いまくってハナを確保。
直線で粘り込んだが最期にウェリントンに差された
評価 ◎

3着 スカイフィールド
出足がつかず出遅れ、最後方から。
コーナーでは最内を使って直線で中目に持ち出すと馬群をこじ開けて伸びてきた
評価◎

5着 デュークワイ
テンのダッシュで勝てず中団後方から。
コーナーでは中目を通して直線では進路探しは比較的ラク。
ただ、ゴール板前ではスカイフィールドに差された
評価 △

6着 コーディーセプスシックス
テンのダッシュで外から被せられて最後方2番手から
コーナーでは中目を通して直線では外に持ち出した。
伸びているが着順は付いてこなかった。着差は少ない。
評価 ◯

7着 ストロンガー
最内枠もダッシュで勝てず中団後方から。
コーナーでは最内を使って直線ではやや中目に持ち出すと進路が狭くなる。
残り150mで線路が開けてからはそこそこ伸びている。
評価 △

9着 クーリエワンダー
中枠で良いスタート。先行集団の位置を確保。
直線では進路がなく苦しんだが進路を見つけてからはそれなりに伸びた。
評価△

10着 ラッキーパッチ
外をまくりながら回したのが辛かったか直線で失速
先日疝痛のため死亡;;

12着 サイトサクセス
大外発走もスタートポンと出ると先行集団に取り付いた。
ただコーナーでは最も外目を回される形。
4角先団で直線向くも最後は大きく失速した。
評価 ▲

  • ジョッキーCスプリント
1着 ラッキースワイニーズ
外枠発走だがある程度のスタートからガンガン追って先行集団の一つ後ろのポジションを確保。
コーナーではなるべく内目によって直線では外に持ち出すと末脚を発揮して差し切り勝ち。
評価◎

2着 ラッキーパッチ
内枠を生かして好スタート。
先行集団の一つ後ろのポジションを確保すると最内を回して
直線でも伸びてきた。最後はラッキースワイニーズとの一騎打ち。
先日疝痛のため死亡;;
評価◯

3着 デュークワイ
やや外枠から出足がつかずに後方2番手から
コーナーでは最内を回してイン突き。
直線で中々加速できなかったが残り150mでトップスピードに乗って伸びてきた。
評価△

4着 サイトサクセス
外目の枠も見事なテンのダッシュで2番手確保。
コーナーでは中目を回されたが3番手で直線に向くと伸び足は良く抜け出して先頭に立つが
最後は差された
評価◎

5着 コーディーセプスシックス
中枠の発走。好スタートを切るも無理に追わず下げて中団後方の位置に。
コーナーではやや中目を回し直線では時間をかけて外に出すと伸び足の迫力は十分。
最後は勝ち馬に迫ったが届かなかった。
評価◎

6着 ウェリントン
ロケットスタートを決めてハナに立つがその後抜かされ5~6番手
コーナーではやや中目を回されるも直線向いて絶好の手応えで上がって先頭に立ちかけるがラスト100mでやや失速した形。
評価◯

7着 ストロンガー
最内枠も出遅れる。最後方からになりかけるがガンガン追って中団後方になんとか取り付いた。
中目を回すも直線ではやや進路が狭くなるシーン。
残り100mでもあまり伸びず6着以上との差は大きい
評価×

8着 スカイフィールド
大外発走。テンでは無理せず敢えて一番後ろを選択。
コーナーでは中目を使いつつ直線では大外に持ち出した。
良い足を使っているが流石に位置が後ろ過ぎたか届かない。
評価△

9着 スーパーウェルシー
中枠でスタートは並。中団の位置からコーナーでは外目を回される形。
直線で外に持ち出しそこそこ伸びてはいるがラスト100mでの足がなかった。
評価×

10着 クーリエワンダー
スタートは可もなく不可もなくもテンのダッシュでついていけず中団後方。
直線では大きく外に持ち出したがこの位置からでは届く足は持ってなさそう。
見せ場はまるで無かった
評価×
 
 

  • 総合評価(3戦の評価+枠順)
◎ラッキースワイニーズ
スタートは並もガンガン追いまくることで好位置を確保しにいける先行力。
中団に置いても伸びる末脚を持つなど枠に泣かされない能力とどの位置でも仕事してくれる期待感がある。

◯ ウェリントン
とにかくスタートが上手く良い位置取りから競馬が出来る。
最後勝負できる足も持っている横綱型。
内枠を引けばレースセンスに手がつけられないが外目の枠なら最後の地力が突出しているわけではない。

▲コーディーセプスシックス

結果は中々ついて来ていないが枠に泣かされた感もある。
末脚はメンバー随一で差しが決まるならこの馬。
イン突きできれば……というところだが大外枠を引かされてしまった分は割り引き。

△ スカイフィールド
前年の香港スプリント覇者。
末脚は魅力十分。テンのダッシュ力が低く常に最後方からになりがちで勝ち切るにはインを突く必要があるだろう。
今回は11番枠。基本的には善戦ポジションの馬で(日本馬で例えるならナランフレグ)
ここは紐までと見る。
 
△リムズコジオスコ

誰ーーーーーー!!???


☆サイトサクセス

テンのダッシュ力が屈指の飛ばし屋。
ただ前半足を使ってしまうのか後半失速するパターンが目立つ。
絶好のレース運びをしても勝ち切れる能力はないというのが実情だろう。
惜しいレース自体はしているのでこの枠なら紐に抑えてもいい

☆スーパーウェルシー
1000直で4戦3勝の1000直の鬼。
最内を回したチェアマンズスプリントでそこそこ伸びる足を使ってはいるが
経済コースを通ってこのぐらいの馬ということ。
枠は悪くないのでオッズ次第では一考の余地あり

-ストロンガー
テンのダッシュ力が遅くそれをカバーできる末脚もない。
厳しい。

-クーリエワンダー

特徴が無く重賞では厳しい。
昨年の香港スプリントでは絶好位置を回しているも最後は差されている。
あれがこの馬のベストパフォーマンスだろう。

-デュークワイ
イン突きを決めたジョッキーCスプリントのパフォーマンスは評価できるが
テンのダッシュ力が低く12枠かつレベルの上がったG1ではあの再現はハードルが高い。



  • 最後に
企画倒れになるが日本馬からはレシステンシアを推したい。
ワールドクラスの先行力を持つこの馬が1枠を引けたのは非常に大きい。
この枠なら前に行っても、外から被されて中団になってもどちらでも構わず臨機応変に対応できる。鞍上もモレイラと言う事はない。
日本馬には厳しいレースだがこの馬は香港のムキムキのオカマみたいなものだし例外だろう。
ラッキースワイニーズと並ぶ◎評価としたい。

 

2022/10/17

AI絵について思うこと

 

AI絵について思うこと、考えてみると何もない。

ただTwitterAIについてなんか言うと肯定否定どっちでも空気がピリピリするので(肌感覚)なんか適当なことを書くのはブログが一番だなという感触はある。

まず自分のスタンスとしては割とAIに不快感はない。


絵を描ける人からしたら自分が血の滲むような努力をして身につけた技法が奪われる危機感があるのかもしれないけど、自分はずっと「絵が描けない人間」だったし、今も描けるようになったとは思ってない。だから絵が描けない人間の視点で考えてしまう。

絵が描けない人間にとったらAIは喜ばしい装置だと思う。

例えばRPGツクールでゲームを作る時に絵が描けなくてもグラフィックが作れるし、何なら一枚絵も頑張ればできる。AIだけで絵が描けなくてもエロゲーが作れる。誰も絵書いてないマイナーキャラのエロ絵もいつか描けるかもしれない。絵が描けなくても「うちの子」が作れる。これは絵が描けない人間にとってプラスでしかない。

当たり前だけどある程度の水準(自分が50%ぐらい満足できるレベル)まで絵が描けるようになろうと思うとめちゃくちゃ大変で、その手間はない方がいいと思ってる。

ほとんどの人間は絵が上手くなりたいのではなく上手い絵が欲しいので(ドリルと穴理論)

今絵が上手くなりたいと願ってる人も最初からそう思ってたわけじゃなくて、かわいい絵が欲しいから絵を描き始める⇨もっと上手くなったらいいのになぁという気持ちの流れの人がほとんどだと思う。つまり最初から絵が上手くなりたかった人なんて実はいないんじゃないか。


この話は着地点が見えないので話を変える。基本的に絵描きがAIを叩くのは嫉妬でもあるけど(質ではなく速度に対してね)自分の価値が揺らぐかもしれない恐怖心が一番大きいと思う。僕だってドラフト選手作成を他の人がやり出した時自分の価値を失う怖さを感じた(まあ僕が一番上手いので今はなんとも思ってません)

それとは別に倫理観の問題もある。基本的にAI絵はインターネット上のアレを雑に学習してアレしてるので著作権的な問題が山積みだ。まあでもそこを指摘するのってどこまで行っても建前であって本音は違うよね。本音は「AIは絵を描かないで欲しい」「楽するな」「俺の苦労を踏み躙るな」だろ?

