2022/04/04

エフフォーリアの敗因を整理する

 
大阪杯が終わった。勝ったのはポタジェだ。レース前にはポタジェを評価していたのでこの勝利は嬉しい。しかしポタジェから馬券を買っていなかった。エフフォーリアが居たからだ。しかしこのレースにエフフォーリアは居なかった。キャリア史上初の惨敗である。これからの馬の将来を心配したくなるような目を覆いたくなる大敗。武史も最後ほとんど本気で追ってなかった。俺は不貞寝した。寝てる間もずっとエフフォーリアについて考えていた。
 
 
 調教
 
 レース前にはこのようなことを言っていた。(それでエフフォーリアから軸で買ってるのだから典型的な空気に流されるアホである。しかし今回ばかりは責めてくれるな!)
エフフォーリアの調教は明らかに悪かった。素人目で見ても気合乗りが足りていないのが分かる。3頭併せで全く前に出ていけない馬がG1に勝てるはずがない。普段から調教駆けしない馬ならそれでいいが、エフフォーリアは有馬記念の時は抜群の動きを見せていた。 
 
有馬記念調教
 
大阪杯調教
 
有馬の調教を見てから大阪杯の調教を見ると動きの悪さが目に分かると思う。
武史Jは天皇賞が絶好調で有馬記念が絶不調、今回はその中間ぐらいと語っていたがエフフォーリアは連戦に弱い馬でコンディション的には確かにそうなのだろう。しかしメンタリティは間違いなく過去一でドブだった。 
 

何故ここまで調教で気合が乗らなかったのか
1つはエフフォーリアは現役最強馬になってしまったという理由が挙げられる。
天皇賞(秋)時はあくまで古馬に対するチャレンジャーだった。有馬記念はその疲労があったが流れでなんとか押し込めた。そこで完勝してしまったことでエフフォーリアは誰もが認める日本最強馬になってしまった。誰だって日本最強馬を壊したくはない。ただでさえエフフォーリアは繊細な馬だ。気合乗りが足らないからと言って強い調教を付けるのは難しいだろう。
 
遠征~輸送でその間調教が出来なかったことも武史Jが敗因に挙げている。
これからエフフォーリアの敗因は遠征説、阪神苦手説などが囁かれるだろうが自分は全くそうは思わない。調教で気合を乗せられなかったこと。これが敗因の8割である。
勿論輸送でその間叩けなかったことも影響している。それは事前調教でしっかり叩ければ解決するものでエフフォーリアが輸送を苦にするタイプという説には繋がらないと思う。

エフフォーリアは太かった
地球は青かった。今回+2kg出走だった有馬記念時より更に増やして522kg、+6kg。馬の成長分とも取れるかもしれないが有馬記念から3ヶ月しか空いていない上に有馬のダメージを回復させるために回復期間を入念に取っている。単に太いだけです。
そしてこの太め仕上げ自体はおそらく陣営の狙い通りだろう。
1つは今回がエフフォーリアの初遠征ということ(新馬戦の札幌は長い期間を使って乗り込んでるのでノーカンです)。輸送で体重がガクッと落ちることを考慮すれば太めに仕上げるのは正しい判断だ。もう1つはエフフォーリアは大阪杯の後宝塚記念を見据えているということ。宝塚記念でベストの体重に持っていくためには大阪杯はやや太めに仕上げておく必要がある。全く正しい判断だが、しかし今回はその判断の結果、調教が足らずエフフォーリアに気合が乗らなかった。


エフフォーリアは走る気がなかった
地球は青かった。武史Jはレース前秘策があると言っていた。阪神競馬場は前残り。エフフォーリアはスタートも上手い。武史の必勝パターンは前目につけての先行押し切り。となれば予想できる作戦は一つだろう。レースはおそらくジャックドールがハナを取る。アフリカンゴールドも競りかけるだろうがが無理して逃げるアフリカンゴールドと無理せず逃げられるジャックドールではダッシュ力が雲泥の差である。この2頭を追走するのがおそらくレイパパレ、これだけ前に強いメンバーが前残りTBで揃うとHペースは必至で前に行った馬にはしんどい展開。そのレイパパレの後ろ、4~5番手につけて前目に有力馬を目に入れつつ4角で先団に立ちそのまま押し切る。エフフォーリアの実力ならばこのパターンで100回やって90回は勝てる。オッズは1.5倍もついていた。エフフォーリアの単勝に全ツッパだ。しかしそうはならなかった。
 
スタートこそ上手く切ったが武史がどれだけ懸命に追ってもエフフォーリアはビクともしなかった。馬に前進気勢が一切感じられなかった。
田原成貴の優しい言葉が胸に染みる。
 
 
 
 エフフォーリアが前に行かなかったことで結果としてエフフォーリアはコーナーで馬群に揉まれることになった。この馬は繊細な馬で日本ダービーも1枠1番で馬群に揉まれたことが敗北の一因になっている。直線向いてからは目も当てられない惨状でしばらくはこのレースを見返せないと思う。
 
エフフォーリアは日本最強馬になったが故に、宝塚を見据えたが故に、遠征を考慮した故に気合乗りが足らず、前に行けず、馬群に揉まれてしまった。 
 
これが今回の敗因であると結論付けたい。
鹿戸調教師がTwitterでゲート内で突進して顔が腫れる怪我があったと言っているがこれは敗因を探したいファンへのサービスのようなもので本質的な敗因ではないだろう。
また繰り返しになるが初の輸送や阪神が直接的な敗因になったとは全く思っていない。
馬体に問題がない限り自走は宝塚記念だろうが、直前調教で良い動きをしていればエフフォーリアを狙うし、今回の様な足りない調教であれば切るだろう。
エフフォーリアが次走も無事に出走して復活を遂げることを願ってやまない。 

