2019/12/14

お嬢様会話の初出は何なのか?



皆さまごきげんよう。レトカスです。
本当の名前はレトルトテイまーというHNですがこれを書くとTwitter社に凍結されるリスクが高まるので迂闊に名前を戻せません。
それはそうと人をカス呼ばわりするのはよくないですよ。



話は変わりますが皆さんはお嬢様会話というものをご存知でしょうか?
おそらくちょっと本気でインターネットをやっていたら一度は見かける機会があると思います。
オタク同士がおよそ現実にはあまり実在しない浮世離れしたフィクションのお嬢様の口調を真似て会話するという安土桃山の時代より伝わるインターネットしぐさです。

あまりに雑なお嬢様語と雑なお嬢様という存在の認識、時折レスから滲み出る底辺臭などが笑いを誘います。
そもそもお嬢様語ってなんなんだというツッコミは堪えましょう。


主に2ch上で繰り広げられることが多かったこのお嬢様会話ですが、最近はゲーミングお嬢様という謎の漫画の謎の流行によりTwitter上の謎の界隈でにわかに謎のブームを見せています。

ゲーミングお嬢様1話。面白かったり面白くなかったりする



お嬢様「ヤバいですわ・・・ヤバイですわ・・・」

お嬢様スレの一例。お嬢様とレズの関係性について言及されている

お嬢様「牛丼?食べたことありませんわ」主人公「食べてみな」ニチャア

新型のお嬢様スレはなろう主人公が関わるケースも多い。お嬢様と牛丼の親和性にも注目。



とこのように細々と長年ネットに根付き、最近ブームに火が付きつつあるお嬢様会話ですが、その初出、元ネタは一体何なのか?
唐突に気になったので調べてみました。


勘違いしてる人もいるかもしれませんが、なんJがお嬢様会話の発祥というのは勿論間違いです。
それ以前にもお嬢様会話スレは存在していました。

ここで私が思い浮かべたのは「ゆりあき」の存在です。

ゆりあきについては中々のハイコンテクストな存在なのでWikipediaの記事に丸投げします。ここ読めば分かります。
要するにお嬢様言葉で会話することが暗黙のルールになっている板です。 
毎日その日の誕生花と花言葉でスレを立て続ける偉人が居ます。


この板が生まれた日を確認することは出来なかったのですが、2004年に生まれたらしき話をどこかで見た覚えがあります。
2004年3月にはマリみての二次創作ゲームの画像が確認できるので、2004年の1~2月でしょうか。


しかしふたばはログが残らない関係上これ以上綿密な調査は不可能。
というわけで今度は2chを我らがログ速で遡れる範囲でサーチします。



ログ速で遡れる範囲ですが、最古の「百合」とスレタイにつく2chのスレは仮面ライダー龍騎と小池百合子の話題でした。
当たり前ですがこの頃から小池百合子は有名人なんですね。






こちらは2003年7月に男性論女性論板に建てられた
女同士のやおい『百合姉妹』発売される
というスレッドから抜粋。

・百合好きの男はふたなり好きより人数が少ない
・百合好きの女の方が少ない

など今のオタク界隈からは信じられないような会話が広げられています。
2003年といえばGAも東京ミュウミュウもCCさくらもあり百合が半分ぐらいは浸透してきてるだろうと思っていたのですが、場末の認識はこのような感じだったようです。


ちなみにこの会話の内容がゴルゴ31の有名なコラ画像の展開そのままで1人で勝手に興奮してました。

ドラゴンカーセックスも10年後には一般性癖!



とまあ一部では百合を語らうスレもありつつも、基本的には百合スレッドというのは建っては百合について否定的な意見が飛び交う場でした。


その一部の百合を語らうスレの中で保存されてる中で最古のスレ
★♀百合♀レズ♀描写のあるアニメ♀ぱぁと弐★より一部抜粋。


百合とやおいについて



百合好きの苦悩



ヌクモリティ




現在ではジャンルとして地位を完全に確立したとはいえ、この時期の百合の立場というのは微妙なものでした。それこそ一般層からの理解はほとんどなかったと言えるでしょう(今はあるのか!? う~~ん)

しかし、ある時を境にこの状況が一変します。
2004年1月、百合作品の金字塔的存在である「マリア様がみてる」のアニメが放送されました。

すると一気に百合作品を語るスレッドが増加。
「マリみて」の放送を契機に「百合」という言葉が一気に伝搬しインターネット上で共用語となります。
マリア様がみてるの影響によって男性の百合愛好家が激増し百合という文化が根付いたというのは高名な話ですが、過去のスレッドを掘り返してるだけでもその勢いを肌で感じることが出来ました。
ゆり板が生まれたのもマリみての影響があることは言うに及ばないでしょう。