法整備どうこうは本質にタッチしてないあまり意味がない議論だと思う。


自分の思想としては著作権はなくてもいいと思ってる。というのは極論だけど、少なくともインターネット上できゃいきゃい遊ぶ分には著作権はむしろ不要だよね。人が発表した絵は倫理観や商業展開に被害を与えるものでなければある程度ユーザーが自由に使っていいものだと自分は思ってる。

例えば、アニメのキャプを貼ったり、アイコンにしたり、ブログに画像を貼ったり、画像レスに利用したり、笑えるコラ画像を作ったり。

これが悪意のあるコラージュだったり意図しない政治利用や製品への無断使用(無法グッズや海賊版抱き枕とか)は明確に倫理に違反して商業に被害を与えるものなので著作権で守る必要があるけど、この線引きを綺麗に引くことは不可能だ。

そしてAIというのはこの悪意とユーザーが自由にしてもいい範囲の極めて難しい地点に落ちてる。実際の画像をそのまま使ってるわけじゃないんだから法解釈的には無問題として解釈されると思う。あまりにもそのままで出力されたAI絵は問題になるだろうけどAIの進化を考えれば今月中には対応できそうな些事だ。

ただそのグレーゾーンの中には少なくない「悪意」があるし、クリエイターへの敬意はほとんど無い。

だから許せないけど、多分法律的には問題がない。このあまりにも卑怯な立ち位置が絵師の神経を苛立たせてるんだと思う。


けど何度も言ってるけどAI絵は敵に回すと強いけど味方にするとめちゃくちゃ弱い。ザコ、うんち、カス。敵で強かったキャラが味方になると弱いゲームって大体つまんないんですよね。意味より都合を優先してるから。話戻そ

構図を参考にすると言ってもAI絵の出す美少女構図ってほとんど使えないし人体もどっかおかしくてインパクトに欠けてる。クソです、どれだけ修正する羽目になったか。

そして絵が描けない人がオリキャラの絵を作らせても、その絵には著作権がないんだよね。だからその絵を使って商売したとしても、パクられたら何も言えない。

RPGゲームの立ち絵とかならRPG作るのがシンプルに大変だからパクられにくいと思うけど、ゲームを完成させられる人はそんじょそこらの絵描き以上にガチなクリエイター侍だからな……


AI絵には割と肯定的と言ったけどそれは無料でAI公開されてるAIに限った話で、人の絵を使って(結構丸パクリの状態で)金儲けしてる有料AI運営は全員4ねばいいと思ってる。この世の邪悪。金を取るな。とほほ。インターネットと技術は常に開かれたものであれ。

有名なAIは10日で最低でも4億以上は稼いだみたいっすよ。ウオーッ。

AI使ってみました! こういう便利な使い方が!? みたいなツイートも、そんな邪悪の塊みたいなものにお金を払ったんだという気持ちになる。いや、プロやセミプロ絵師は死活問題だから新しい技術をチェックするのは正しい行いだと思うけど、もう少し義の心とか大事にする社会であってもいいんじゃないか。

自分は著作権はなくてもいいと思ってるけど(極論)、それはみんなが義の心で制作物を扱える前提で、要するに人間の良心を信じる党ということだ(次は国政政党狙ってます)

法律よりも人々が義の心を重んじるようになるのが一番良い。今の人たちはみんな絵師も非絵師も含めて法律に重きを置きすぎてて義の心が軽んじられてるんじゃないか。義を想う心があれば有料AIにお金は払わないんじゃないか。

法律的には大丈夫。じゃなくて義の心でモノを考えられる社会になって欲しい。

道にモノ捨てるのダメなのは法律違反だからじゃなくて義の心に反するからであってほしい。真夜中の静まった夜道で赤信号律儀に守るような法律遵守は本当に意味がないと思う。



AIの将来とか全然分からないけど、なんか絵師と非絵師の対立みたいになってるのが一番見てて嫌だなと思う。絵描かない人は絵師がAIに抱いてる嫌悪感とか分からないだろうしこの溝は埋まらないと思う。インターネットは絵師(インフルエンザー)の声が強いから勘違いしがちだけど、別にAIいいじゃん、何で怒ってんのって人の方が実は多いと思う。あんまりにも絵師がブチギレてるから気使って言ってないだけで。

自分は「絵を描く苦しさが分かってる絵が描けない人」という自認だから、結構両者の言い分が分かる。ほとんどの人は「別にAIが出てきた程度であなたの絵の価値は変わったりしないんだから大袈裟だなぁ」と思ってると思う。あんまりにも絵師がブチギレるからそう言わないだけでね。ただ当事者の絵師からしてみたらそんな楽観的には思えないのも分かる。

絵を描くのって本当に辛いから。特に自分は異常に筆が遅くて一枚の絵を描くのに20時間以上は絶対かかる。20時間あったら普通のゲームなら1本クリアできるし、時給1000円なら2万円ですからね。それだけの時間を必死に費やして得られるものが進歩したのかどうかも分からない絵一枚。場合によっては下手になってるw。しかも自分が一枚描いてる間に神絵師は23枚描いてそれが万RTされてるw。僕は別にRT数とか気にしないけど(何度も言うけど自分のこと絵描けると思ってない。同じ土俵じゃない)、自分が一枚の絵に必死に取り掛かってる間に2枚も3枚も自分よりずっと良い絵を上げられると流石に辛い。もちろん神絵師も裏ではすげえ努力してるしそう思って納得するけど、AIにはその努力の過程がスッポリ抜けてる。

全然話変わるけどこの前毎日漫画上げててすげぇなあと尊敬してる漫画家の作業配信見たら2日で2コマしか進まなかったと言ってて(しかも小さいコマ)みんな大変なんだな、みんな苦労してるんだなと思った。神絵師があまりにもポンポン神絵を上げるせいでその辺の感覚が麻痺しがちだ。


で、そういう人の努力じゃなくてAIにあるのは人の絵を使って金儲けしてやろうという悪意で、これはね、やっぱり辛いと思う。今はAIの絵って別に嫉妬する段階にないけど、これからクオリティが上がっていくに連れて辛くなる絵師は増えるんじゃないかな。そして非絵師との溝が深まる。応援してるファンはなんでそんな絵師がキレてるのか分からないけど気を使って思ったことは言わないでおく。ジリジリ溝が深まる。お気持ち表明への揶揄が起こる。あまりにも悲しい光景だ。

争わなくていい人同士が対立するんじゃなくて、なんとかしてみんなが手と手を取り合って幸福になれないかな。無理だろうな。


人間の良心を信じる党が政権を取ってないから。


自民党に投票した人間は全員クズの悪党でこの世界を悪で満たそうとしてる最悪だから。

自民党に投票した人間全員覚えてるからな。とりあえずG党ペッペくんが自民党に投票するって言ってたのはちゃんと覚えてるし擦っていきたい。(何でこれ擦ってんのかと言うと僕のフォロワーで自民党に投票したのがG党ペッペくんだけだったからですね)



自分の魂が良いことを言って自分をいい人だと思ってもらおうとしてたので過激なことを言って釣り合いをとりました。計算で人に好意を得ようとしてる時が一番自分を許せなくなる。AI絵について思うこと、考えてみると何もない。