さて、本題の桜花賞ですがナミュールとプレサージュリフトに注目します。レトカスでしたぁ。


2022/03/26

高松宮記念ほぼ全頭分析

 
  • サリオス
脚質 自在
TSP 68
距離適性 1600~2400
Cr 70
賢さ 70
コース適性 自在
備考
左回り○

寸評
馬体重540kgオーバーの巨大馬。朝日杯FS勝利。皐月賞東京優駿2着とコントレイルと共にコロナ渦のクラシック戦線を盛り上げた。
後ろから行く競馬前から行く競馬と自在にこなせるが末脚、先行力共にイマイチ物足りない感は否めない。
血統的には中距離がベストだが雄大な馬格もあり距離短縮路線へ。
脚質、コース共に戦場を選ばない自在型でそこに距離も加わる形に。

香港マイル 3着
海外での日本馬らしく初速を活かして逃げる競馬
香港3冠の最強馬ゴールデンシックスティに差され圧倒的な着差を付けられたが2着とはほとんど差がなく評価できる内容だった。

マイルチャンピオンシップ 6着
好スタートで3番手につける競馬。直線向いて見事な加速で先頭に立ったが残り100mで失速し後方組に差された。
外差しの傾向が強く前目での競馬としては十分評価できる内容

安田記念 8着
スタートやや遅れ。1枠1番で包まれる形。
直線では前が塞がって全く進路が取れず競馬になっていなかった。

皐月賞 2着
後の三冠馬コントレイルと壮絶な叩き合い。
結果は半馬身差の2着だが大外を回して安全策で進んだコントレイルと内々から進出したサリオスでは大きな差があった。
日本ダービーでも同馬のワンツーとなったが3馬身差付けられ格付けは完全に済んだ形になってしまった。

血統 父ハーツクライ×母サロミナ(Lomitas)
母サロミナはドイツオークスを制しノーザンファームに迎え入れられた名牝。
第二子のサラキア(父ディープインパクト)は高素質もイマイチ一皮剥けなかったが5歳夏場から覚醒。2連勝で迎えたG1戦線をエリザベス女王杯2着有馬記念2着とし見事な実績を残した。
サラキアはマイル~中長距離路線で結果を残し他の子供はマイル戦線で勝利を挙げている。産駒の距離適性は広そうだ。

ハーツクライ産駒といえば本格化してからの成長力が有名な中長距離砲だが最近は朝日杯FSの勝ち馬を2頭(ドウデュース、サリオス)輩出するなど2歳時のマイル戦でもタイトルを取りつつある。
ドウデュースはシアトルスルー系の影響としてサリオスが若年から活躍できたのは母サロミナの早熟系因子の影響が大きいだろう。


  • ナランフレグ
脚質 追い込み
TSP 69
距離適性 1000~1200
Cr 75
賢さ 40
コース適性 マルチ
備考
スタートは下手ではない。敢えて位置を下げている

寸評
レースでは必ず最後方まで下げて直線一気にすべてを賭ける潔い馬。
所謂スタートが下手だから仕方なく後方から行っているのではなくポンと出てもズルズル下げているからこそ驚異的な末脚が残る。

夕刊フジオーシャンS 2着
最後方から強引に外側に進路を開けぶった切り
前残りTBでありながら1頭だけ次元の違う走り。上がり33.5は2位に0.6秒の差をつけている。
コースが、展開が違えば間違いなく勝っていたという内容だった。


シルクロードS 3着
外差し環境を活かして大外強襲。上がり33.3の足で迫ったが前で粘るメイケイエールがあまりにも強かった。

タンザナイトS 1着
進路の狭い後方から中ほどを進んで差し切った。流石にここは実力が違った形。

夕刊フジ杯オパールS 2着
メンバー間では実力が違ったが最後方からで前方に進路がなく大外に出すのに時間がかかって加速に乗り切れなかった。
進路を見つけてからは次元の違う末脚を見せており展開だけ。
 
 
  • シャインガーネット
脚質 先行追い込み
TSP 65
距離適性
Cr 85
賢さ
コース適性 中京○
備考
スタート下手

寸評
父オルフェーヴル母父Gone Westで短距離路線を歩む謎の馬。
スタートが下手で追い込みの形になることが多いが差しきれるほどの末脚はなく好走パターンはスタートに成功して中位に位置取れた時に限られている。


シルクロードS 2着
外差し、前崩れ
直線向いたところではまだ進路が見つからないが外に持ち出すと一気に加速してメイケイエールに迫った

オーロC 3着
内から差しを狙った。進路には困らず加速力も十分だったがあと一歩及ばなかった。

セントウルS 6着
珍しくスタートに成功。
内々を進み直線でも進路に困らず内から良い加速力で伸びたが掲示板には届かなかった。
レースメンバーが1着レシステンシア、2着ピクシーナイト、4着ジャンダルム、5着カレンモエとG1級のメンバーが揃っていた。


  • ライトオンキュー
脚質 先行
TSP 65
距離適性
Cr 100
賢さ
コース適性 中京◎
備考
スタート○

寸評
綺麗なスタートと短距離でも先行できるダッシュ力が目を引く
Cr能力は非常に高く中京、中山、京都での良績が豊富。

京阪杯 7着
16番の大外枠。いつものように好スタートは切れずやや後ろからに。
直線では囲まれて進路を半分喪失。揉まれて非常に厳しい競馬だったがそれでも7着に持っていったのは評価できる。
古川騎手「直線で一瞬オッという感じはありました。今日は休み明けで一頭だけ58キロを背負っていた分ですね」

高松宮記念 17着 重馬場
いつもどおり見事なスタートで飛び出したが道中首を上げてかかってしまう。
このワンミスが響いたか直線向いて伸びるもののすぐにヘタり最後方へ。
重馬場での好走歴はあり惨敗の要因は馬場ではないだろう。

シルクロードS 2着
好スタートを切って先行。2番枠を活かして内枠を進み直線向いて見事な加速。
一時は完全に先頭に立ったが最後はシヴァージに差されてしまった。
枠の利があったとはいえ十分評価できる内容で中京適性の高さも伺えた。

スプリンターズS
スタートは並も良いダッシュで先行確保。
直線向いて良い位置だったが流石にメンバーレベルが高く伸び切れなかった。
中位陣はほぼ団子で着順並に実力差があったわけではない。