 さて、このマリみてブームの真っ只中に「モテない男性板」にあるスレッドが建てられます。


お嬢様言葉で会話するスレ


そう、「お嬢様言葉で会話するスレ」がついに現れました。 
※4によって1分も経たない内に終了させられていますが、結局このあと一ヶ月以上伸び続け最終的に976レスを記録する大型スレッドに。

あろうことか20年近くインターネットでネタを使い続けられ、金本知憲なども手伝いお嬢様語録として昨今謎のブームを起こすとは※4も想像できなかったことでしょう。






本文でも随所にマリみての影響で建てられたスレであることが言及されています。



22 : ('A`)[] 投稿日:04/02/12 01:52
あら、残念。私は吉野家では納豆定食しかいただかないのですわ。 牛飯ってなんかちょっとお下品で・・・ねぇ?みなさん? 
26 : ('A`)[] 投稿日:04/02/12 01:53
私はインターネットで調べて大盛りネギだくギョクに挑戦しましたわ でも食べきれなくて残してしまいましたの。 
31 : ('A`)[] 投稿日:04/02/12 01:56
あら小食ですこと。 わたくし、いつも並を2杯いただいた後、 お夜食用に並をもう1杯いただいていきますのよ。


なんとお嬢様スレが生まれて10分前後で既にお嬢様が牛丼を食すという文化が生まれていました。
お嬢様=牛丼 はいつの時代も不変ということなのでしょう。



結果
・お嬢様言葉で会話するというネット文化は2004年2月頃に生まれた
・ふたば、2chの双方ともマリみての影響を大きく受けている
・よってお嬢様=レズという認識はあながち間違いではない
・お嬢様=牛丼という認識もあながち間違いではない





PS

と締めにかかろうとしたところでほのぼの板にて、更に昔のお嬢様スレを発見(単に見落としていただけともいう)
これによって上記のお嬢様=マリみて=レズ=牛丼説は覆りました。

しかし、これより以前のほのぼの板以外でのお嬢様会話スレは発見することができず、またお嬢様会話スレ自体がマリみての放送から一気に増えるようになったことから。


2001~2003年頃にほのぼの板にてお嬢様会話スレが根付く

2004年のマリみて放送でお嬢様会話が各板に定着。

ネットのミームとして定着



という流れなんじゃないだろうか。というのが私の推測ですが
実際に歴史を見てきたわけではないので実際のところがどうなってるかは不明です。

もしお嬢様スレの成り立ちから隆盛までこの目で目撃してきたよというインターネット猛者の方がいらっしゃれば是非ご一報ください。







 ちなみに確認できる最古のスレでもお嬢様が喋ってる内容は大体現代と同じ。
歴史や伝統を重んじるお嬢様は軽々しく時代性に左右されないということなのでしょう(適当)


私もお嬢様のように世相に左右されない気高い精神性を身につけたいと思いました(適当)





オマケ


2019/10/15

ミリシタ初心者へ~ミリオンのススメ~

みんなー! もうミリシタことアイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズはプレイしたかな?
もし遊んでいない人が居たら今すぐDLして遊んでね!



さて、ここからの文章はミリシタを遊んだという前提で話します。
ミリシタはとても素晴らしいゲームですが、それ自体では単なるアイドルと交流を楽しめる音ゲーに過ぎません。
ゲームに限らず多角的なコンテンツが用意され、それらを楽しむことで徐々にコンテンツにズッポリハマっていくのがミリオンライブ(強いてはアイマス)の楽しみ方と言えるでしょう。

長ったらしい前置きは置いておいて本題に入ると、この記事ではこれを見るともっとミリシタ(ミリオンライブ!)が楽しくなるよ。ということを説明していきたいと思います。
基本的にはまだミリシタを始めてない人、ミリシタを始めたばかりで何をすればいいのか分からない人、ミリシタを遊んでるけどライブ等には行ったことがない人に向けて話していきます。


結論から言うと、最終目標はライブです。


0.ミサワの漫画を読もう



アイマスにハマった – 地獄のミサワ




この記事のオチはここです



1.ミリシタの設定を弄ってみよう



まずは簡単なやつから。ミリシタというのは先月2周年を迎えたゲームです。
リリース以来度重なる……いや本当にスゴいアップデートの数々により日夜進化を果たしています。その最たるものが設定項目ではないでしょうか。


アップデートを次々とブチこまれた結果、今やミリシタの設定項目は
えっ!? ここまで弄れていいの!?
というところまで変更できます。


色々自分好みにカスタマイズできますが、今回変更を推奨したいのは2点。




まず1つはノーツの速度。初期では100%になっていますが、これは上げた方がいいです。
初心者の人が陥りやすい勘違いの1つに
「自分はあまり上手くないんだからノーツ速度は上げない方がいいんじゃ?」
というものがあります。ぶっちゃけ私もそうでした。しかしこれは間違いです。