別に何を引き継ぐとか絵師の伝統を守ってくれだとか


そんなことはこれっぽっちも頭の中にない。


ただ思うに自分のことを考えれるようになればそれでいいと思う。





最後に僕が一番好きなAI絵を貼ります(AI絵に著作権はないのでいくらでも他人の作った絵を貼っていいため)




萌え〜

 

 

血統で当てろ! 菊花賞

 
3冠最後の関門菊花賞。近年は3000mという過酷すぎる条件に天皇賞秋に逃げるを選択する脆弱な3歳馬も目立ちますがここ数年に至ってはそれも仕方ないこと。
過酷な二度の急坂超えがある阪神3000mは3歳馬には過酷すぎ。加えて道中のペースも阪神の方が速くなりやすい傾向にありスタミナ勝負のマラソン対決の様相を呈する。
 
そこでスタミナを最重要ファクターとして馬を選びたいのだが、中々スタミナというのは外野から見ても伝わりにくいもの(陣営のコメントぐらいしか頼れるものがない)
ドラフト作成のせいで時間もない。そこで血統を見て馬券を当てようというのが今回の趣旨です。
 
(一応長距離で重要な騎手性能も加味する)

 
 
アスクビクターモア (田辺裕信 阪神▲ 長距離B)
血統 父ディープインパクト×母カルティカ(2100mGⅢ3着)母父レインボウクエスト
母父レインボウクエストは85年凱旋門賞勝ち馬という古めかしい血。
レインボウクエストは日本では天皇賞(春)、有馬記念を制したサクラローレルを輩出しており欧州血統によるスタミナ供給は疑う余地がない。そこにディープでスピードと過剰に近いスタミナを与えている。
母カルティカは海外で18戦1勝、フュドレール賞(2100m)で3着が最高の戦績で牝系のスタミナは十分。

血統的にはバリバリの長距離家系であり菊花賞戦線における最右翼。
タイトルホルダーに次いで弥生賞馬の菊花賞制覇に期待したい。

アスクワイルドモア(岩田望来 阪神▲ 長距離B)
血統 父キズナ×母ラセレシオン(ダート1600で3勝) 母父ゼンノロブロイ
父キズナは短距離向きからダート馬、長距離馬まで幅広く出すオールマイティ型の種牡馬。
現役馬ならソングラインアカイイトディープボンドと変幻自在だ。
母ラセレシオンは現役時代はダートマイルで3勝、それ以外の距離では惨敗している。難しい馬だったのかもしれない。母母アルゼンチンスターダート2100mのデビュー戦を勝利で飾った後1戦も走らず引退している。デビュー戦から2100mを使ったということで牝系のスタミナは信頼して良さそうだ。
母父ゼンノロブロイは距離が伸びれば伸びるほど良いタイプ。母はダートマイルしか使えなかったが血統的にはスタミナが重点的に補充された牝系だ。

血統的にはスタミナの裏打ちがあるが、そもそも根本的に馬が弱い。
京都新聞杯ではヴェローナシチー、ボルドグフーシュに勝ったが終始コーナーがキツい中京の最内を回す楽なレース展開。
大きく外を回した上で接戦を演じたヴェローナシチー、ボルドグフーシュの方が強いと考えるのが自然。 (コーナリング能力は高いが)
実際に大外発走になった神戸新聞杯では出足がつかず上2頭に大敗を喫した。よほど有利になれるレースでない限り基本的には能力が足りてないだろう。

ガイアフォース(松山弘平 阪神▲ 長距離C)
血統 父キタサンブラック 母ナターレ(2100m勝ち) 母父クロフネ
父キタサンブラックは新世代種牡馬だが第1世代のイクイノックス、ガイアフォースが長距離で結果を残しており自身のタフネスを産駒も受け継いでると考えていいだろう。
母父クロフネは長距離では不安が残るが、母ナターレがダートの長距離である2100mで良成績を残しており血統的には両親が長距離血統という認識でいいだろう。

セントライト記念では強敵アスクビクターモアを撃破。やや外目を回したとはいえ、アスクビクターモアを目標にしながらのレース運びで気分的にはこの馬の方が楽だっただろう。
と言ってもほぼ互角のレース内容。アスクビクターモアとの実力差は拮抗している。
なおセントライト記念組はこの2頭とそれ以外で大きな実力の開きがあり、この2頭以外は軽視してもいいだろう。
 
ジャスティンパレス(鮫島克駿 阪神△ 長距離D)
血統 父ディープインパクト×母パレスルーマー 母父Royal Anthem
母パレスルーマーは2013年ベルモントSを制したパレスマリスを産んだ名牝。
日本でもアイアンバローズがステイヤーズS2着になるなど着実に活躍馬を輩出している。
スピード競馬の色合いが濃い米製牝馬でありながら長距離血統というユニークな血を持っている。
神戸新聞杯では他馬を突き放し圧勝したが終始最内を回す絶好の位置取りを取れたのも大きい。
レベルの高い神戸新聞杯組は他馬の逆襲も警戒したい。
馬のタフネスは申し分ないが上がり目の騎手とはいえ阪神と長距離での成績が芳しくないのが不安要素だ。 

セイウンハーデス(幸英明 阪神◯ 長距離D)
血統 シルバーステート×ハイノブリッジ(1200mで2勝) 母父マンハッタンカフェ
母ハイノブリッジは1200mで2勝、母母ゴールドグレースは800mで2勝ととにかく牝系が短い。母父マンハッタンカフェとはいえ父シルバーステートはマイル寄りの性質。
加えて低レベルなプリンシパルS勝ち馬、セントライト記念では前が残る中山で2番手で先行したものの勝ち馬に1秒近く離されるなど馬のレベルが低い。

セレシオン(福永祐一 阪神◯ 長距離A)
血統 父ハーツクライ×クルソラ 母父Candy Stripes 
母父Candy Stripesはマイルで走った馬。GⅠ2着が最高で重賞勝ちは無し。競走馬として大成する前に引退したが、種牡馬としてアルゼンチンで大成功を収めた。GⅠを6連勝したアメリカ年度代表馬のインヴァソールなどを輩出している。母バブルカンパニーはバブルガムフェローも出してる凄い家系。
 
その家系に生まれた母クルソラは欧州2000mのG1で2勝を挙げた名牝。
クルソラの子(セレシオンのきょうだい)には桜花賞2着、オークス3着のクルミナル。GⅢで2着3回総賞金2億のピオネロなどが出てる名牝系。
牝系の裏付けは抜群と言えるだろう。 
やや左にモタれる癖があるため右回りには不安が残るが前走を圧勝しており何らかの印は必要か。
 
ディナースタ(横山和生 阪神▲ 長距離C)
血統 父ドゥラメンテ 母ラヴァリーノ 母父 Unbridled's Song 
母ラヴァリーノはジャックドールを生んだ名牝。母の成績は8戦2勝ということ以外不明。
父ドゥラメンテでどこまで距離を伸ばせるか。母母父Shadeedの血が出てるのか子供がやたらと札幌で強い(札幌記念ジャックドール、札幌2勝ディナースタ)
平坦コースが良いのか洋芝が合ってるのかは考えていく必要があるだろう。

ディナースタ自身のスタミナはありそうで道中一気に順位を上げて先頭に立つ捲り戦法で札幌2600mのレースを2連勝。
長い足を使わせたらこの馬という感じ。 
血統的な裏付けはハッキリ言って微妙。二度の急坂超えがある阪神3000mも不安だ。
 
 
ドゥラドーレス (横山武史 阪神△ 長距離A)
血統 父ドゥラメンテ 母ロカ(1600〜2000で良績あり)母父ハービンジャー
牝馬にしては長めの距離を使える母にドゥラメンテ。母父ハービンジャーも申し分ない。
 
前走は楽に抜け出して完勝の横綱相撲。能力は重賞級で血統も十分。気性が荒い点は引っかかるが抑える必要はあるだろう。
 
ビーアストニッシド(岩田康誠 阪神◯ 長距離A)
血統 父アメリカンペイトリオット 母マオリオ(未出走) 母父ネオユニヴァース
 
父はアメリカンペイトリオット、アメリカンと名がつく馬に長距離血統はありえへんのじゃ!
母は未出走で何も言えない。母父ネオユニヴァースは現役時代は長距離に泣かされ三冠を逃したが産駒の長距離適正は高い。 