 
  • レイハリア
脚質 先行
TSP 65
距離適性 1200~1400
Cr 70
賢さ 60
コース適性
備考
スタート◎

寸評
スタート能力と初速のダッシュ力は非常に高く短距離でもまず間違いなく先行できる。
反面トップスピードに物足りない感は否めずTBや展開に恵まれなければ厳しいか。


京阪杯 16着
外差し馬場
好ダッシュで先行。大外枠のため最前ではなく好位置で進んだが4角から完全に失速。惨敗を喫した。
敗因は難解だがこれまでダッシュ力故に経験のなかった馬込みでのストレスが原因か。

キーンランドC 1着
抜群のスタートと好ダッシュで先行。
前目で粘り込んで4連勝を決めた。
前走共に着差はほとんどない。

葵S 1着
好スタートからのダッシュで先行。
そのまま押し切った。
 
  • サンライズオネスト
脚質 自在先行
TSP 67
距離適性 1200~1600
Cr 75
賢さ 80
コース適性
備考

寸評
母父ジャングルポケットらしい末脚を持つが左回りでの成績が悪くその適性は遺伝しなかったか。
1200mでのレースは1戦しか経験がないがカーバンクルSの末脚は見事でベストが1200の可能性も考えていきたい。

阪急杯 3着
4角好位置で直線一時は先頭に立ちかけるが抜き返された。
武豊が導いた絶好の競馬だっただけに勝ち切れなかったのは惜しい。

カーバンクルS 1着
直線で進路がなくなり加速がつかないが残り100mで驚異的な加速で差し切った。
メンバーが低レベルとはいえ抜群の内容だ。
 
 
  • レシステンシア
脚質 逃げ先行
TSP 69
距離適性 1200~1400
Cr 90
賢さ 85
コース適性 中山◎中京○
備考
スタート○

寸評
安定したスタートで前に行ける先行力が持ち味。
TSPも速くG1でも安定した成績を残しているがトップクラスの馬には勝てない典型的な善戦タイプ。
メンバーレベルが落ちればいつかG1に手が届くはずだが……。

スプリンターズS
好ダッシュで先行。4番手に付け絶好の競馬だがピクシーナイトに横綱相撲で押し切られた。
この馬の本領であるCr力と競馬の上手さが存分に発揮されたレースになったが同時にG1級の馬には勝てないという弱点も露呈した。

セントウルS 1着
スタートダッシュを決め2番手先行。
ピクシーナイトに詰め寄られるも押し切った。
このレースは後のG1馬ピクシーナイトに加えカレンモエ、ジャンダルムらなどハイレベルなメンバーが揃っていた。

ヴィクトリアマイル 6着
4角先団を見事に先行。残り200m時点で先頭に立ったがグランアレグリア他後方組に抜かれた。
レースレベルはG1とはいえど低かっただけに掲示板内を外したのは誤算だったか。

高松宮記念 2着
大外枠、常時外を回される難しい競馬に。
それでも直線で追ってクビ差2着に付けるのだから強い!
 
 
 
  • ジャンダルム
脚質 先行差し
TSP 65
距離適性1200~2000
Cr 75
賢さ 60
コース適性
備考
スタート×

寸評
陣営が先行を意識しているがスタートが下手で押して行かないと前に進まない不器用な先行馬。
末脚も備えており後ろからの競馬もできることはできる。

夕刊フジオーシャンS 1着
スタートダッシュはつかないがジリジリ押して3番手に。
中山は開催週で前が止まらないTBになっておりTBに乗って伸びていった。

シルクロードS(G3)  13着
外差し
やや出遅れたがガンガン追って2番手に。直線向いて先頭に立ったが外差し馬場でこのレースは前に行った馬には非常に厳しい展開で結果的には騎乗、作戦ミスである。
また先行して押し切ったメイケイエールとの実力差も明白になった。

スプリンターズS 11着
前残り
中団からの競馬。直線では伸びなかった。
後方からの馬には厳しいレースだった。

セントウルS 4着
大きく出遅れ後方から。
直線では上がり最速32.6の足で先行集団に1人後方から迫った。
到底賢い競馬ではないが実力の評価は高まった一戦に。



  • ロータスランド
脚質 逃げ
TSP 67
距離適性 マイル
Cr 70
賢さ 80
コース適性 東京× マルチ型
備考
重馬場○
スタート○

寸評
好スタートでの先行力がウリ。無理に逃げずに抑制できる知性があり逃げ馬ながら安定感がある。

京都牝馬S 1着
綺麗にスタート出て2番手先行。
4角で先頭に立ち力で逃げ切った。
前走からメンバーレベルが大幅に下がったこともあるが距離短縮も功を奏したか。


マイルチャンピオンシップS 12着
今回は無理に前に行かず中団先行。位置は良かったが外を回されたのと中団から伸びれる足は持ってなかったか。

富士S 10着
ポーンと飛び出して逃げたが東京で逃げるのは難しかったか。
残り200で力尽きた。
結果的には惨敗だが最後まで良い競馬をしており評価を下げる必要はないレース。

関屋記念 1着
2番手先行で押し切ってカラテを封殺。
 
 
  • キルロード
割愛 


 
  • クリノガウディー
脚質 先行
TSP 66
距離適性 1200~1600
Cr 100
賢さ 35
コース適性 中京◎
備考
左回り○

寸評
朝日杯FS2着、高松宮記念最先着(4着降着)。
数多くのレースに使われながら安定した成績は残せていないがツボにハマったときに一発がある。
中京競馬場には滅法強く多くの勝利を中京競馬場で挙げている。中京とそれ以外では全く別の馬と考えるべきだろう。

セントウルS 3着
抜群のスタートを決め先行。
直線向いてとんでもない加速を発揮。中京巧者の本領発揮だ。
1着レシステンシア、2着ピクシーナイトのG1級の馬相手でも中京なら対抗できることを示した。