下手な人ほどノーツ速度は上げるべきです。


4MIXをメインで遊んでいる人は100%でも全く問題ありませんが、6MIX以降になると100%ではちょっとしんどい場面も増えてきます。
そういう人は1回騙されたと思って130%ぐらいまでスピードを上げてみましょう。最初は戸惑うかもしれませんが、譜面を叩くのがかなり楽になるはずです。
私は基本160%、難しい曲やスコアタを狙う時は180%まで上げています。200%でプレイしている方も多いですよ。
えっ、なんでノーツ速度を上げると簡単になるのかって?



 やればわかるよ!






2つ目は音声設定です。ただ1つ目の基本的にほとんどの人に合うノーツ速度を上げるという設定と比べて、こちらは個人差があるので合わないなと思ったら戻してください。でも絶対こっちの方がいいよ!

色々項目がありますが大事なのは後ろ2つ、ズバリ「歓声」「コール」です。この音量を 最大にしてください。これを最大にすることでライブ中の歓声やコールが曲を聞いててもライブ現地さながらの大音量で響いてきます。
まるで今そこでライブが行われてるかのような臨場感が味わえ、コールを覚える練習にもなる。とてもオススメの設定!

えっ? 曲はじっくり聞きたいからコールはいらない?


うるせぇ!!! 黙ってコールMAXにしろ!!!!!!

でも気持ちはとても分かります。コール慣れしてない人にとってコールや歓声なんて煩いだけ。むしろ耳障りに思うのは正常です。

でも、それでも! 騙されたと思ってコールや歓声の音量を上げてほしい!
どちらかというとMV感重視のお向かいに対して、劇場でライブを行っているという設定を重視してコール&レスポンスを数多くの曲で取り入れるミリシタ。その魂がコールにあると(勝手に)思っています。

ミリシタの譜面はアイドルの振り付けとシンクロするように非常に巧く作られていますが、それともう1つ、譜面にはコールのリズムも取り入れられているのです。
コールを味わいながら譜面を叩くことでまた新しい曲の良さを知ることができると太鼓判を押します。

うるさかったらオフにできるから(これもアップデートの賜物)、是非一度コール音量をMAXにしてみてほしい! これが私の願いです。

いやまあコールってうるさいもんなんだけどね……



2.ミリシタ塾を見よう





ミリシタ塾」はゲームアプリ「アイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズ」の解説動画です。
初めてゲームをプレイする方や、リズムゲームが苦手という方のために、
1からミリシタマスターを目指すべく、ゲームを詳しく解説していきます。
既に遊んでいただいている方にも「そうだったんだ!」という得する情報も盛りだくさんです。
講師を務めるのは大神環役の稲川英里さん、スペシャルサポーターとして青羽美咲も登場します!



ミリシタマスターって何……?



ミリシタ塾というのは公式が初心者に向けて作成したミリシタの基本を教えてくれる一連の動画シリーズです。
基本的なミリシタの遊び方からちょっとしたコツ、小ネタなどを講師の稲川英里さんがドスケベなフィギュアを侍らせながら教えてくれます!

稲川英里さんはめちゃくちゃ音ゲーが上手いので(通称稲川プロ、高校時代はアーケード音ゲーガチ勢で鳴らしておりトップクラスの腕前を持つ)、この人の言うことを聞いておけば間違いないです。

また、既にミリシタのことは知り尽くしてるぜ! という方にも一度は見てほしい動画でもあります。貴方が意外と知らないミリシタの一面がまだあるかもしれませんよ……?
あとアップデート前のUIが懐かしい


 あと単純に番組として面白い。みんな見て、ホント




ところでミリシタマスターって何……?







3.CDを買おう




ミリオンと言えば音楽、音楽と言えばミリオンです。
ミリオンライブはアイマスシリーズでも屈指の楽曲制作に力を入れてるコンテンツでもあります。その曲数は2019年夏に250曲を超えアイマスASを抜かしてアイマスシリーズで最もオリジナル曲を保有したシリーズになりました!
いやミリオンの楽曲の中にASメンバーのソロとかも入ってるけどね?
ミリオンとAS足したら逆に総曲数は500超えという考え方もできるけどね?(横暴)

1人辺り3曲以上のソロ曲を持ち、ユニット、ディオ曲なども多数存在するミリオンは楽曲において圧倒的なコンテンツ力を持ちます。
これはミリオンライブが”ライブ”の名を冠していることの証左でもあります。