主な勝鞍は最もGⅢに降格すべきレースでお馴染みスプリングS。
このレースを使った馬は7着アルナシーム、12着グランドライン、 13着トーセンヴァンノ以外は1勝もできておらずレースレベルが非常に低い。
そんなレースをSペースで逃げて勝ったのだから当然評価は低い。 
神戸新聞杯ではそこそこのスタートを切ったものの道中追走できず後方からになり直線では置いていかれた。血統的な裏付けも弱く、能力下位と見るのが妥当だろう。
 
フェーングロッテン(松若風馬 阪神◎ 長距離C)
血統 ブラックタイド×ピクシーホロウ(1500~1800) 母父キングヘイロー 

父ブラックタイドは言わずとしれたディープインパクトの全兄。代表産駒キタサンブラックのイメージを投影しがちになるが産駒の長距離成績はあまり良くない。(ブラックタイド自身も1800~2000に適正があった)
というか産駒の3000m以上の勝数は3勝で、これは全てキタサンブラックによるものである。キタサンブラックが突然変異だったと考えるのが自然だろう。
 
母ピクシーホロウはスプリンターズSを制したピクシーナイトを産んだ名牝。
1800mでも結果を残しておりピクシーナイトが居るからと言って短距離血統を決めるのは早計だろう。母父キングヘイローはご存知世界最高のブルードメアサイアー。

血統的な裏付けは正直微妙で、また馬自身の気性も荒くブリンカーなどを着用することになっている。
折り合いが重要な3000mでは気難しさが仇となりそうだ。

 
プラダリア(池添謙一 阪神◯ 長距離S)
血統 父ディープインパクト 母シャッセロール(1000m2勝) 母父クロフネ 
 
母父クロフネが距離が不安な上に母シャッセロールは1000mで2勝、1200mで1勝の短距離馬。母母母リトルオードリーはオークス3着馬なのだが以降の血統は短距離牝系が連なっている。

青葉賞は縦長の隊列で気分良く走れる楽なレース。レースレベルも低く軽視していたら日本ダービー5着は驚いた。4強からは離されたとはいえOP級の能力はありそう。
神戸新聞杯は8着だが見せ場はあった。状態が上向けば面白そうだが長距離をこなせる裏付けは感じない。最後やや伸びを欠いたのもあって適正距離は2400mまでだろうか。

ボーン・ディス・ウェイ(石橋脩 阪神◯ 長距離A)
血統 父ハーツクライ×母ウィンドハック 母父プラティニ
母はイギリス1000ギニー(日本でいう桜花賞)勝ちのウィンドハックにハーツクライ。
同母でキズナを付けたウィンドスピナーもマイルが主戦場。血統的な裏付けは薄い。
 
ドウデュースと接線を演じた馬だがホープフルSは大逃げ馬の後の二番手追走でノンストレスの楽な形 。弥生賞は最内進行と好走した2レースはかなり恵まれた感じがある。
実際外目を回されたラジオNIKKEI賞では相手関係が大幅に弱くなったのに負けた。勝ち切るには得意条件で内枠やSペース濃厚など恵みが欲しいところ。
 
 
ボルドグフーシュ(吉田隼人 阪神◯ 長距離B)
血統 父スクリーンヒーロー×母ボルドグザグ 母父Layman(1200~1600)
母ボルドグザグはフランスの1600mG3勝ち馬。スクリーンヒーロー産駒は長距離に全く適性がない。

血統的背景には欠けるが馬としてはここ5戦で全て最後方から上がり最速マン。
そこそこレベルの高い神戸新聞杯でも好走しており距離が伸びたら……という期待感はあるが血統的には2400mの中距離までだろう。
阪神3000mはある程度前目の位置も欲しい。ここで買うべきではなさそう。

ヤマニンゼスト(武豊 阪神◯ 長距離UG)
 血統 父シンボリKris S.×母ヤマニンバステト(1800m勝ち) 母父ディープインパクト
両父の血統は申し分ない長距離型。母もある程度の距離を使えており血統には全く問題がない。
 
神戸新聞杯はまさかビックリの2着確保。
 「内でじっとして直線に賭けました。上手く嵌った感じはありましたが、いい馬です。乗り味も良く距離は延びても大丈夫です」 
と武豊渾身の穴狙いがハマった形。
馬自身の特性としては加速力が低く直線が長くないと十分な速度に乗らない末脚型。小回りコースなら眼中にナッシング弥太郎といったところだろう。
 
馬の能力としてはかなり微妙なところだが血統と騎手は最高クラス。オッズ次第では穴で抑えてもいいかもしれない。
 
 
ヴェローナシチー(川田将雅 阪神◎ 長距離C)
父エピファネイア×母アモーレエテルノ(1600m2勝) 母父ゼンノロブロイ
母アモーレエテルノに長さはないが父エピファネイア母父ゼンノロブロイ共に長距離砲。 
血統としては十分な水準。
 
アスクワイルドモアより強いと専ら噂の善戦マン。 かなりタフで持続力のある足を使える馬。左回りでゴチャつくところがあり右回りは歓迎。
先行力、キレ味共に欠く馬だが神戸新聞杯でも最後まで足を伸ばしておりスタミナ面の期待値は高い。
しかし阪神内回り3000mで差し切れるイメージはない。道中ある程度の順位かコーナーでのまくりは欲しいところだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
結論
◎アスクビクターモア (一番強い)
◯ガイアフォース(アスクビクターモアに先着)
◯ジャスティンパレス(血統的に申し分ない)
△ドゥラドーレス(能力十分も気性に不安)
☆ヴェローナシチー(消耗戦ならこの馬。Sペースなら厳しい)
☆セレシオン(右回り不安も血統◯)
注ディナースタ(不明な点が多い)
注ヤマニンゼスト(血統と騎手だけ)


馬券的には割りと人気しそうなヴェローナシチーを嫌って
ディナースタ、ヤマニンゼストはオッズ次第(20倍は欲しい)を抑えたり抑えなかったりかな。 
アスクビクターモア、ガイアフォース、ジャスティンパレスの3頭が抜けて強い感じがするので穴狙いで欲張るのは避けた方がいいかもしれない。
ただ今回どう見ても3強体制の割にオッズが偏ってないのはそれぞれの騎手が田辺、松山、鮫島と長距離で信頼できる騎手がいないことが大きい。この中なら田辺が一番信頼できると思うしアスクビクターモアが一番強いと思うが……。(終わってみて後世の人間が見たら「なんでアスクビクターモアが1番人気じゃないの?」と感想を抱くと思う。いや当日には1番人気になりそうな気配もあるが…… )
 
ドゥラドーレスは実績の割に人気そうやけどそれだけの能力はある。ただ扱いが難しくてかかったら惨敗、かからなかったら圧勝もあるかも。1着につけると点数が増えるので悩ましい。
 
穴ではセレシオンが面白そうだけど良くて3着までという感じもある。
京都工事中の阪神開催で行われたここ数年の菊花賞、天皇賞(春)は基本的に全レースカッチカチなので(レッドジェネシスとかいう変な馬は除く)1着付けは実績上位馬だけで良さそう。(余計ドゥラドーレスで悩む~)
 
ヴェローナシチーはステラヴェローチェと被るところがある(ステラヴェローチェの方が二段階ぐらい強い)名前も似てる。
去年の菊花賞はステラヴェローチェが大外から捲って猛追してほとんど2着と差のない4着だったけど、逆に言うとステラヴェローチェクラスの馬でも外を回したらこれが限界ということ。
同じ戦法をやってもヴェローナシチーがあそこまで上がってこれるイメージは全然無い。
 
 
今目が回るぐらい忙しいのにこれを3時間かけて書いてる。正しく現実逃避と言えるだろう。
問題はゲームとかアニメへの現実逃避と違って机作業だからめちゃくちゃ疲れることだ。
あ~首が痛い。
 


結局勝つのは?

