2026/03/28

ジュリアちゃんを可愛く描くためのメソッド

 
1.ジュリアちゃんをというタイトルですがミリオンライブのキャラ全てに応用できる考え方だと思っています。
2.前座が長い上にまあまあミリオンライブのデザインに対してキワいことを言ってるので注意してください
3.自分はキャラクテャーの顔にしか興味がないので顔の話しかしません。正確には「ジュリアちゃんの顔を可愛く描くメソッド」というのが正しい。



以下前座 
皆さんミリオンライブの絵を描いていますか。この記事を開いたということは描いてる人、あるいは何かしらの興味がある方だと信じています。
描いていない方は描いてください。 
 
 
単刀直入に申し上げますと、ミリオンライブのキャラクターを良い感じに描くのは非常に難しいです。 
例えば、同じ画力の人が「ブルーアーカイブの絵」「ウマ娘の絵」「ミリオンライブの絵」を描いた場合、全て同じぐらいの完成度だとしてもその絵の出来栄えは
ブルーアーカイブ=ウマ娘>>>>ミリオンライブ
 
になります。
いやいや、別にそんなことはないだろと言う方もおらっしゃるかもしれません。
超絶画力の持ち主や独特の画風を確立しているスゴい人など、勿論例外は数多くあります。このアレは多くの凡百の特に強みを確立していない絵師の話だと思って飲み込んでいただきたい。
 
 
何故こうなるのか、それはひとえに「デザイン」の問題です。
俺達は日頃「どう描くか」ばかりに意識を取られているのですが、絵で最も重要なのは「何を描くか」です。 
 
 
ミリオンライブのデザインの課題
  1. 古い 
  2. アニメ仕様にデザインが簡略化されている
 
13年前のゲームですからまず大本のデザインが相当老朽化してしまっています。
 
13年前のゲーム

令和最新モデル

これは学園アイドルマスターとの比較ですが、髪の入れ方、目の処理、塗りなど全ての面において「古さ」が出てしまっています。
 
高い技術を持って絵が描ける人は左のデザインでも最新っぽくチューンすることで素晴らしい絵が描けますが、初心者~中級者の場合はそうはいきません。
 
学園アイドルマスターの絵を描いてる人は右の最新の絵を参考にして描くので、資料を集めてきっちり描けばそれだけで現代でも通用するものが描けますが、ミリオンライブの絵を描く人は左の絵を資料にしてしまいがちで、その場合どうしても「教科書が古い」ということになってしまうのです。私の知る限り宇宙船地球号の人口は60億人でした。
 
 
2024年登場
                     2016年登場


 そしてデザインの進化はZZガンダムに出てくるMSのように恐竜的進化を遂げているので、同じウマ娘のデザインでもこれだけの差が生まれます。
そして、魅力的に描きやすいデザインは間違いなく新しい方です。 
一応言っておくとどちらが良い、悪いという話ではなく、「古いデザインを現代のSNSで映えさせるように描くのはめちゃくちゃ難しい」ということです。 
 
 
 
もう一つ。
ミリオンライブは元よりアニメルックデザインでアニメの絵をカードにするという構想のもと始まったコンテンツなので、大本のデザインがアニメっぽくなるようにかなり簡略化されています。
 
超可愛いけど…
 
 このアニメっぽい絵柄を可愛く描くにはアニメータークラスのスーパー画力か、もしくは絵柄を転換して大胆なイラストルックに変更する必要があります。
つまり、ヒッ、繰り返してすいません(?)、描くのがめちゃくちゃ難しいということです。 
 
最新のソーシャルゲームのキャラクターは装飾がゴテゴテしていたり、信じられない描き込みがあります。
描く分には手間ですが、そういう手間はやればやるほど絵が良く見えるようになります。
逆に簡略化されたアニメルックのデザインは手を加えるポイントが少なく、見栄えさせるのが本当に難しいんです。
アニメで動かすことを一切想定していない最新ソシャゲキャラ