しかーーし! 多いということは必ずしも良いことばかりではありません。
250曲以上もあるんだったらどのCDを買えばいいのか分からない!
という方のためにCDシリーズの説明を軽くします。軽くね。

配信派の人はミリシタで気に入った曲を楽曲情報ページから配信サイトに飛んで買えばいいと思います。



LIVE THE@TER PERFORMANCEシリーズ(LTP) 01~13 全63曲


通称LTP、ミリオン初のCDシリーズでありCDシリーズ最大曲数を誇ります。
ジャケットは今と比べると結構クセの強いものが多いです。LTP6の翼のなんかは「えっ、誰!?」ってなったし、LTP13の飛んでった風船を追いかける昴の顔はなんとも言えない味があります。この統一感のなさもミリオン初期の魅力とも言えますね。





LTPシリーズは他のシリーズとは決定的に異なる点があり、それが「劇場内でのライブ公演の顛末を1本そのままCDに収める」という試みです。
それぞれのアイドル達がそれぞれの思いやらトラブルやら掛け合いやらをしながら1人づつライブに登壇していく様を味わえる構成は今まで音楽を聞くだけだったCDへの価値観を一変させました。

CD1本に付きミリオン+ASそれぞれのソロ曲4~5曲+ユニット1曲+ドラマパートでの掛け合いと大ボリュームで収録されており。最初期のシリーズでありながら最もオススメできるシリーズと言っても過言ではありません。体感満足度ではナンバーワンですね。

しかし13本もあるのでどれを買っていいのか分からない……。
そういう方もおられると思います。



そんな方にオススメなのがジュリアが出演しているこのLTP6!!!

流星群、追憶のサンドグラスなど語り草になるほどの超弩級の名曲が揃い踏みする構成に加え、ジュリアをメインとして進行するドラマパートは必見!

今では数少ないジュリアのツッコミムーブが見れる作品でもあります。

君よくそれでツッコミキャラ名乗ってるね?




LIVE THE@TER HARMONY(LTH) 01~10 全61曲


2弾目のCDシリーズ、LTHはユニットを主体として構成されています。
LTH2なら乙女ストーム、LTH3ならクレッシェンドブルーという具合に、そのどれもがミリオンを代表する大人気ユニットです!
前述のLTPのようなドラマパートこそありませんが、ミリシタにおいてはLTHユニット全てがイベント化されているのでイベントストーリーを読みながらCDを聞くとユニットへの愛着がやかり深まることこの上なしです。


しかし10本もあるのでどれを買っていいのか分からない……。
そういう方もおられると思います。



そんな方にオススメなのがジュリアが出演しているこのLTH4!!!


このCDは本当に強いです。実は私が初めて買ったミリオンのCDでもあるのですが、そんな思い出補正を差し引いても圧倒的です。
ジュリアのプラリネを目当てに勝ったらエターナルハーモニーで完全優勝してそれぞれ4人のソロ曲に打ちのめされて千早のJust be myself!!で息を止められる。そんな強すぎるCDです。




このペースで紹介していくと記事が長くなりすぎるのでここからは簡潔にいきます。


LIVE THE@TER DREAMERS 01~06(LTD) 全26曲

3弾目となるCDシリーズ。通称LTD。
これまでのCDシリーズはソロ曲+ユニット曲という構成だったが、このシリーズは収録曲全てがデュオという中々攻めた構成になっている。
オススメはジュリアが出演しているLTD2! と言いたいが、今回に限っては流石にLTD3をオススメしたい。千早と静香のアライブファクターは反則です。



LIVE THE@TER FORWARD 01~03(LTF) 全15曲


通称LTF。星座の名前を冠したユニットが1つのCD辺り4ユニット入っておりCD3つで完結する非常にコンパクトなシリーズです。
でもそんなコンパクトさと反するように曲はアクが強かったり逆にめちゃくちゃ綺麗な曲だったりとクセも強く、CDとしてはかなりカオスな内容に仕上がっています。 
まさにミリオンライブだな!
特にLTF1は過激な曲しか入ってない死のフルコースです。NO CURRY NO LIFE、美しい言葉ですね。

個人的にはCDジャケットはこのLTFシリーズの絵柄が一番お気に入りです。



THE@TER ACTIVITIES 01~03(TA) 全4曲
THE@TER BOOST 01~03(TB) 全3曲
THE@TER CHALLENGE 01~(TC) CD未発売1曲


通称TA、TB、TC。
役、舞台の設定だけを用意して、投票数にてキャスティングを決定。
投票が決定してから楽曲とドラマCDを制作するというイカれた企画のCDです。これぞミリオンライブだな!