アスクビクターモア
 
 
 
 
 

2022/05/19

時間がなくてもチャンピオンズミーティングに勝つ方法

 
ウマ娘というゲームはプレイにめちゃくちゃな時間がかかります。
最新のシナリオ、クライマックスシナリオでは本気で詰めていくと1育成1時間は平気でかかるのでこんなんやってられっかという感じです。
おそらくほとんどの方は1日1育成するだけで一杯一杯なのではないでしょうか。私もウイポ2022やパワプロ2022やポケモンGOで忙しくウマはあまり触れていませんがそれでも毎月のチャンミ(勝てば莫大な報酬が貰える対人イベント)は順調に勝ててます。
以下にその方法論を記載しますので時間がないからウマ娘できなくて勝てないよ~って人は参考にしてみてください。
 

  • 親個体を作る
一見遠回りに思えますがまずは親個体から作ります。 月の前半はストーリーイベントが開催されているので20分前後で回せるURAシナリオを周回してストーリーイベントを埋めつつ親個体を生産します。
親個体は相性チェッカーでチェックした相性の良いキャラ、固有が強いキャラです。
例えばタウラス杯の逃げなら必然的にセイウンスカイか赤マルゼンスキーになりますね。

 
この時点で親の親にもある程度拘ります。両親も含めた神個体を探すのは大変ですが、親だけ因子が抜群に良い個体なら探しやすいのでウマ娘DBを駆使して神因子を持ってきます。
この時に重視するべきスキルは地固めなどの作戦の前提となる強力スキル因子と冬ウマ、天皇賞(春)などの開催されるチャンミの条件に応じたスピード上昇スキルです。
URA因子はスピードスタミナアップと短距離以外のチャンミで活きるので親にもURA因子持ちを仕込んでURA継承が出やすくするのも大事。
 
親の親を準備できたら後はURAをガンガン回すだけです。思考停止で回せるので本育成と違ってながら作業でもできるのが良いところ。
能力をSS(1100)以上にすると☆3因子が出る確率が高くなりますが別にそこまでの神因子を求める必要はありません。
必要ステータス因子☆2でも出たらさっさと切り上げて終わります。

この周回の時に大事なのはレースに出まくって継承時のレースボーナスを稼ぐこと。
ウマ娘には3冠配合が存在するのでそれらも意識的に狙って配合相手とのニックスを高めます。
 
継承時の相性には◯、◎といった記号の中にも相性値が存在しており、この値が高ければ高いほど金継承が発生しやすくなり距離Sや地固め継承などが発生しやすくなります。

親個体をわざわざ作るのは面倒ですが、最終的な距離Sマラソンを考えると実はここで相性の良い親を作っておいたほうが後がずっと楽になります。
 
  • 本育成
 本育成します。クライマックスシナリオはめちゃくちゃ時間がかかりますがその分シナリオが強く簡単にチャンミでも勝ち負けできる採用個体が作れます。
採用個体を育成するまでの単純な時間ならアオハルの半分以下なのではないかとも思います。
さて、そんな時間がない中でのクライマックス育成ですが、基本的には春までは普通に育成します。
 
クラシック4月前半の継承で距離S、あるいは地固めなどの必須スキルが引けなければその時点で育成を打ち切ります
 
距離Sを引いても育成が下振れてたりしても私は育成を打ち切ります。
練習が上振れつつ距離Sを引くというと難しいように思えますが前述の親個体でニックスを高めてると金継承がバンバン出るので(体感5回に3回ほどは金)実は割りと出ます。

・親個体を作る
・継承や育成が下振れてたらクラシック4月の継承の時点で育成を打ち切る
 
この2点を徹底することでしっかり継承と育成が上振れた時だけ本育成を進めることができ、プレイ時間が取れない中でもチャンミに採用できる個体が作れます。
 
ちなみに私のタウラス杯チームはコレ
 

 
おそらく合計で5~6回しか最後まで育成回してません。
作戦としてはミホノブルボンにハナを切らせてアンスキがメインの勝ち筋。
アイネスフウジンは基本的にはミホノブルボンにハナを譲らせて番手逃げからの勝ち筋を狙います。 荒ぶる旋風でミホノブルボンのサポートも。

クリオグリは回復スキルが好位追走(順位指定~5位)なのがアレですが、逃げが多くて前が伸びるとどっちにしろクリオグリは届かないので前が少ない時の保険と割り切り。
 
逃げが多い→ミホノブルボン、アイネスで隊列を伸ばして勝つ
差し、追い込みが多い→保険のクリオグリが通せる
 
という感じ。
ほとんど育成回せてないことを考慮するとそこそこ強い個体ができたのではないかと思います。
これで実際勝てるかどうかは忙しくてルムマや練習一切回してないので分かりません。

 

 

2022/04/04

エフフォーリアの敗因を整理する

 
大阪杯が終わった。勝ったのはポタジェだ。レース前にはポタジェを評価していたのでこの勝利は嬉しい。しかしポタジェから馬券を買っていなかった。エフフォーリアが居たからだ。しかしこのレースにエフフォーリアは居なかった。キャリア史上初の惨敗である。これからの馬の将来を心配したくなるような目を覆いたくなる大敗。武史も最後ほとんど本気で追ってなかった。俺は不貞寝した。寝てる間もずっとエフフォーリアについて考えていた。
 
 
 調教
 
 レース前にはこのようなことを言っていた。(それでエフフォーリアから軸で買ってるのだから典型的な空気に流されるアホである。しかし今回ばかりは責めてくれるな!)
エフフォーリアの調教は明らかに悪かった。素人目で見ても気合乗りが足りていないのが分かる。3頭併せで全く前に出ていけない馬がG1に勝てるはずがない。普段から調教駆けしない馬ならそれでいいが、エフフォーリアは有馬記念の時は抜群の動きを見せていた。 
 
有馬記念調教
 
大阪杯調教
 
有馬の調教を見てから大阪杯の調教を見ると動きの悪さが目に分かると思う。
武史Jは天皇賞が絶好調で有馬記念が絶不調、今回はその中間ぐらいと語っていたがエフフォーリアは連戦に弱い馬でコンディション的には確かにそうなのだろう。しかしメンタリティは間違いなく過去一でドブだった。 
 

何故ここまで調教で気合が乗らなかったのか
1つはエフフォーリアは現役最強馬になってしまったという理由が挙げられる。
天皇賞(秋)時はあくまで古馬に対するチャレンジャーだった。有馬記念はその疲労があったが流れでなんとか押し込めた。そこで完勝してしまったことでエフフォーリアは誰もが認める日本最強馬になってしまった。誰だって日本最強馬を壊したくはない。ただでさえエフフォーリアは繊細な馬だ。気合乗りが足らないからと言って強い調教を付けるのは難しいだろう。
 
遠征~輸送でその間調教が出来なかったことも武史Jが敗因に挙げている。
これからエフフォーリアの敗因は遠征説、阪神苦手説などが囁かれるだろうが自分は全くそうは思わない。調教で気合を乗せられなかったこと。これが敗因の8割である。
勿論輸送でその間叩けなかったことも影響している。それは事前調教でしっかり叩ければ解決するものでエフフォーリアが輸送を苦にするタイプという説には繋がらないと思う。

エフフォーリアは太かった
地球は青かった。今回+2kg出走だった有馬記念時より更に増やして522kg、+6kg。馬の成長分とも取れるかもしれないが有馬記念から3ヶ月しか空いていない上に有馬のダメージを回復させるために回復期間を入念に取っている。単に太いだけです。
そしてこの太め仕上げ自体はおそらく陣営の狙い通りだろう。
1つは今回がエフフォーリアの初遠征ということ(新馬戦の札幌は長い期間を使って乗り込んでるのでノーカンです)。輸送で体重がガクッと落ちることを考慮すれば太めに仕上げるのは正しい判断だ。もう1つはエフフォーリアは大阪杯の後宝塚記念を見据えているということ。宝塚記念でベストの体重に持っていくためには大阪杯はやや太めに仕上げておく必要がある。全く正しい判断だが、しかし今回はその判断の結果、調教が足らずエフフォーリアに気合が乗らなかった。