安土城S 1着
直線向いてとんでもない加速を発揮。中京巧者の本領発揮だ。
2着はシルクロードS勝ち馬のシヴァージ

鞍馬S 1着
直線向いてとんでもない加速を発揮。中京巧者の本領発揮だ。
2着はナランフレグ

高松宮記念 4着(1着降着)
好スタートで3番手先行。直線で良い伸びを見せて最先着を果たしたが斜行で降着となってしまった。


  • エイティーンガール
脚質 追い込み
TSP 65
距離適性 1200
Cr 70
賢さ 30
コース適性
備考

寸評
追い込みしかできない不器用な馬。
末脚は良いが抜群の末脚という程ではない。

阪急杯 10着
前走と京阪杯と条件がほとんど同じなのにも関わらず10番人気と全く見込まれなかった。
今回も最後方から進め伸び切らなかった。
200mの距離延長も影響しただろうがTBの助けなければこの馬を伸ばすのは難しいだろう。


京阪杯 1着
この時期の阪神は極端な外差しTB
最後方からメンバー最速33.5秒の末脚で大外からぶっこ抜いた。
極端なTBの助けがあったことは考慮するべきだろう。

スプリンターズS 13着
スタートは並もズルズル下げて最後方から。
この馬が最後方から行って通用するわけもなかったが一応上がり33.4秒はメンバー2位だった。

キーンランドC 2着
外から追い込んで連対まで持っていった。
 
 
 
  • トゥラヴェスーラ
脚質 先行追い込み
TSP 67
距離適性 1200~1600
Cr 80
賢さ 70
コース適性 中京○
備考
重馬場○
スタート○

寸評
先行と追い込みの作戦が極端な馬。高松宮記念で追い込みがハマり4着に付けてからは意識的に追い込み策を取っている。
スタートはちゃんとこなせる馬で道中下げて脚を溜められる分末脚が残る。
高松宮記念での好走から重馬場も苦にはしないだろう。

阪急杯 2着
1枠1番でポンとゲートは出たが道中はズルズル下げて後方からの競馬。
最内を通ってダイアトニックを捉えにかかるが届かなかった。

京王杯スプリングカップ 2着
後方から追い込んで上がり32.5秒の末脚を発揮。
比較的前残りのレース展開の中で後方から連対に持っていった力は評価すべき。

高松宮記念 4着 重馬場
Hペースで前崩れの展開。直線でやや進路が狭くなるが後方から迫り16番人気ながら4着を確保した。
 
 
  • ダイアトニック
TSP 68
距離適性 1400
Cr 65
賢さ 90
コース適性
備考
1400巧者

寸評
1400巧者という馬は往々にして単に実力が足りておらず1200mや1600mの王道路線では力が足りない馬がほとんどである。
この馬にもそういうところはあるがそれでも1400が似合う馬だ。
良好な先行力で前目に立ってそのまま押し切る王道競馬が持ち味。


阪急杯 1着
好スタートで先行。道中押さずに4番手まで引いて足を溜めると直線で内ラチを使って伸び切った。

京都金杯 4着
中団から内々の競馬。直線では良い伸び足を見せたが残り100mで失速。
距離の長さが響いた形になった。

高松宮記念 3着 重馬場
見事なスタートで先行4番手。伸び足は良かったクリノガウディーの斜行を受け前が壁に。
この不利がなければ勝利も見えていたか。
 
 
  • ファストフォース
脚質 逃げ
TSP
距離適性
Cr 85
賢さ 55
コース適性 小倉○ 小回り○
備考
スタート△

寸評
ハナ取ってナンボも逃げ馬らしい逃げ馬。
しかしスタートは上手くなくゲート出てヨーイドンでは遅れてることの方が多い。
いつも騎手がグイグイ押し上げることで先行している。
そのダッシュ力もスタートの遅れをカバーできるほどには高くないので前に行きたい馬が多かったりレースレベルが高いと逃げるのは難しい。

夕刊フジオーシャンS(G3)
いつもどおり並のスタートで発進。グイグイ押したが先行争いには加われなかった。
コーナーからスパートをかけたが全く伸びずに敗退した。
ダッシュ力が衰えている可能性にも注視したい。

阪神C 7着
中々のスタートで発信。グイグイ押してハナを取ったが開催が進んであまりにも過酷な外差しTB。7着に入っただけでも十分な成果だろう。

京阪杯 3着
外差しTB
スタートは出たほう。ガンガンに押してハナを取った。
内の芝を使って直線ではよく伸びたが強烈な外差しTBもあり後方組に抜かれた形。
この外差し組が上位勢を独占したレースを逃げで3着に入ったのは高く評価できる。


スプリンターズS 15着
スタートは並だがグイグイ押すもG1のスピード感は違ったか7-7と先行はできず。
先行できなければこの馬はどうしようもなく惨敗を喫した。

TV西日本北九州記念 2着
スタートは並もグイグイ押してモズスーパーフレアの後ろを見る先行3番手。
直線はよく伸びて2着に入った。

CBC賞 1着
スタートはやや遅れたがグイグイ押して逃げの体勢に。
Crのキツい小倉を完璧に曲がって直線向くとグンと伸びてピクシーナイトを2着に封じた。


  • ダイメイフジ
割愛


  • メイケイエール
脚質 かかり
TSP 71
距離適性 1200~1800
Cr 85
賢さ 5
コース適性
備考
普段は真面目で賢いが
レースに出ると先頭民族になるタイプの気性難
スタートダッシュは遅い

寸評
タフネスに溢れる馬で、かかってもこの馬のスタミナはちょっとやそっとでは切れない。
しかしこのかかり癖のお陰でマイル以上の距離は怖くて使えないというジレンマを抱えている。


シルクロードS 1着
ホライゾネットや折り返し手綱といった対策を施した。
道中ではかかったもののいつものように暴走することはなく、
完全な外差し環境にも関わらず前で一頭残り完勝した。

スプリンターズS 4着
やや出遅れ。道中いつも通りかかってまくり上げ。
直線ではあまり伸びなかったが他の馬が崩れていく中でスピードは衰えず残り100mで順位を押し上げた。