任侠もの、ホラー、サスペンスなどバラエティに富んだドラマCDはボリュームがかなりあり楽しめます。
さっきまでのシリアスな話がなかったかのようにCDの最後にみんなでDIAMOND DAYSを歌い出すトンチキさと妙な感動は一度は味わって貰いたい。




MILLION THE@TER GENERATION(MTG) 01~18 全31曲

ミリオンライブのメインステージがグリマスからミリシタに以降するにあたって発動されたCDシリーズ。通称MTG。マジック・ザ・ギャザリングじゃないよ。

ミリシタで新曲と共にイベントが開催されたユニットの表題曲とカップリング曲が収録されており、収録曲は1CD辺り1~2曲とかなり少ないのだが、それぞれユニットが演じる世界観で繰り広げられる大ボリュームのドラマCDが曲数の少なさを全く感じさせないほど良い。
今までのCDが曲やドラマCDがメインだったとすれば、MTGシリーズはユニットを味わうシリーズ、と言うこともできるでしょう。

特に6thライブではこのMTGをメーンに計8回公演のライブツアーが繰り広げられ、それぞれがユニットの世界観を更に拡張し、表現する素晴らしいものでした。
本当に6thは良かった……


M@STER SPARKLE 01~08(MS) 全39曲

通称MS。モビルスーツじゃないよ。ソロ曲中心のシリーズだがこのシリーズのみASは不在。
ミリオンライブのメインステージがグリマスからミリシタに以降するにあたってMTGシリーズと同時に発動された。
これまでミリオンのCDシリーズはユニット、デュオ、13人詰め、ドラマメインなど数々のバラエティに富んだ内容のCDを送り出してきたが、MSは一切奇を衒わない普通にソロ曲が入ってるだけの普通のCDシリーズ!
ミリオンが普通のことするとなんかおかしい気がしてくるのは私だけでしょうか。

ミリシタから新しく入ってきたPに対して、あんまり変なことするのもなぁという良心が働いた結果かもしれません。
最もここで変なことされてもMTGシリーズと同時進行のシリーズなので胃もたれすること受け合い。なのでこの形が正解と言えるでしょう。

収録されているソロ曲はこれまでの進化を踏まえつつミリシタからの新規のことも考えて原点に立ち返った曲が多い印象です。
翼のBelieve my change!での進化を踏まえてからのロケットスター☆なんかはその最たる例かもしれません。


MILLION THE@TER WAVE(MTW) 01~03(継続中) CD発売済7曲

通称MTW。最近シリーズが始まったので私も何も分かっておらず
特に申し上げることがありません!

このジャケットすき



以上が主なCDシリーズです。
ミリオンはCDシリーズと共に歩んできたコンテンツ。ミリシタでしか曲を聞かないという人も、興味があれば是非CDに触れてみてください。
後悔はさせません。

予め過去の曲を知っておけばミリシタに曲が実装された時に
へー、この曲が来たか。なるほどね。

古参ぶることができます。




で 結局どのCDを買えばいいかって?



好きなキャラのいるCDだよ!!!!!











4.ミリラジを聞こう


ミリオンでは週に1度、木曜日の午後9時からニコニコ生放送にてラジオを配信しています。
パーソナリティは最上静香役の田所あずさ(ころあず)、春日未来役の山崎はるか(ぴょん吉)、箱崎星梨花役の麻倉もも(もちょ)の3人。

皆さん聞いてください。
このラジオ、本当にヒドいんです!!!!

6年以上もやってるのに一向にミスが減らないフザけ具合、リスナーから送られてきたメールを読んでるのにじゃれあったり邪魔したりして全然真面目に聞かないパーソナリティ共……。
そして有料会員だけが聞けるオマケの放送では本番のテンションはどこへやら。
完全にだらけきり有料会員が貢いだ金でスタッフが買ってきたちょっと良い店のお菓子や料理を食って駄弁るだけの”無”の30分が始まります。


皆さん聞いてください。
このヒドすぎるラジオ、最高なんです!!!!!!!



完全にリスナーを舐めきったパーソナリティによる完全にリスナーを舐めきったラジオ。完全にリスナーを舐めきったオマケコーナー。
どんなふざけ倒した”無”の内容でもアンケートではとても良かったの1に98%前後必ず入れる訓練されすぎたリスナー!