 
実際の運用 
ではミリオンライブが何もせずにいるのかというとそんなことはありません。
まず、ミリオンライブの絵柄には大きく分けて6種類の系統があります。それぞれが時代に適合すべく、大本のデザインが古いなりに最善を尽くしていることが分かります。
 
1.グリマス時代の絵柄
 
 
 アニメーターが描いたミリオンライブ原初の絵柄です。
もっと言うとこれも前期と後期で絵柄が違いますがそれはまあ割愛。
めちゃくちゃ可愛いけれど、ディテールが少なくて描くのが難しいです。
 
 
2.3Dモデル

 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
グリマスからミリシタに移行するにあたって全員分の3Dモデルが作成されました。
これがグリマスのアニメルックを見事に3Dに落とし込んだ出色の出来。
ただまあ、3D自体はもう10年近く前のものですし、なんだかんだ3Dなのでこれを参考にして絵を描くと色々破綻します。装飾のディテールも相当削られていて参考にするには心許ない。
 
3.SSRイラスト
 
 
 
 ミリシタにあたって新設されたSSRという概念のイラスト。
これまでのミリオンライブのアニメルックとは一線を画するイラストルックのビジュアルが採用されており、「古くて懐かしくて安心できる」ビジュアルだったミリオンライブで唯一「新しく斬新で刺激的」なビジュアルを追求しています。 
ゲームの稼ぎ頭ということもあり工数も段違い。
基本的にイラストを描く上ではこのSSRイラストを参考にすればいいのですが、 
何故かあまりやってる人がいません。 
 
ミリオンライブが好きな人はアニメルックデザインが好きな人が多いので、あんまりビカビカしたSSRイラストが刺さってないんじゃないかという気がします。僕もその1人です。
 
 
 4.ミリシタのSRイラスト
 
 グリマス時代のSRイラストとミリシタのSSRを足して2で割ったような感じ。
特に申し上げることはありません。
 
 
 
5.周年などの立ち絵
 
 
 
その他諸々と言い換えてもいいかも。これはかなり好きな人多いんじゃないかという気がします。
工数が抑えられていてグリマス風味がありますね。それでいて投入されているイラスト技術は最新のもの。
参考にしてる人も多いんじゃないかと思います。 
 
 
6. ミリアニの3Dモデル

 ミリアニ用に描き起こされた3Dモデル。
大本のデザインがアニメ用にディテールが簡略化されたアニメルックなのにアニメは3Dってなんやねんという感じではありますがこれもまあ良く出来ています。
丸っこいぷに感が特徴のミリシタの3Dと比べるとややキリッとスパッとしている印象。 
何より古さが否めないミリオンライブのデザインを近代化改修して現代的にしています。 
 
ちなみにこのデザインを参考にしてる人はほとんど見ません。
デカパイエミリー 
 
 
よーやく本題…
 
ミリオンライブの絵を描く人の多くは 
 
1.グリマス時代の絵柄 2.3Dモデル 5.周年などの立ち絵
 
この3つを参考や資料にしていることが多いと思います。
これを思い切って
 
3.SSRイラスト 5.周年などの立ち絵 6. ミリアニの3Dモデル
 
にしてみよう。というのがこの記事の趣旨になります。
要するに「新しい方の絵を参考資料にしよう!」ということです。
 
その上で、古くなっていてアニメルックでディテールが少ない元のデザインにも積極的に手を入れてディテールを足せば、最新ソシャゲのキャラクターにも勝てる……とはいきませんが、ジムをジムⅢにするぐらいの近代化改修は出来るはずです。
みんなでブルーアーカイブを倒そう(笑) 
 
 
以下実例 
 
 

 ジュリアちゃんのラフ。可愛いんだけどなーんか違う気がします。
これを描いてる途中にこの記事を書くことを思いついたので、この記事を書きながらリアルタイムでこの絵を近代化改修していこうと思います。