チューリップ賞 1着
道中またもかかりジェットスキー状態
武豊も抑えるのを諦めていつの間にか先頭に。先頭に立つと落ち着いて押し切り同着V。
あれだけ酷いかかりかたをしても最終直線でも勢いを失っておらずこの馬のタフネスが伺える。

KBSファンタジーS 1着
後方スタートも道中完全にかかり第3コーナーで先頭集団へ
芝1400m2歳Rで勝利。



  • グレナディアガーズ
脚質 先行差し
TSP 70
距離適性 1200~1600
Cr 50
賢さ 60
コース適性 小回り△
備考
スタート○

寸評
朝日杯FSの勝ち馬。
以降は安全策で外を回すロスの多いレースが続き中々勝ちきれない日々が続いた。
スタート能力は非常に高くほとんどのレースで好スタートを決めている。
阪神Cで差す競馬を覚えたことで先行、差し問わずに動けるように。

阪神C(G2) 1着
抑える競馬で後方から。極端な外差しTBを活かし外からぶった切った。
G1クラスの馬がTBを味方につけるとここまで圧勝できるという例だが先行一辺倒ではなく我慢させる競馬を試みてきた狙いが結実したレースでもあった。

マイルチャンピオンS 13着
綺麗にスタートしたが行きたがる素振りを抑制できずに上がっていく形。
直線向いて最初は良かったがズルズル落ちてしまった。
敗因は明確でかかったことによるスタミナ切れ


京成杯オータムH 3着
1枠1番、スタートは良好だったが敢えて下げて中団からの競馬。
大外を回してロスが多いが最後は3着に詰め寄った。

NHKマイル 3着
いつも通り綺麗なスタートで先行3-2通過。
安全策で外を回した分ロスが大きくシュネルマイスター、ソングラインには及ばなかった。

中スポ賞ファルコンS 2着
先行して横綱競馬の勝ちパターンに入ったがルークズネストにアタマ差で差し返された。
直線に向いたところでスパイラルカーブにやや回されておりCrがややぎこちない。

朝日杯FS 1着
先行して先団から伸びる横綱競馬。



 
 
 
◎メイケイエール
○レシステンシア
▲サリオス
△ロータスランド
△ダイアトニック
☆クリノガウディー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2022/03/14

ぐら速記事タイトル傑作選

 
ぐら速というまとめサイトがあることを皆さんは知っているだろうか。
クソみたいな内容の声優系ゴシップや雑談を切り抜いてまとめるまとめサイトでこんなものを好んで読む人間はどうにかしていると思う。そして私はこのサイトの記事を読むのが結構好きです。
 
いや、内容自体は本当にカスのようなもので読む価値があるとは到底言えないのだが、記事のタイトルが中々良い。スケベ心を全く隠さないことを良しとする管理人の絶妙なセンスには常々感心している。

今回はそんなぐら速の記事タイトルの傑作選を纏めてみた。
 
 
 

 
果たしてカッコ内は要るのでしょうか
 
 
 

 少年漫画の主人公のような口調が良い
 
 

 ニッパーがあれば作れると思います
 
 
舞台俳優への怨嗟が伝わってくる名文
 
 
 

ぐら速読者も鬼頭明里さんの腹に興味津々






何とは言わない美学



上坂すみれさんの記事だけ毎回タイトルのテンションがおかしいです
 
 

 わかる
 
 
 

歴史に残る名文
 
 
 

 情報の流れ方が田舎コミュニティのそれ
 
 

 こちらも紛うことなき名文
 
 
 

 
 
 

 わかる
 
 
 
 










声優・伊藤美来の9thシングル「パスタ」の発売を記念して、期間限定でTSUTAYAの店長に就任することが決定した。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 声優オタクの脳内では定期的にW杯が開催されるので世代の陣容は深刻な問題です。
 

 
だからなんなんだよ



なんなんだよ





ここまで己の欲望に実直な人間がいるだろうか
 
 







わかる

2021/09/30

横浜DeNAベイスターズ プロスペクトランキング2021

 
 
今年もやってきましたプロスペクトランキングの時期です。
ラミレスの長期政権が終演を迎え井納、梶谷といった選手がFAで移籍した影響かプロスペクトランキング常連だった選手たちの多くがプロスペクトを卒業し1軍戦力となっていきました。
チームとしては喜ばしいながらもプロスペクトランキングの層が薄くなるのは若手厨としては寂しさも覚えます。
前置きはここらへんにしてプロスペクトランキングやっていきましょう。まずは卒業生の紹介から
 
なお、 ランキング、注目度は全て私の主観好みで決めています。
 
 
※カッコ内は前回順位
 
 
 
誇り高き卒業生たち
 
 
前1位 楠本泰史 26歳 外一
花咲徳栄高 - 東北福祉大 ドラフト8位
 
 
今季1軍成績 .288(64打席) 2本 9点 12三振 OPS.767
巧5 長3 足3 肩3 守2
 
世界最高水準の好打力を誇る天才打者。その洗練された美しいフォームは侍の様。
イチロークラスの能力を持ちながら長らく一軍で結果を出すことができなかったが、今年ついに開眼。天才すぎて常人には理解が及ばなかったアプローチに理論が伴ったことで能力と結果を兼ね備えた最強打者に成長した。
惜しむらくは俊足を持ちながらセンターを任せるには頼りない守備力だろう。
 
 
前3位 京山将弥 23歳 先
近江高 ドラフト4位
 
今季1軍成績 12試合 2勝 5敗 55.2回 4.53 54奪三振 32四球
今季2軍成績 11試合 3勝 4敗 61回 2.36 55奪三振 17四球
速5 威4 制3 変4

抜群の指先の感覚の良さと平均球速148kmという球威が持ち味の滋賀が産んだ至宝。
前年の記事でもっとストレートを投げろと言った甲斐があり(?)前年30%だったストレートの投球割合が46%まで拡大。
ピッチングに軸ができたことでカウントも取りやすくなり多彩な球種も活きるようになった。
1軍の先発ローテーションを担っておりついにプロスペクト卒業へ。与四球率 5.17は昨年より大幅に悪化しているが投げていく中で修正して欲しい。
 