ミリラジのこの”良さ”をどう表現したらいいのか私もよく分かってません。
でも、ミリラジ、めちゃくちゃ良いんです。こう、脳にスーッと染み渡ってきて、シャーって溶け込む感覚。
一週間の中でミリラジを聞いてる木曜夜の時間が最も幸福だと私は断言します。
それぐらい最高のラジオなんです。もうね、最高なのよ。ホント……

ミリラジに脳をやられた人間のよく分からない感想はおいておいて、ミリシタの最新情報や今後の動向なども、新イベントのMVなんかも発表される情報拠点でもあるので特にラジオに興味がなくても、ミリシタが好きな方は視聴をオススメします。
そのウチ虜になる



あと不定期でミリシタの生放送が行われるのでそれも見よう。


5.漫画を読もう



ミリオンには実は結構な数のコミックシリーズがあります。
グリマスゲーム内に掲載されていたみりおんコミックシアター(作者 mizuki)。
4コマぱれっとにて連載されたミリオンライブ! バックステージ(作者 mizuki)
Febriにて連載中のシアターデイズ Brand New Song(作者 ima)
電撃マ王にて連載中の矢吹可奈、北沢志保をメインとしたミリオンライブ! Blooming Clover(作者 稲山覚也)

など。それぞれ非常にオススメです。特に現在連載中のBlooming Cloverは熱いですね。
あとはミリシタ公式アカウントがTwitter上に掲載している4コマ漫画などもありますね。


しかし、今回はそれらの漫画の話は敢えて一切しません!



今回紹介するのはこちら、ゲッサン版ミリオンライブこと

アイドルマスター ミリオンライブ!(作者 門司雪)


ミリオン界隈で「ゲッサン」という言葉が出てきたら大体この漫画を指します。雑誌の名前で作品を呼称するって冷静に考えたら凄いね。

門司雪先生のMSM(めちゃくちゃ すごい 漫画力)により紡がれるアイドルたちの可愛くて熱くて果てしない王道ストーリー!
ミリオンライブの漫画といえばコレ! と誰もが疑わない、超名作漫画です。全5巻。

ストーリーやキャラ紹介などもミリオン初心者にも非常に丁寧で馴染みやすい作りになっており、ここからミリオンに入ってもOK!です。

ゲッサン版ミリオンを読めばミリオンライブが理解る!
と言っても全く過言ではありません!!!


ミリオンライブが理解った人の例






かわいい未来ちゃん!





ジュリア……








熱い展開!!







そしてアイルへ……








6.ライブへ行こう(LVへ行こう)




本題です。これを語りたいがためにここまで書いてきました。
ミリオンライブが”ライブ”の名を冠する意味。ここまで読んでいただいた皆さんなら既に理解っておられるかた思われます。理解ってない方は今理解ってね。

敢えて強い言葉を使います。
ミリオンライブというコンテンツはライブが1つのゴールです!

ライブへ行くことで貴方の中でミリオンライブというコンテンツは1つのゴールを迎え、次からは全く新しいステージが始まります。
ライブを経験していない以前のミリオンライブと、ライブ以後のミリオンライブでは全く違う、全く見たことのない光景が広がっています。

これは私もビックリしました。ライブを経験してからミリオンライブのコンテンツに触れると、今まで散々体験して、見て、遊んで、触れたはずのゲームやキャラクター、漫画にラジオが全く違う姿になっていたのです!

ライブで価値観が変わったというのはあまり珍しい話ではないのかもしれません。
しかし、常日頃から日常で触れて遊ぶゲームというコンテンツだからこそ、ゴツーン! と価値観が一変させられた時の破壊力は凄まじいです。

ポケモン金銀で例えるならライブ以前がジョウト地方、ライブ以後がカントー地方だと思ってください。いや金銀だとカントー地方スカスカだからやっぱりHGSSでお願いします。
とにかくミリオンライブというコンテンツにおいてライブというのは凄まじい、とてつもなく大きい意味合いを持ちます。


なので是非、ミリシタで遊んではいるけどまだライブには行ったことがないという人がいれば、是非!! ライブに行ってみてほしい。
絶対に後悔はさせません。
最高の体験を約束します。






しかし、皆さんの中にはこう思っておられる方もおられるのではないでしょうか?
「ライブには行ってみたいけど、チケット取るの大変そうだし、値段高そうだし、参加するのもハードル高そう……」

そう!


ライブはチケット取るの大変だし値段は高いし参加するのも(1回目は)ハードルが高い!!!!



これは真実です。今のミリオンは高い人気と中途半端なキャパシティが災いしとてもじゃないが(運が良くないと)チケットは取れない!
ライブに行ったことがないという方はコールやペンライトのマナーなんかも気になって心配かもしれません。
仮にチケットが取れたとしても遠方から遠征するのはそれなりに負担です。

なのでミリオンに入りたての人に
ミリオンはライブが最高だから一緒にライブ行こうぜ!