 
 前髪
原作

ジュリアちゃんの前髪は目と目の間に大きな房があって、左右サイドにそれぞれ髪が流れるというオーソドックスなアニメキャラのスタイルです。
ただ、これは現代では少し古くなっています。
現代のこのタイプの髪型は大きく2つに分岐していて、
  1. 前髪で埋まる面積を大きくとって、髪と髪の間の余白を狭くしている
  2. 髪の毛先の束を細かく表現してディテールを上げる 
です。勿論複合もあります。
実際にミリシタのSSRでも「前髪の面積を増やして余白を狭くする」「毛先を細かく表現する」選択が取られています。
 
毛先を細かくしている
余白を狭くする
 

なので、それらの表現を取り入れることが大事。
分かりやすいアレとして、手っ取り早くミリシタのSSRを参考に毛先を細かくして前髪の面積を増やしましょう! それが一番早いです。
やりすぎるとクドくなるのでそこだけ注意。 
 
 
もみあげ
昔はもみあげが短いイラストも多かったですが、近年のイラストの多くではもみあげが伸びています。
実際もみあげを伸ばして顔にかけて小顔に見せるのが今風のトレンドなので、むしろというか更にガンガン伸ばして小顔効果を狙いましょう。
 
 
ジュリアちゃんのもみあげの構造で最もよく見られるのがこの上下にパックリ分かれた二先構造。


ただこれは正直古さが出てしまう描き方であり、実際公式の最新イラストではあまり採用されなくなっています。
 
 

 今の公式イラストに多く見られる形状はコレ。
先端は二口で、後ろの方の分岐が下に伸びるような感じですね。エタハモイラストはそこから更に枝が生えてる珍しい形状。
 
 
 

 
SSRは更に分岐が細かくなりますね。今回はSSRを軸に詰めていきましょう。
まず、顔に顔をかける都合上、もみあげが小さいとバランスが悪くなってしまいます。
横に大きくもみあげを増量していきたい。
 
 
後ろ髪
原作
 
首筋に髪がかかりながら釣り針の返しみたいになってるイマイチよくわかんない構造の後ろ髪。
描くだけならそこまで難しくないので、公式を参考に毛先を適度に分岐させながら描いていきましょう。
ここでのポイントは「大きさ」です。
ざっくり大きくふんわり描くと女の子らしい印象、小さくシュッと描くとイケメンっぽい印象になります。
好みで変えましょう。ジュリアちゃんの後ろ髪は結構可変なので目指す絵の印象に合わせてガンガン可変させても大丈夫です。 
 
 
アホ毛
しっかりとした印象の絵だと小さく描いて、ゆるい感じの絵だと大きく描くとそれっぽい。
以上
 
基本的にアホ毛はどう描いても絵の仕上がりを大きく左右することはないです。
 
 
装飾をつけよう!
ハッキリ言います。ジュリアちゃんのデザインでは令和のオタクコンテンツ戦線を戦うことは出来ません。古い上にアニメルックのデザインなのでディテールが少なくて、一枚絵で映えることがどうしても困難です。
ただ泣き言を言っても仕方ない。
 
元のデザインが古くなっているなら、装備品を更新すればいいんです。
ジュリアちゃんはロックマンだったんだね。 
 
 

 ミリシタのSSRイラストを見てもらえば分かりますがジュリアちゃんのイラストには(というか大抵のキャラには)髪飾りなどの装飾品が付いています。
ジュリアちゃんの場合は首飾りやチョーカーも多いですね。
 
公式の超うまイラストレーターが見栄えをさせるために装飾品を付けているのに、我々のような小童の素人が装飾品を付けないのは怠慢になります。
大谷翔平がやってるんだから我々もやりましょう。
 
勿論日常を切り取ったワンシーンや漫画なんかではそんな無理に装飾品付ける必要なんかないですが、見栄えさせたい1枚絵の場合は必須です。特にミリオンライブのようなディテールの少ないデザインの二次創作の場合は。
 
私はヘアピンを付けることが多いですが、リボン、チョーカー、ネックレス、イヤリング、メガネ……ありとあらゆる可能性を排除せずに盛り込んでいきましょう。
公式がどんな装飾品を付けているのかを研究するのも大事です。公式の絵を見るとあの手この手で装飾品を付けていることが分かると思います。
ジュリアちゃんは元のディテールが少ないので、盛りすぎということは中々ないと思います。ゲームの装備品のように付けられるだけ付けるぐらいで丁度いいのではないかと。
 