 
 
前圏外 関根大気 26歳 外
東邦高 ドラフト5位
 
 
今季1軍成績 .217(129打席) 1本 3点 25三振 OPS.570
巧3 長3 足4 肩3 守3
 
1軍の控え要員として戦力化。 ルーキー年からの期待値からすると現在位置は物足りない。
三浦大輔監督がスモールベースボールを求めたことで現在1軍に足りない小技でも何でもやる外野手として1軍に抜擢。
しかし守備、走塁が素晴らしく良いというわけでもなく、打撃面でもスタメンでは物足りなさが露呈してしまい、肝心のバント技術も決まらないセーフティバントと平凡な犠打技術と全てにおいて物足りない選手になってしまったという印象が拭えない。

スペシャリストとして生きていくならもっと高い次元の守備走塁、バント技術が求められるし、レギュラーを目指すなら今の打撃力、ひいては粘ってなんとか球数を稼ごうとするゴキヒッター路線では難しいだろう。ゴキヒット路線にしても高いレベルの物は感じない。全てにおいて中途半端だ。
 
あれもこれもしたいという思いから中途半端になっている印象が拭えない。
この選手に求めたいのはやはりイチローのような俊足を活かした正統派の左の好打者路線だろう。


前10位 山本祐大 23歳 捕
京都翔英高(甲)-BCリーグ・滋賀 2017年ドラフト9位
 
今季1軍成績 .134(90打席) 1本 3点 22三振
巧3 長3 足3 肩5 守4

大阪で生まれ京都で育ち滋賀の地からプロに飛び立った関西の混血児。滋賀の独立リーグ球団を救い新リーグ創設の切っ掛けにもなった独立リーグ界における偉人。
 
1軍の捕手層が薄い関係で捕手では伊藤光に次ぐ起用回数を得ている。
なんと言っても最大の特徴は肩の強さ。スローイングの安定感も年々増しており甲斐拓也と遜色がない送球で進塁を抑止している。
打率は1割台前半と苦戦しているが、捕手としては打撃技術は高い水準にあり実際ハードな打球を打って正面に飛んでいるパターンが目立つ。
今は捕手として試合を作るのに一杯一杯だろうが、野手のいないところにボールを落とす技術を身に付けられれば守備と打撃を兼ね備えた次代の正捕手として台頭できるだろう。 

リード面は若さが出ることもあるが強気、弱気のバランスが良く現状では伊藤光よりも信頼が置ける。フレーミングも上々で既に伊藤光、戸柱と並び立つだけの実力は十分ある。若さでここから抜け出せるか。
 
 



プロスペクトランキング2021

 
1位(2位) 森敬斗 19歳 遊
桐蔭学園高 ドラフト1位
今季1軍成績 .181(79打席) 0本 4点 22三振 OPS.467
今季2軍成績 .255(297打席) 6本 29点 74三振 OPS.670
巧3 長3 足5 肩5 守5 

全てにおいて規格外のパフォーマンスを魅せる超弩級遊撃手。
前回の記事で早く外野手に転向しろ! という、今思い返すと恥ずかしいことを言ってましたが予想以上に攻守での成長力が高く意見を翻さざるを得なくなりました。
打撃も守備も超積極的で勢いに乗ってる時は良いものの脆さが出るため三振、エラーも相変わらず派手にやらかしがち。
ただここまでの成長速度と本人の意識の高さを見ていると2、3年後には粗さも克服できそうな期待感があります。
そのためにも1軍のベンチで浸けている現状は望ましくなく、使うなら使う、使わないなら2軍に落として使うで出場機会を与えて成長を促したいところ。
 
タイプは全く違いますが、個人的には立浪のような打撃成績でホームランではなくツーベース、スリーベースで長打を量産するタイプをイメージしています。
 
 

 
2位(7位) 阪口皓亮 22歳 投(先)
北海高 ドラフト3位
 
 
今季1軍成績 8試合 2勝 3敗 35回 4.11 18奪三振 19四球
今季2軍成績 6試合 1勝 1敗 24回 1.50 17奪三振 5四球
速5 威3 制3 変4
 
身長186cmから投げ下ろす球は角度がありスケールの大きさを感じさせられる大型投手。
所謂投げてる球の割になんか打たれる系の投手であり最速154km、平均147kmの高出力を誇る割になんか打たれてしまう。
 
今年は投げてる球の凄さに成績が釣り合うようになってきた。なんと言っても投手らしいふてぶてしいマウンド捌きがよく似合う。メンタルの強さが挙動からも伺える。
球種別の数字を見ると変化球のほとんどは被打率1割台ながらストレートの被打率が.351と課題はハッキリしている。
ここから更に球速を上げて一段階上のピッチングに進化すれば京山と共に横浜右のWエースとしての青写真が描ける……と思っていたら右肘のクリーニング手術で今季絶望となってしまった。 
 
故障とはいえ横浜は今季が捨てシーズンのため若手選手がこぞってクリーニング手術をしており、深刻度は低く見積もれるのでこの高い順位となった。



3位(新)   小深田大地  18歳 三一
 
今季2軍成績 .218(354打席) 4本 42点 104三振 OPS.620
巧5 長5 足1 肩4 守2
 
1年生から強豪履正社でレギュラーを努めた野球エリート。
豪快なスイングから一見粗い大砲系のようにも見えるが実際は高い対応力と好打力を併せ持つ吉田正尚、森友哉のようなフルスイング巧打系。
豪快な一発の後に低めの変化球を掬って安打にする技術を見せられた者は皆メロメロ。
高卒1年目ながら2軍でも4番を任せられるなど現場からの期待も大きい。ここまで42打点を稼ぎ出した勝負強さも魅力的。
鈍足だが強肩を活かした三塁守備は破綻しておらず宮崎の後継サード候補の最右翼だ。
 