エフフォーリアは走る気がなかった
地球は青かった。武史Jはレース前秘策があると言っていた。阪神競馬場は前残り。エフフォーリアはスタートも上手い。武史の必勝パターンは前目につけての先行押し切り。となれば予想できる作戦は一つだろう。レースはおそらくジャックドールがハナを取る。アフリカンゴールドも競りかけるだろうがが無理して逃げるアフリカンゴールドと無理せず逃げられるジャックドールではダッシュ力が雲泥の差である。この2頭を追走するのがおそらくレイパパレ、これだけ前に強いメンバーが前残りTBで揃うとHペースは必至で前に行った馬にはしんどい展開。そのレイパパレの後ろ、4~5番手につけて前目に有力馬を目に入れつつ4角で先団に立ちそのまま押し切る。エフフォーリアの実力ならばこのパターンで100回やって90回は勝てる。オッズは1.5倍もついていた。エフフォーリアの単勝に全ツッパだ。しかしそうはならなかった。
 
スタートこそ上手く切ったが武史がどれだけ懸命に追ってもエフフォーリアはビクともしなかった。馬に前進気勢が一切感じられなかった。
田原成貴の優しい言葉が胸に染みる。
 
 
 
 エフフォーリアが前に行かなかったことで結果としてエフフォーリアはコーナーで馬群に揉まれることになった。この馬は繊細な馬で日本ダービーも1枠1番で馬群に揉まれたことが敗北の一因になっている。直線向いてからは目も当てられない惨状でしばらくはこのレースを見返せないと思う。
 
エフフォーリアは日本最強馬になったが故に、宝塚を見据えたが故に、遠征を考慮した故に気合乗りが足らず、前に行けず、馬群に揉まれてしまった。 
 
これが今回の敗因であると結論付けたい。
鹿戸調教師がTwitterでゲート内で突進して顔が腫れる怪我があったと言っているがこれは敗因を探したいファンへのサービスのようなもので本質的な敗因ではないだろう。
また繰り返しになるが初の輸送や阪神が直接的な敗因になったとは全く思っていない。
馬体に問題がない限り自走は宝塚記念だろうが、直前調教で良い動きをしていればエフフォーリアを狙うし、今回の様な足りない調教であれば切るだろう。
エフフォーリアが次走も無事に出走して復活を遂げることを願ってやまない。 

さて、本題の桜花賞ですがナミュールとプレサージュリフトに注目します。レトカスでしたぁ。


2022/03/26

高松宮記念ほぼ全頭分析

 
  • サリオス
脚質 自在
TSP 68
距離適性 1600~2400
Cr 70
賢さ 70
コース適性 自在
備考
左回り○

寸評
馬体重540kgオーバーの巨大馬。朝日杯FS勝利。皐月賞東京優駿2着とコントレイルと共にコロナ渦のクラシック戦線を盛り上げた。
後ろから行く競馬前から行く競馬と自在にこなせるが末脚、先行力共にイマイチ物足りない感は否めない。
血統的には中距離がベストだが雄大な馬格もあり距離短縮路線へ。
脚質、コース共に戦場を選ばない自在型でそこに距離も加わる形に。

香港マイル 3着
海外での日本馬らしく初速を活かして逃げる競馬
香港3冠の最強馬ゴールデンシックスティに差され圧倒的な着差を付けられたが2着とはほとんど差がなく評価できる内容だった。

マイルチャンピオンシップ 6着
好スタートで3番手につける競馬。直線向いて見事な加速で先頭に立ったが残り100mで失速し後方組に差された。
外差しの傾向が強く前目での競馬としては十分評価できる内容

安田記念 8着
スタートやや遅れ。1枠1番で包まれる形。
直線では前が塞がって全く進路が取れず競馬になっていなかった。

皐月賞 2着
後の三冠馬コントレイルと壮絶な叩き合い。
結果は半馬身差の2着だが大外を回して安全策で進んだコントレイルと内々から進出したサリオスでは大きな差があった。
日本ダービーでも同馬のワンツーとなったが3馬身差付けられ格付けは完全に済んだ形になってしまった。

血統 父ハーツクライ×母サロミナ(Lomitas)
母サロミナはドイツオークスを制しノーザンファームに迎え入れられた名牝。
第二子のサラキア(父ディープインパクト)は高素質もイマイチ一皮剥けなかったが5歳夏場から覚醒。2連勝で迎えたG1戦線をエリザベス女王杯2着有馬記念2着とし見事な実績を残した。
サラキアはマイル~中長距離路線で結果を残し他の子供はマイル戦線で勝利を挙げている。産駒の距離適性は広そうだ。

ハーツクライ産駒といえば本格化してからの成長力が有名な中長距離砲だが最近は朝日杯FSの勝ち馬を2頭(ドウデュース、サリオス)輩出するなど2歳時のマイル戦でもタイトルを取りつつある。
ドウデュースはシアトルスルー系の影響としてサリオスが若年から活躍できたのは母サロミナの早熟系因子の影響が大きいだろう。


  • ナランフレグ
脚質 追い込み
TSP 69
距離適性 1000~1200
Cr 75
賢さ 40
コース適性 マルチ
備考
スタートは下手ではない。敢えて位置を下げている

寸評
レースでは必ず最後方まで下げて直線一気にすべてを賭ける潔い馬。
所謂スタートが下手だから仕方なく後方から行っているのではなくポンと出てもズルズル下げているからこそ驚異的な末脚が残る。

夕刊フジオーシャンS 2着
最後方から強引に外側に進路を開けぶった切り
前残りTBでありながら1頭だけ次元の違う走り。上がり33.5は2位に0.6秒の差をつけている。
コースが、展開が違えば間違いなく勝っていたという内容だった。


シルクロードS 3着
外差し環境を活かして大外強襲。上がり33.3の足で迫ったが前で粘るメイケイエールがあまりにも強かった。

タンザナイトS 1着
進路の狭い後方から中ほどを進んで差し切った。流石にここは実力が違った形。

夕刊フジ杯オパールS 2着
メンバー間では実力が違ったが最後方からで前方に進路がなく大外に出すのに時間がかかって加速に乗り切れなかった。
進路を見つけてからは次元の違う末脚を見せており展開だけ。
 
 
  • シャインガーネット
脚質 先行追い込み
TSP 65
距離適性
Cr 85
賢さ
コース適性 中京○
備考
スタート下手

寸評
父オルフェーヴル母父Gone Westで短距離路線を歩む謎の馬。
スタートが下手で追い込みの形になることが多いが差しきれるほどの末脚はなく好走パターンはスタートに成功して中位に位置取れた時に限られている。


シルクロードS 2着
外差し、前崩れ
直線向いたところではまだ進路が見つからないが外に持ち出すと一気に加速してメイケイエールに迫った

オーロC 3着
内から差しを狙った。進路には困らず加速力も十分だったがあと一歩及ばなかった。

セントウルS 6着
珍しくスタートに成功。
内々を進み直線でも進路に困らず内から良い加速力で伸びたが掲示板には届かなかった。
レースメンバーが1着レシステンシア、2着ピクシーナイト、4着ジャンダルム、5着カレンモエとG1級のメンバーが揃っていた。


  • ライトオンキュー
脚質 先行
TSP 65
距離適性
Cr 100
賢さ
コース適性 中京◎
備考
スタート○

寸評
綺麗なスタートと短距離でも先行できるダッシュ力が目を引く
Cr能力は非常に高く中京、中山、京都での良績が豊富。

京阪杯 7着
16番の大外枠。いつものように好スタートは切れずやや後ろからに。
直線では囲まれて進路を半分喪失。揉まれて非常に厳しい競馬だったがそれでも7着に持っていったのは評価できる。
古川騎手「直線で一瞬オッという感じはありました。今日は休み明けで一頭だけ58キロを背負っていた分ですね」

高松宮記念 17着 重馬場
いつもどおり見事なスタートで飛び出したが道中首を上げてかかってしまう。
このワンミスが響いたか直線向いて伸びるもののすぐにヘタり最後方へ。
重馬場での好走歴はあり惨敗の要因は馬場ではないだろう。