 
途中経過
  
以上の点を踏まえながら改造を施しました。 
ヘッドドレス、リボン、ヘアピン、チョーカー、イヤリング……。ありとあらゆる装飾品が付いている。ジュリアちゃんに限って言えば付けすぎるということはない。
 

絵柄次第なのでなんとも言えない……。。
ここは個性そのものなのでメソッド化できるようなものでもないのですが、1つ言えるのは公式のSRイラストや3Dモデルを参考にするのはオススメしません。
理由は何度も言ってますが古くてディテールが少ないからです。
参考にする場合はSSRイラストやミリオンの絵を描いてる神絵師を参考にしましょう。
ちなみに私の目はKOI先生のパクリです。 
 
ディテールの少ない目
ディテールの多いSSRの目

 目は描き込めば描き込むほどパッと見のクオリティーが上がるので、ここを簡素なディテールの少ない目に寄せた場合は相当他の部分の画力が高くないと絵として成立させることが難しくなります。
あなたがウルトラゴッド神絵師でない限り、基本的に目は描き込んだ方がいいです。 
 
 
 
 
目の形
構造的な話ではジュリアちゃんはタレ目なんですが、カッコ良さを出したい場合はまつげを強調するのがオススメです。タレ目も控えめに。
逆にウン!と可愛くさせたい場合はガッツリタレ目にしましょう。目を大きくするとドンドン可愛くなりますが、一定ラインを超えると一気にバランスが崩れて絵が崩壊するので気をつけながら。
初心者のほとんどは目が大き過ぎて絵のバランスが崩れてるので、目を大きく描きがちな自覚がある人は自分が思ってる2段階目を小さくしましょう。僕は3段階ぐらい小さくしてます。それでもデカいっす。
 
 
目の形をキレ長にすると今風に、まんまるにすると原作に寄ります。
ここはお好みで。オシャレな絵をやりたいならキレ長に近付けるのはマストです。
ぼくはオシャレに出来ないのでいつもまんまるです。 
 
キレ長寄り

 
まんまる寄り
 
 
あとこれはジュリアちゃんに限った話ではなく目を描く上での一般論ですが、目は左右対称を意識するよりも意図的に片方のバランスを崩した方が結果的にバランスが整って左右反転しても違和感にならなくなることが多いです。
 
どうやって崩すかは慣れとセンスとしか言いようがないので(自分も出来ているとは言い難い)なんとも言えませんが、とにかく左右反転して目に違和感がある場合は暗中模索でも直し続けてみてください。そこを放置して作業を進めると大体とんでもないことになります。
逆に目さえ良く描けていれば、萌え絵においては多少の粗やミスなんてどうでもよくなるので失敗作やボツになる可能性はほとんどなくなります。
 
ここで苦労しておけば後がグッと楽になるのでとにかく目は必死のパッチの精神で取り組みましょう。 
 
 
 
 
口は難しいよぉ!?
基本的の絵の感情とか表情がここで全部決まるので、最後まで試行錯誤するポイントです。
同じ口の形でも配置によって感情や印象が変わったりします。
しかしご安心ください。ジュリアちゃんはそこまで表情にバリエーションがあるタイプではないので、大雑把に6種類の口に分類することが出来ます。テンプレートを用意しました。
 

 基本的にこれの応用と変形でほとんどの表情を網羅できます。
公式のジュリアちゃんのカードの表情の9割はコレです。抑えておきましょう。 
あとはこれをパズルのように当てはめればいいだけ。
もっと攻めた表情をやる時も、このテンプレートを起点にして考えていけば大きく迷うことはなくなりますし、この表にない口を入れれば「いつもと違う表情」を作ることができます。
 
位置に関しては諸説あるのでこれが正解というのはないんですが、お絵かき初心者は(ぼくもだ!)基本的に口の位置が下過ぎることが多いように思えるので「自分が思ってるより2つ上」ぐらいの感覚で自分はやってます。
 