 
 
 
4位(新)   入江大生  23歳 投(先中抑)
明治大学 ドラフト1位
今季1軍成績 4試合 0勝 4敗 18.1回 7.85 14奪三振 5四球
今季2軍成績 3試合 0勝 2敗 6回 6.00 7奪三振 4四球
速5 威3 制3 変3
 
エースの今井達也を擁する作新学院の4番打者として3試合連続本塁打を放つなど豪打でチームを牽引し全国優勝に導いたスラッガー。
何故か投手として入団してきた。
 
平均147kmのスピードに三振が取れる変化球は十分だが腕の回転が典型的な縦型で縦スライダー、フォークを主軸とするため先発投手としてやっていくにはカウント球や奥行き、緩急に致命的に欠けるため即戦力を期待されながらも結果を出せずクリーニング手術軍団の一員となってしまった。

球種別成績を見てもストレートの空振り率は7.5%とかなり高い水準にあり、他の変化球も悪くはない。実際の投球を見てもフォークの落ちは一級品だ。ドラフト前に期待されていた縦スライダーは何故かあまり投げなくなってしまったのは疑問点。
 
コントロールも破綻しておらず、リリーフで運用すれば通用してない球種を切り捨ててストレート、縦スラ、フォークの実質2ピッチが可能で早い段階での戦力化は可能だろう。
逆に首脳陣が先発起用に拘るようなら投球スタイルから見直す必要があるので時間がかかりそう。
 
 

5位(10位) 櫻井周斗 22歳 中
日大三高(甲) ドラフト5位
今季1軍成績 25試合 0勝 0敗 35.1回 3.31 33奪三振 24四球
今季2軍成績 15試合 1勝 1敗 25.2回 2.45 24奪三振 11四球
速4 威3 制2 変4

ノーコンながら150kmオーバーの球速から威力の高い変化球で三振を奪う教科書通りのパワーレフティ。
いかんせんノーコンなので投球は安定しないがツボにハマった時の球威はピカイチ。左で投げる国吉、劣化版エスコバーと言い換えられるかもしれない。
高校時代清宮から5三振を奪ったスライダーはほとんど投げなくなりカットボール、ナックルカーブ、ツーシームの3球種が現在のメイン球種。
個人的には三振が取れるスライダー、チェンジアップを主体にしてほしかったが、ナックルカーブは全球種で最多の奪三振を奪い被打率.143と最大の武器になっている。ほぼ全ての変化球で高い空振り率を誇っており更なる高速化や安定感が増せば面白い投手だろう。四球でランナーを出しても簡単に崩れない図太いメンタルも持っている。
 
 
6位(6位) 細川成也 23歳 外
明秀学園日立高 ドラフト5位
今季1軍成績 .172(33打席) 0本 0点 8三振 OPS.445
今季2軍成績 .270(209打席) 14本 30点 39三振 OPS.919
巧2 長5 足4 肩5 守1
 
圧倒的な筋量を誇るハマの最終兵器。
今季は外国人不在の影響もあって開幕から1軍で起用されたが依然のような豪快で実践的なスイングは鳴りを潜め情けないスイングでボテボテゴロを量産する情けない打席を繰り返し醜態を晒した。
ただ2軍では常に多かった三振が今季は劇的に改善傾向にあり、1軍での情けないボテボテゴロ量産スイングは進化の途中の形態と前向きに捉えたい。 
歩みは遅いながらも毎年着実に進化しており、2軍成績も昨季より良化した。1軍での情けない姿を繰り返さなければ次代の大砲の期待感は変わらない。
 
打撃面は着実に成長を果たしているが、守備面は18歳の頃から全く成長が見られない。
足も肩も○でフィジカルは強いのだからこの部分でも成長を見せて欲しいところ。 
 
 
7位(新) 髙田琢登 19歳 先
静岡商業 ドラフト6位

今永のような出処の見辛いフォームから完成度の高いピッチングを見せる好左腕。
2軍での初登板で爪痕を残したがその後すぐに左肩のクリーニング手術を受けることに。
肩の手術ということで不安は残るが、無事復帰を果たした今永の前例を見て手術に踏み切ったのだと思いたい。
 
同じ左腕で横浜高校出身の同期3位松本隆之介と比べられることも多いが、188cmの松本と比べて177cmの高田はスケールでは大きく劣るものの完成度と実戦性では遥かに勝る。
そもそも左腕にスケールは必要なく、コントロールの難易度が上がることも考慮すると過度な体格はむしろ余分とすらいえる。

松本も2軍でイニングの倍三振を奪うなど球威の高さは出色だが制球面やメンタルなど欠点が致命的で私は高田の方を評価したい。
 
松本は「手も足も出ない投球をしたい」というのが信条らしい。これは残念ながら左腕の思考法ではない。高田や今永を見て考えを改めてほしい。
 
 
 
8位(8位) 蝦名達夫 24歳 外(一)
青森商高-青森大 ドラフト6位
 
今季1軍成績 .167(21打席) 0本 1点 7三振 OPS.452
今季2軍成績 .307(276打席) 8本 38点 65三振 OPS.877
巧3 長4 足4 肩4 守3
 
よく比較される楠本、佐野ほどの打撃センスは感じないがやはりこの選手はよく打つ。他球団なら1.5軍級の選手として出られるだろうが横浜の外野陣で出場機会を得ようと思ったら2軍で打率.360は求めたいところ。
 
1軍では見逃し三振を連発する情けない姿を披露。積極性のなさには不満が溜まる。
 
やたら打てるせいで打撃型の印象があるが本質的には足と肩の選手。守備力も問題なしと一定水準でまとまっている。
このクラスの選手を飼い殺すのも忍びないのでトレードも視野に入れるべきかもしれない。
 
 
 
 

 
 