と誘っても気軽に行ける状況ではない、というのが現状です。



そこで! それらの問題を全て解決するスーパーな方法があります。
それがLV(ライブビューイング)です。



LV(ライブビューイング)というのは、ライブやコンサート、スポーツなどのイベントを中継し、各都道府県の映画館でリアルタイムで上映するというものです。
ミリオンライブは全国47都道府県+海外数カ所の映画館でライブを行っており、皆さんの地元で見れないところはありません。
チケットも先行予約すれば一部の大人気映画館(東京バルト7や2日目や1日目のチケット取れなかった現地勢が行く現地最寄りの映画館など)を除けばまず100%良い席で取れます。

以下LVのメリットを説明します。

・値段が安い
基本的に料金は本会場の半額。地元の映画館で済むため遠征もしなくてよく懐に優しい。

・楽!
LVはめちゃくちゃ楽です。映画館のゆったりとしたイスで見られるので体にめちゃくちゃ優しい。まあそれでもライブだから楽しすぎてはしゃぎすぎて抜け殻みたいになりますが……。

・高画質で、大アップでライブが見れる
LVの利点はコレが一番大きいですね。
現地では最前列の席とかではない限り基本的に演者はかなり小さいです。表情とかはモニターを見ないとまず分かりませんね。
特に最後列に配置された日にゃあ豆ですよ豆! 動きが分かる程度でしか分かりません(それでも最高に楽しいのだが!!)

しかしLVでは中継。つまりライブの観たいところが高画質でアップで見られるのだ!
演者の表情や衣装の細かい部分なんかもバッチリ。
6thでは演者のカラーコンタクトも映してくれて把握できました。

現地に行った人は何も覚えてないけど、LV勢はよく把握してる。なんてのも珍しい話ではありません。
LVは現地の下位互換などではなく、現地にはない強烈な魅力を持った強い選択肢の1つです。

ライブに行ったことがない初心者の方にLVは強くオススメです。
初心者も上級者も余裕とゆとりを持ってライブを楽しむことができるLVはまさに人類が生み出した最高の発明と言えるでしょう。
私はそんなLVが大好きです。

というわけでみんな、LVへ行こう!


日程は未定ですが6thのディレイビューイング(リアルタイムではなく数ヶ月遅れで開催されるLV。見逃した人やもう1回観たい人、1回目は現地で2回目はLV派の人が行く)
の実施も決定しています。まだライブに行ったことがないという方はこちらに行ってみてはいかがでしょうか?


他にもライブの日程としては1月にミリシタ感謝祭の開催が決定しています。
前回と同じならばYou Tube、ニコニコ生放送、Twitter、ミリシタアプリ内で全編無料配信してくれるはずなのでみんなで見ましょう。



7.LVへ行こう(実践編)



さて、あなたはLVへ行くことになりました。
もう行くことになったんだよ! 決定事項だよこれは!!

LVのチケットですが全国のコンビニの端末や、e+という極悪サイトにて購入することができます。
e+はチケット争奪戦においては極悪非道の最悪のサイトですが、LVにおいては確実にチケットを用意してくれる超優良サイトなのでありがたく使いましょう。


LVのチケットは大体申込みがスタートすると先行受付を開始します。その後に一般販売が開始されます。
先行受付の時点で申し込んでおくと高確率で中央など、比較的見やすくて良い席が用意されます。(大人気映画館だとこの限りではない)
逆に一番前の席で座ってゆっくり観たいという人は当日券か申込期限ギリギリにチケットを買いましょう。(一番前の席で立つと画面を見上げることになりクビ痛めるのでみんな座って見る)

そんな人いる?


さて、ここではLV鑑賞に最低限必要なものを紹介したいと思います。
これさえ用意しておけばあとは映画館までマッパでも大丈夫です。捕まらなければ



最低限コレだけは絶対に必要という物リスト


・ペンライト



以上だ!!!!!!!!







マジでコレだけで大丈夫です。LVはペンライトが1本あれば後はどんな素人でも戦えます。
逆にペンライトを持たずにLVに行くことは推奨できません。
それはマッパで映画館に行くぐらい危険だからです。

厳密にはペンライトがなくてもLVに行きライブを楽しむことはできますが……、せっかくのライブ。後悔はしてほしくありません。
ペンライトだけでいいので絶対に用意しましょう。


一口にペンライトと言っても色々な種類があります。業界最大手の商品「キングブレード」と呼ばれる代表的なペンライトは乾電池式なので
乾電池式ペンライトの持ち込みが禁止されてるアイマスのライブでは使えません(以前乾電池のペンライトが飛んで機材が壊れたらしい。正直時代錯誤……)

が、しかし映画館には基本的にそんな細かいレギュレーションはありません。キングブレードだろうがなんだろうが、公序良俗に反しない程度に好きなペンライトを持っていきましょう。

それでも心配ならボタン電池式のMIX PENLa (ミックス ペンラ)PRO(上の画像のやつ)を買いましょう。
これはアイマスライブでは定番のペンライトで
これさえあれば現地にも持っていけるし間違いはありません。
商品名のPROはプロデューサーの略だというウワサがあります。




終わりに




何度も言ったようにライブに行くと世界観が一変します。
ここはもうキミが知るミリオンではない!!