 
 
眉毛
今は線画を描いてその中に眉毛の色を置くのが今風というかほとんどの絵がそうなんですが、僕は古典的な線を一本だけ引いてそれを眉毛とする派閥なので特に言えることはありません……。
 
 
おっぱい
Jカップまでならギリギリ盛ってもいいとされている 
 
 
髪で遊べ!
また髪の話に戻ります。ジュリアちゃんの髪は長くないので髪をたなびかせて動きを出したり絵の余白を埋めたりというのが難しいです。原作に準拠しようとすると、なんかカチカチの剛毛みたいになっちゃいます。これは見栄えがしません。
これをどうするのかというと、もう原作なんか無視して無茶苦茶やっちゃいましょう。
なんかもう、ここに髪があったら良いのにな……と思う場所には髪を生やしちゃいましょう。都合によって髪を短くしたり長くしたりしましょう。
それぐらいの融通は公式イラストもやってますから、むしろカッチリした髪にすればするほど原作から遠ざかっていきます。
 
初代監督が無茶苦茶冒険したアニメがウケてシリーズが長期化したものの、中心スタッフから初期のメンバーが抜けた頃には後釜の監督は既に定着したイメージを守ることが第一になって初期にウケてた「無茶苦茶」「冒険」が出来なくなって既存ファンが追いかけるだけで尻すぼみになっていく長期シリーズのギャグアニメのような絵を描いてもしょうがないです。
 
二次創作は「公式に寄せる」「そのキャラが誰かひと目で分かるようにする」という意識が重要ですが、髪に関しては原作を守ろうとすればするほど、髪が固くなって冒険出来なくなって原作から離れてしまう。という問題があります。長期シリーズのギャグアニメと同じです。
 
髪に関しては冒険することが大事です。
基本的にはSSRイラストを参考にするのですが、「SSRイラストがどうやって冒険しているか」も含めて参考にしましょう。
 
冒険してるSSRイラスト

 
なんなら「ディテールを足す」ためならSSRイラストとか資料なんてガン無視したっていい。ジュリアちゃんは(もといミリオンライブのキャラは)とにかくディテールが足りてないので、足す分にはどれだけ足しても足しすぎということはないです。
実際↑のSSRイラストは髪とか塗りとか装飾品を使ってとにかく顔周りの情報量を増やしてることが分かると思います。 
ヒッ、繰り返してすいません(?)
足す分にはどれだけ足しても足しすぎということはないです。
 
 
 
 
存在しないおさげとか生やしちゃおう! 
 
とちゅけい(途中経過)

 
 
二次創作は基本的に自由。
見栄え>>>>設定
 
 
 
補足
これメイドジュリアちゃんの絵だったんですが、ラフ作って11thに行ったらライブ衣装が良かったのでライブ衣装絵にそのまま転用しました。
完成するまで描いてる本人にもどんな絵になるか分からない流れ星超一郎先生理論で絵を描いています。
存在しないおさげというかもみあげみたいなのが生えてるのは寺川愛美ちゃんの髪型がそんな感じだったからです。 
 
 
 
 
 
嘘です生やしたかっただけです
 
 
 
 
 
塗り
人次第、絵柄次第としか言いようがないのですが自分がやってる塗りを一応解説します。 

先に言っておきますが私の塗りは相当しょぼい上にやる気もないので参考になりません。ジュリアちゃんを描く上でのポイントだけ解説します。
 
 
目の色
 
深い青だったり薄い紫だったり緑だったり(緑ィ!?)マチマチなので気分というか、絵に合わせて色を変えればいいと思います。
僕はよく原作を無視して水色で塗ってます。カラーバー的には深い、カッコいい系統の絵には紫に近い青、明るい、カワイイ系統の絵には水色に近い青がまあ雰囲気が合うと思いますが、ぶっちゃけ別にどっちでもいいです。
基本的に目の色が絵の出来を大きく左右することはありません。
 