シルクロードS 2着
好スタートを切って先行。2番枠を活かして内枠を進み直線向いて見事な加速。
一時は完全に先頭に立ったが最後はシヴァージに差されてしまった。
枠の利があったとはいえ十分評価できる内容で中京適性の高さも伺えた。

スプリンターズS
スタートは並も良いダッシュで先行確保。
直線向いて良い位置だったが流石にメンバーレベルが高く伸び切れなかった。
中位陣はほぼ団子で着順並に実力差があったわけではない。


 
  • レイハリア
脚質 先行
TSP 65
距離適性 1200~1400
Cr 70
賢さ 60
コース適性
備考
スタート◎

寸評
スタート能力と初速のダッシュ力は非常に高く短距離でもまず間違いなく先行できる。
反面トップスピードに物足りない感は否めずTBや展開に恵まれなければ厳しいか。


京阪杯 16着
外差し馬場
好ダッシュで先行。大外枠のため最前ではなく好位置で進んだが4角から完全に失速。惨敗を喫した。
敗因は難解だがこれまでダッシュ力故に経験のなかった馬込みでのストレスが原因か。

キーンランドC 1着
抜群のスタートと好ダッシュで先行。
前目で粘り込んで4連勝を決めた。
前走共に着差はほとんどない。

葵S 1着
好スタートからのダッシュで先行。
そのまま押し切った。
 
  • サンライズオネスト
脚質 自在先行
TSP 67
距離適性 1200~1600
Cr 75
賢さ 80
コース適性
備考

寸評
母父ジャングルポケットらしい末脚を持つが左回りでの成績が悪くその適性は遺伝しなかったか。
1200mでのレースは1戦しか経験がないがカーバンクルSの末脚は見事でベストが1200の可能性も考えていきたい。

阪急杯 3着
4角好位置で直線一時は先頭に立ちかけるが抜き返された。
武豊が導いた絶好の競馬だっただけに勝ち切れなかったのは惜しい。

カーバンクルS 1着
直線で進路がなくなり加速がつかないが残り100mで驚異的な加速で差し切った。
メンバーが低レベルとはいえ抜群の内容だ。
 
 
  • レシステンシア
脚質 逃げ先行
TSP 69
距離適性 1200~1400
Cr 90
賢さ 85
コース適性 中山◎中京○
備考
スタート○

寸評
安定したスタートで前に行ける先行力が持ち味。
TSPも速くG1でも安定した成績を残しているがトップクラスの馬には勝てない典型的な善戦タイプ。
メンバーレベルが落ちればいつかG1に手が届くはずだが……。

スプリンターズS
好ダッシュで先行。4番手に付け絶好の競馬だがピクシーナイトに横綱相撲で押し切られた。
この馬の本領であるCr力と競馬の上手さが存分に発揮されたレースになったが同時にG1級の馬には勝てないという弱点も露呈した。

セントウルS 1着
スタートダッシュを決め2番手先行。
ピクシーナイトに詰め寄られるも押し切った。
このレースは後のG1馬ピクシーナイトに加えカレンモエ、ジャンダルムらなどハイレベルなメンバーが揃っていた。

ヴィクトリアマイル 6着
4角先団を見事に先行。残り200m時点で先頭に立ったがグランアレグリア他後方組に抜かれた。
レースレベルはG1とはいえど低かっただけに掲示板内を外したのは誤算だったか。

高松宮記念 2着
大外枠、常時外を回される難しい競馬に。
それでも直線で追ってクビ差2着に付けるのだから強い!
 
 
 
  • ジャンダルム
脚質 先行差し
TSP 65
距離適性1200~2000
Cr 75
賢さ 60
コース適性
備考
スタート×

寸評
陣営が先行を意識しているがスタートが下手で押して行かないと前に進まない不器用な先行馬。
末脚も備えており後ろからの競馬もできることはできる。

夕刊フジオーシャンS 1着
スタートダッシュはつかないがジリジリ押して3番手に。
中山は開催週で前が止まらないTBになっておりTBに乗って伸びていった。

シルクロードS(G3)  13着
外差し
やや出遅れたがガンガン追って2番手に。直線向いて先頭に立ったが外差し馬場でこのレースは前に行った馬には非常に厳しい展開で結果的には騎乗、作戦ミスである。
また先行して押し切ったメイケイエールとの実力差も明白になった。

スプリンターズS 11着
前残り
中団からの競馬。直線では伸びなかった。
後方からの馬には厳しいレースだった。

セントウルS 4着
大きく出遅れ後方から。
直線では上がり最速32.6の足で先行集団に1人後方から迫った。
到底賢い競馬ではないが実力の評価は高まった一戦に。



  • ロータスランド
脚質 逃げ
TSP 67
距離適性 マイル
Cr 70
賢さ 80
コース適性 東京× マルチ型
備考
重馬場○
スタート○

寸評
好スタートでの先行力がウリ。無理に逃げずに抑制できる知性があり逃げ馬ながら安定感がある。

京都牝馬S 1着
綺麗にスタート出て2番手先行。
4角で先頭に立ち力で逃げ切った。
前走からメンバーレベルが大幅に下がったこともあるが距離短縮も功を奏したか。


マイルチャンピオンシップS 12着
今回は無理に前に行かず中団先行。位置は良かったが外を回されたのと中団から伸びれる足は持ってなかったか。

富士S 10着
ポーンと飛び出して逃げたが東京で逃げるのは難しかったか。
残り200で力尽きた。
結果的には惨敗だが最後まで良い競馬をしており評価を下げる必要はないレース。

関屋記念 1着
2番手先行で押し切ってカラテを封殺。
 
 
  • キルロード
割愛 


 
  • クリノガウディー
脚質 先行
TSP 66
距離適性 1200~1600
Cr 100
賢さ 35
コース適性 中京◎
備考
左回り○

寸評
朝日杯FS2着、高松宮記念最先着(4着降着)。
数多くのレースに使われながら安定した成績は残せていないがツボにハマったときに一発がある。
中京競馬場には滅法強く多くの勝利を中京競馬場で挙げている。中京とそれ以外では全く別の馬と考えるべきだろう。

セントウルS 3着
抜群のスタートを決め先行。
直線向いてとんでもない加速を発揮。中京巧者の本領発揮だ。
1着レシステンシア、2着ピクシーナイトのG1級の馬相手でも中京なら対抗できることを示した。

安土城S 1着
直線向いてとんでもない加速を発揮。中京巧者の本領発揮だ。
2着はシルクロードS勝ち馬のシヴァージ

鞍馬S 1着
直線向いてとんでもない加速を発揮。中京巧者の本領発揮だ。
2着はナランフレグ

高松宮記念 4着(1着降着)
好スタートで3番手先行。直線で良い伸びを見せて最先着を果たしたが斜行で降着となってしまった。


  • エイティーンガール
脚質 追い込み
TSP 65
距離適性 1200
Cr 70
賢さ 30
コース適性
備考

寸評
追い込みしかできない不器用な馬。
末脚は良いが抜群の末脚という程ではない。

阪急杯 10着
前走と京阪杯と条件がほとんど同じなのにも関わらず10番人気と全く見込まれなかった。
今回も最後方から進め伸び切らなかった。
200mの距離延長も影響しただろうがTBの助けなければこの馬を伸ばすのは難しいだろう。


京阪杯 1着
この時期の阪神は極端な外差しTB
最後方からメンバー最速33.5秒の末脚で大外からぶっこ抜いた。
極端なTBの助けがあったことは考慮するべきだろう。

スプリンターズS 13着
スタートは並もズルズル下げて最後方から。
この馬が最後方から行って通用するわけもなかったが一応上がり33.4秒はメンバー2位だった。

キーンランドC 2着
外から追い込んで連対まで持っていった。
 
 
 
  • トゥラヴェスーラ
脚質 先行追い込み
TSP 67
距離適性 1200~1600
Cr 80
賢さ 70
コース適性 中京○
備考
重馬場○
スタート○

寸評
先行と追い込みの作戦が極端な馬。高松宮記念で追い込みがハマり4着に付けてからは意識的に追い込み策を取っている。
スタートはちゃんとこなせる馬で道中下げて脚を溜められる分末脚が残る。
高松宮記念での好走から重馬場も苦にはしないだろう。