世界観が変わってからのあなたは自由です。
何をしても構いません! これからのミリオンは、あなたたちが自由な発想で切り開いていくのです!


しかし、人は自由すぎても道を見失う生き物です。
そこで世界観が変わった世界での道を1つ提示します。



教えて last note… .ミサワの配信を聞こう




ミサ……もといアイマス大好きさんはライブ後には必ず感想配信を開いています。
この配信、なんと
良かった……
良かったね~~……
良かったーーーー……!

と、良かったを連呼するだけの配信!

どうせ良かった……って言ってるだけなんだろうなぁ……と思いながら配信を開くとミサワ先生が良かった……と言ってる様はライブ終わりで楽しみすぎて疲れた体に実家のような安心感をもたらしてくれます。

時折ミサワ先生が鋭い考察を見せたり、めっちゃ良いこと言ったりするこの配信。
アーカイブは有志の人がニコニコにアップロードしており、ライブを見てない人にも見てほしいぐらい良い配信なので是非みんなに見てほしい。

特に↑のPrincess公演配信は伊織Pとしてめちゃくちゃ良い発言をしていて、個人的にお気に入りです。



ホントのホントの終わりに



ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
計算したら1万2000字超えてるらしいです。CDシリーズの説明途中から端折らなければ2万字超えてましたね。危ない危ない。

ミリオンライブが大好きです。ミリシタが大好きです。
今回の記事はミリオン、ミリシタ初心者に向けて書きました。
が、ここまで読んでくれた方は最早ミリオン初心者などではありません!
既に立派なミリオン中級者と言っても差し支えないでしょう!

CDを聞いて漫画を読んでミリラジを聞けばもうミリオン上級者。
後はライブに行けば貴方は晴れて完璧最強のミリシタマスターです!!!


ここまで読んで頂き本当にありがとうございました!!
















ミリシタマスターって何?






2019/09/24

ミリオン6thツアーUNI-ON@IR!!!! 表彰選手発表




6thツアー公演のタイトル受賞者が、下記の通り決まりましたのでお知らせします。


6th 表彰選手 
SSA最優秀選手(MVP)
1日目 愛美(D/Zeal)
2日目 諏訪彩花(Charlotte・Charlotte)

ベストナイン
投 山崎はるか(STAR ELEMENTS)
投 愛美(D/Zeal)
投 山口立花子(夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-)
捕 中村温姫(Jelly PoP Beans)
一 小笠原早紀(りるきゃん ~3 little candy~)
二 伊藤美来(トゥインクルリズム)
三 麻倉もも(ピコピコプラネッツ)
遊 上田麗奈(閃光☆HANABI団)
外 藤井ゆきよ(夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-)
外 近藤唯(りるきゃん ~3 little candy~)
外 雨宮天(EScape)
指 諏訪彩花(Charlotte・Charlotte)

連盟特別表彰 種田梨沙(STAR ELEMENTS)

最優秀監督賞 JUNGO

仙台ラウンド1日目MVP 近藤唯(りるきゃん ~3 little candy~)
仙台ラウンド2日目MVP Machico(りるきゃん ~3 little candy~)
神戸ラウンド1日目MVP 大関英里(閃光☆HANABI団)
神戸ラウンド2日目MVP 伊藤美来(トゥインクルリズム)
福岡ラウンド1日目MVP 中村温姫(Jelly PoP Beans)
福岡ラウンド2日目MVP 斉藤佑圭(Jelly PoP Beans)

※カッコ内は所属球団


選考理由
1日目 愛美(D/Zeal)


いつも楽しく歌う愛美が今回はプレッシャーを感じていた中、ころあずの姿を見て吹っ切れ、創造は始まりの風を連れて、アライブファクターにおいてこれまでの愛美のような先頭を走って皆を連れて行くような歌ではなく、ただひたすらに前を向いて突撃していくような弾けたパフォーマンスを見せてくれた。


愛美は進化するということをプロデューサーに思い知らせた。



2日目 諏訪彩花(Charlotte・Charlotte)

ピコピコプラネッツとエスケープという発光組にフェスタ・イルミネーションを歌わせるというIQの低すぎる選曲をトリにするというイカれたセトリでありながら、トリの、最後の一言数秒だけの歌唱にも関わらず全てを持っていき、トリとしての大役を果たしてみせた圧倒的な存在感、アイドルとしての輝きを讃えたい。





本当に素晴らしいツアーでした。

ありがとう!!!!!