 
目のハイライトと塗り
SRのハイライト
SSRのハイライト

 ミリオンライブの目のハイライトは基本的に上部に大きいメインハイライトが1つ、そこに小さいサブハイライトがポツンと置かれる形が基本形です。
SSRはここに更に、目の両端に小さいハイライトが設置されます。
ハイライトと言っていいのか分かんないですが目の虹彩(?)にカラフルな色が散りばめられてるのも特徴ですね。
 
なので斜め上のあたりにメインハイライトをドカンと乗せればそれだけでミリオンライブっぽいハイライトになるのですが、このハイライトの置き方は長年アニメ塗りのスタンダードであり続けたがために場合によっては「古さ」になりかねないです(安心感とも言い換えられる)
 
最近の流行りは小さいハイライトを点在させたり、真ん中上部にハイライトをポツンと置いたり、ハイライトを置かなかったり、描き込みまくってもうなんか滅茶苦茶にしたりとかでしょうか。 
 
最近の流行り 
 
これはもう人の好みとしか言いようがないので好きにやれって感じなんですが
原作に寄せると古くなり
最近の流行りに寄せると原作から離れてしまう
というバランス関係だけは理解しておいた方がいいと思います。
 
これが最新のコンテンツだったら「原作に寄せる」「流行りに寄せる」を自然に両立できるのでやりやすいんですよね。
ミリオンライブの場合でもSSRイラストを参考に描けば原作寄せと流行りをある程度両立できますが、やってる人をほとんど見ません。 

 
ちなみに私もやってません 
 
 
公式の塗りをファンアートの多くが導入していない謎のコンテンツ、アイドルマスターミリオンライブ。 
 
もっとみんなやればいいのにな…… 
 
 
 
途中経過

今回の絵はアートだの芸術だのみたいな感じの絵なので目の色はいつも使わない彩度高めの濃い青色に
 
私は真ん中横にメインハイライト、下部横にサブハイライトが陰キャ感が出て好きです。
今回はお目々クリクリ感を出すために上にもサブハイライトを追加している。 
 
 
髪の色
 
超重要ポイント。この色味次第で絵の印象が全部決まります。
ここまでどんなに良い流れで来ててもここをミスると全部台無しです(10敗)
真剣かつ慎重にいきましょう。 
 
 
修正前と修正後
 
 ジュリアちゃんの髪の色は最初期はシャアザクみたいな焦げ茶に近い赤でしたが、グリマスが進むにつれて徐々に明るい赤に近づいていき、ミリシタでは完全に赤になりました。
更に年々明るくカラフルになっていってる気がします。 
 
ジュリアに限らずみんな彩度が上がってる傾向にある
 
 
グリマス当時のファンアートはジュリアちゃんの髪が焦げ茶に寄せて描かれていたり、グリマスから描いてる人は今でもジュリアちゃんの髪の色を焦げ茶に寄せて描く人もいて面白いですよね。
 
ちなみにアニメ版はオレンジに寄ってます
 
おまんじゅうジュリアちゃん
 
 
 あとは好みの色を選択すればいい……というわけにもいかず、同じ赤色でも無限にバリエーションが生まれるので色をスポイトで取ってコピーしても全然良くならず、その絵に合う色を試行錯誤して探す必要があります。
 
これに関しては自分も全然言語化出来てないので、調整しながら良い感じに頑張ろうとしか言えません。
みんなですたぷらのこえくんを倒そう(笑)
 
 
 
 
 髪のハイライト
 ダブルスープ方式ハイライト       米粒ハイライト
 
 
 ミリオンライブの髪のハイライトはほぼ全て米粒みたいな形状のハイライトが髪の前面部分に満遍なく散らされる形。
SSRではハイライトは非常に細く、小さくなり、ハイライト自体も極端に薄くなります。
その代わり影や反射光でディテールを出している。
 