阪急杯 2着
1枠1番でポンとゲートは出たが道中はズルズル下げて後方からの競馬。
最内を通ってダイアトニックを捉えにかかるが届かなかった。

京王杯スプリングカップ 2着
後方から追い込んで上がり32.5秒の末脚を発揮。
比較的前残りのレース展開の中で後方から連対に持っていった力は評価すべき。

高松宮記念 4着 重馬場
Hペースで前崩れの展開。直線でやや進路が狭くなるが後方から迫り16番人気ながら4着を確保した。
 
 
  • ダイアトニック
TSP 68
距離適性 1400
Cr 65
賢さ 90
コース適性
備考
1400巧者

寸評
1400巧者という馬は往々にして単に実力が足りておらず1200mや1600mの王道路線では力が足りない馬がほとんどである。
この馬にもそういうところはあるがそれでも1400が似合う馬だ。
良好な先行力で前目に立ってそのまま押し切る王道競馬が持ち味。


阪急杯 1着
好スタートで先行。道中押さずに4番手まで引いて足を溜めると直線で内ラチを使って伸び切った。

京都金杯 4着
中団から内々の競馬。直線では良い伸び足を見せたが残り100mで失速。
距離の長さが響いた形になった。

高松宮記念 3着 重馬場
見事なスタートで先行4番手。伸び足は良かったクリノガウディーの斜行を受け前が壁に。
この不利がなければ勝利も見えていたか。
 
 
  • ファストフォース
脚質 逃げ
TSP
距離適性
Cr 85
賢さ 55
コース適性 小倉○ 小回り○
備考
スタート△

寸評
ハナ取ってナンボも逃げ馬らしい逃げ馬。
しかしスタートは上手くなくゲート出てヨーイドンでは遅れてることの方が多い。
いつも騎手がグイグイ押し上げることで先行している。
そのダッシュ力もスタートの遅れをカバーできるほどには高くないので前に行きたい馬が多かったりレースレベルが高いと逃げるのは難しい。

夕刊フジオーシャンS(G3)
いつもどおり並のスタートで発進。グイグイ押したが先行争いには加われなかった。
コーナーからスパートをかけたが全く伸びずに敗退した。
ダッシュ力が衰えている可能性にも注視したい。

阪神C 7着
中々のスタートで発信。グイグイ押してハナを取ったが開催が進んであまりにも過酷な外差しTB。7着に入っただけでも十分な成果だろう。

京阪杯 3着
外差しTB
スタートは出たほう。ガンガンに押してハナを取った。
内の芝を使って直線ではよく伸びたが強烈な外差しTBもあり後方組に抜かれた形。
この外差し組が上位勢を独占したレースを逃げで3着に入ったのは高く評価できる。


スプリンターズS 15着
スタートは並だがグイグイ押すもG1のスピード感は違ったか7-7と先行はできず。
先行できなければこの馬はどうしようもなく惨敗を喫した。

TV西日本北九州記念 2着
スタートは並もグイグイ押してモズスーパーフレアの後ろを見る先行3番手。
直線はよく伸びて2着に入った。

CBC賞 1着
スタートはやや遅れたがグイグイ押して逃げの体勢に。
Crのキツい小倉を完璧に曲がって直線向くとグンと伸びてピクシーナイトを2着に封じた。


  • ダイメイフジ
割愛


  • メイケイエール
脚質 かかり
TSP 71
距離適性 1200~1800
Cr 85
賢さ 5
コース適性
備考
普段は真面目で賢いが
レースに出ると先頭民族になるタイプの気性難
スタートダッシュは遅い

寸評
タフネスに溢れる馬で、かかってもこの馬のスタミナはちょっとやそっとでは切れない。
しかしこのかかり癖のお陰でマイル以上の距離は怖くて使えないというジレンマを抱えている。


シルクロードS 1着
ホライゾネットや折り返し手綱といった対策を施した。
道中ではかかったもののいつものように暴走することはなく、
完全な外差し環境にも関わらず前で一頭残り完勝した。

スプリンターズS 4着
やや出遅れ。道中いつも通りかかってまくり上げ。
直線ではあまり伸びなかったが他の馬が崩れていく中でスピードは衰えず残り100mで順位を押し上げた。

チューリップ賞 1着
道中またもかかりジェットスキー状態
武豊も抑えるのを諦めていつの間にか先頭に。先頭に立つと落ち着いて押し切り同着V。
あれだけ酷いかかりかたをしても最終直線でも勢いを失っておらずこの馬のタフネスが伺える。

KBSファンタジーS 1着
後方スタートも道中完全にかかり第3コーナーで先頭集団へ
芝1400m2歳Rで勝利。



  • グレナディアガーズ
脚質 先行差し
TSP 70
距離適性 1200~1600
Cr 50
賢さ 60
コース適性 小回り△
備考
スタート○

寸評
朝日杯FSの勝ち馬。
以降は安全策で外を回すロスの多いレースが続き中々勝ちきれない日々が続いた。
スタート能力は非常に高くほとんどのレースで好スタートを決めている。
阪神Cで差す競馬を覚えたことで先行、差し問わずに動けるように。

阪神C(G2) 1着
抑える競馬で後方から。極端な外差しTBを活かし外からぶった切った。
G1クラスの馬がTBを味方につけるとここまで圧勝できるという例だが先行一辺倒ではなく我慢させる競馬を試みてきた狙いが結実したレースでもあった。

マイルチャンピオンS 13着
綺麗にスタートしたが行きたがる素振りを抑制できずに上がっていく形。
直線向いて最初は良かったがズルズル落ちてしまった。
敗因は明確でかかったことによるスタミナ切れ


京成杯オータムH 3着
1枠1番、スタートは良好だったが敢えて下げて中団からの競馬。
大外を回してロスが多いが最後は3着に詰め寄った。

NHKマイル 3着
いつも通り綺麗なスタートで先行3-2通過。
安全策で外を回した分ロスが大きくシュネルマイスター、ソングラインには及ばなかった。

中スポ賞ファルコンS 2着
先行して横綱競馬の勝ちパターンに入ったがルークズネストにアタマ差で差し返された。
直線に向いたところでスパイラルカーブにやや回されておりCrがややぎこちない。

朝日杯FS 1着
先行して先団から伸びる横綱競馬。



 
 
 
◎メイケイエール
○レシステンシア
▲サリオス
△ロータスランド
△ダイアトニック
☆クリノガウディー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2022/03/14

ぐら速記事タイトル傑作選

 
ぐら速というまとめサイトがあることを皆さんは知っているだろうか。
クソみたいな内容の声優系ゴシップや雑談を切り抜いてまとめるまとめサイトでこんなものを好んで読む人間はどうにかしていると思う。そして私はこのサイトの記事を読むのが結構好きです。
 
いや、内容自体は本当にカスのようなもので読む価値があるとは到底言えないのだが、記事のタイトルが中々良い。スケベ心を全く隠さないことを良しとする管理人の絶妙なセンスには常々感心している。

今回はそんなぐら速の記事タイトルの傑作選を纏めてみた。
 
 
 

 
果たしてカッコ内は要るのでしょうか
 
 
 

 少年漫画の主人公のような口調が良い
 
 

 ニッパーがあれば作れると思います
 
 
舞台俳優への怨嗟が伝わってくる名文
 
 
 

ぐら速読者も鬼頭明里さんの腹に興味津々






何とは言わない美学



上坂すみれさんの記事だけ毎回タイトルのテンションがおかしいです
 
 

 わかる
 
 
 

歴史に残る名文
 
 
 

 情報の流れ方が田舎コミュニティのそれ
 
 

 こちらも紛うことなき名文
 
 
 

 
 
 

 わかる
 
 
 
 










声優・伊藤美来の9thシングル「パスタ」の発売を記念して、期間限定でTSUTAYAの店長に就任することが決定した。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 声優オタクの脳内では定期的にW杯が開催されるので世代の陣容は深刻な問題です。
 

 
だからなんなんだよ



なんなんだよ





ここまで己の欲望に実直な人間がいるだろうか
 
 







わかる