最近流行りの絵柄はほとんど主張しないハイライトが専らなのでハイライトたくさん入れたい身としては寂しい限りです。
例によって絵柄に合わせて好きにすればいいと思いますが、SRの絵のように米粒みたいなシンプルな形のハイライトを入れるのは古臭く見えがちなので、形状を工夫するとか、髪にハイライトの形を沿わされるとか単調にならない工夫はあって良い。
髪のハイライトはちょっと頑張れば一気に絵の工数が上がったように見えるので頑張りのコスパが良いです。
ちなみに私はあんまり頑張ってません。なんか苦手で……
 
髪の影
俺に聞くな! 知らん!
でもエアブラシ塗りだけはやめよう! とだけ。
アニメ塗りなら影はペンでディテールを作った方が絶対良いです。
 
 
髪の情報量を増やす小テク集
 
前髪の先端の部分に影をつける
こういうやつ
 
理由はよくわからないがなんか髪にディテールがついて良い感じになる。
髪を球体に沿わせて考えた時に下側に影が落ちるよね、それを描くと立体感が出るよねって感じなんでしょうか。 
 
 
後ろ髪の部分に水色や淡い色のブワーをかける 

ima先生のskeb。GOD 

 
 今や大体の絵でやられてる処理。
最近は後ろ髪だけ完全に水色になってる絵も多いです。
とりあえずやっておくと理由はよくわからないが髪と空間の空き感みたいなのが出る。
 
 
髪の毛の先端の方の色を濃くする
これはブルアカのスバル
 
理由はよくわからないが髪の下側の部分の色を濃くしたり重くするとなんだか良い感じになる。
理由はよくわからないが何か絵が物足りない時にやろう。
 
 
 
顔周りの髪に肌色みたいな明るい色を置く
ウマ娘のシュヴァルグラン

大体の絵で導入されている処理。
理由はよく分からないがなんか顔まわりが持ち上がって良い感じになる。
髪のディテール増加の効果もあり、複合的に絵の見栄えが良くなる。 
 
 
 
おくれ毛 
この百合子すき

 なんか良い感じになるのでドシドシやろう。
やりすぎると寝癖みたいになるけど寝癖みたいな髪が一番可愛いという説があります。
 
 
 
 
 
 
ここまで情報量を増やす小テクを紹介してきましたがヒッ、繰り返してすいません(?)
ミリオンライブのデザインは情報量が少ないので、 ディテールを足す分には足しすぎるということはありません。
 
 
とここまで言ってきましたが嘘です
塗りに関してはやりすぎるとゴチャついてクドくなるのであんまりやりすぎないようにしてください。
ディテールと違い、塗りは工数を増やすと逆に絵の印象が悪化することがあります。
今挙げた小テクは全部やらない方が良いケースがあります。
例えばブルーアーカイブなどはディテールは多いですが、塗りの情報量は驚くほど少ないですよね。
デザインのディテールは基本的に多ければ良いですが、塗りの情報量は多ければいいというものではありません。 
それは自分で考えて取捨選択するしかないのですが、やればやるほど良くなるわけではないというのが塗りの難しいところですな。 
 
 
髪の塗り終了

 
私は以上の小細工…テクニックを全部投入して髪を塗りました。
自分の絵は線画力が低くて構図とポーズが平坦だから顔周りを塗り込んでディテールを増やさないと絵面が保たないんですよね……。
最小限の塗りで良い感じにする人は本当にすごい。 
 
 
完成 

服の塗りはやる気がない上に適当に塗っただけなので割愛。 
これにて完成です。 
原作の絵柄からはかけ離れていますが、デザイン部分にアップトゥデイトを加えることで最新コンテンツにも対抗できる近代化改修を施しました。
 
 
新しくした分、グリマスっぽい絵柄からは遠ざかってしまうのですが、何度も言うようにミリオンライブのアニメルック風のデザインは魅力的に描くのがとても難しい(アニメーター級の実力が要求される)ので、グリマス時代の絵ではなく、SSRのカードや最新のイラストを研究して新しい要素を取り入れていく方が良い絵を作りやすいと思います。
 
以上が私がジュリアちゃんの絵を3年間研究してきた成果です。
何か参考になる点が1個でもあればこれに勝る喜びはありません。
それでは皆さんごきげんよう。