 
9位(4位) 伊藤裕季也 25歳 二三一(外)
日大三高-立正大 ドラフト2位
 
今季1軍成績 .000(3打席) 0本 0点 1三振 OPS.000
今季2軍成績 .227(304打席) 8本 35点 56三振 OPS.649
 
立正大のイケメンキャプテンも3年目となりなんとほぼ全ての2軍成績が昨年より悪化。OPSも1.0下がるという絶望的な結果に。実戦の打撃を見てもスイングに1年目1軍で見せたようなパワフルさと技術が全く見られずむしろ衰えているようにも感じたほど。

三振数は減っているのでプロの世界に入ったことでかつての積極性が失われているのかと疑わざるを得ない。
パワーは依然としてある方ですが1年目に304打席で14本塁打を放ったことを考えればこの数字は厳しい視点で見ざるを得ない。
打撃面ではほとんど向上が見られないながらも守備面では確実に上達を見せており二塁守備は一軍で使っても問題ないレベルまで技術が底上げされてきた。

しかしその上手くなった伊藤裕季也と同等レベルに守備ができ、より打てる牧が加入したことでより起用は厳しく。そもそも伊藤裕季也に求めているものは守備ではない。
 
かつてのプロスペクトランキング2位ということもあり個人的にも期待したいですが、正直ここまで打撃に魅力がなくなった選手の打棒が復活した例をあまり知らないので評価は大幅に下げました。 1年目のスイングは本当に魅力的だっただけにその輝きを取り戻せるか。
 
 
 
10位(5位) 田部隼人 19歳 遊三二
開星高 ドラフト5位

今季1軍成績 -
今季2軍成績 .187(306打席) 2本 26点 79三振 OPS.510
 
高卒2年目離れしたふてぶてしさが光る184cmの大型内野手。
昨季はプロスペクトランキング5位と期待をかけたが今年は2軍で多く起用されたせいかほぼ全ての成績が降下し危険水域に。
守備は酷く打撃でアピールしなければならない選手だけにこの成績は厳しい。
コンタクト力は高く成績が低迷しながらも三振数は多くないのが光明か。優先的に打席を与えられていることから首脳陣からもまだ期待されている。来年は長打力と守備力の向上を見せてほしい。
 
 

2021/09/23

究極のカレーのレシピ

皆さん始めまして。カレー研究家のレトカスと申します。
私は年300回ココイチに通う大のカレー好き、いや、「ココイチ好き」です。
私とココイチとの出会いは小学生時代に遡ります。詳細は話すと長くなりますが涙を流しながら夢中で食べた奇跡のような時間でした。
それから毎日のようにココイチのカレーを食べました。カレーは祈りでありココイチは教会のようでもあり、祈りは救いでした。

CoCo壱番屋が神が遺した神殿であることは自明の理ですが、世俗の不敬な輩はこうも言います

「ココイチは高い」

と。ゴーゴーカレーや牛丼屋のカレー、あるいは「もっと安くて美味しいカレー屋がある」などと意味不明な呪文を唱えるこの者たちの正体は悪魔を信仰し世界の破滅を目論む餓鬼の一団です。
しかし神はそのような悪魔にも平等に手を差し伸べてくれます。
しかし悪魔は聞く耳を持ちません。悪魔は心を閉ざしてしまっているのです。
 
神は嘆きました。
「救いの手はそこにあるのに、どうして彼らは目を、心を閉ざしてしまうのか」
 
 
私は神の御心を悪魔にも伝えるために「家で安く作れるココイチのカレー」の研究に着手しました。
その道は困難を極めました。どうしたって家でココイチのような人を救うためのカレーを作ることはできないのです。CoCo壱番屋が販売している冷凍カレーも、ココイチから出るとその効力を失くしてしまうのかどうしても味が変化してしまいます。

探求は5~6年にも及びましたが全く結果が出ません。
しかし、ある時、ふとした出来事をきっかけに「究極のカレー」が生まれます。
 
話すと長くなりますが引越し先のマンションのガス設備が故障していたため購入した家電が全てを解決しました。
以下に私が試行錯誤の末辿り着いた究極のカレーのレシピを記します。
 
このレシピで多くの民たちが救いを受け、悪魔たちが閉ざした心を開き信仰を授かることを願わんばかり。
 
 
 
材料(2~3皿分)
鳥肉 200g(豚、牛、なんでもお好みで。具無しでも可)
ジャワカレーのルー 3~4欠片
水330ml前後

設備
ホットクック



ホットクックとはシャープが販売している自動調理家電です
その名の通り具材を入れてスイッチを押すだけで自動的に料理を作ってくれるという優れもの。
カレーを筆頭に肉じゃが佃煮チリコンカンからサバの味噌煮まで何でも材料を入れるだけで作ってくれる。その間自分は何もせずほっとくだけ。味も機械が最適な状態で作り上げるため絶品です。詳しいことはシャープ公式サイトを読んでください。
あるいはシャープ公式サイトを読んでも詳しいことは書いてないのでホットクックを実際に使用したコラムを読んでください。



価格は最新の型が定価で7万円とかなり高価ですが型落ちモデルの新品が楽天やAmazonなどの各種通販サイトで3~4万円台で売っています。
モデルによる違いは殆どないに等しいので買う場合は1世代前の型落ち品がオススメです。
 
 
このホットクックを使うことでどうして究極のカレーができるのか。
カレーというのは煮込めば煮込むほど美味しくなります。「2日目のカレーが一番美味しい」 なんて言ったりしますね。しかしカレーを煮込むためには火を付けた鍋を数時間に渡り監視して、その時々で鍋を混ぜる必要があるのでかなりの手間がかかります。
その手間をこのホットクックは全自動でやってくれるので、手間0で一番美味しい2日目のカレーの様なカレーを生み出すことができるのです。
それでは実際に調理してみましょう。
 
 
鳥肉を切ります。
当たり前ですが最初から小間切れになっている肉ならこの工程は必要ありません。
ホットクックの中で撹拌される時にある程度肉が砕かれるので少し大きめに切っても大丈夫です。



ホットクックに入れます。



ジャワカレーのルーを割ります。
表記には一箱で9皿分と書かれていますが、究極のカレーは他に具を入れずルーの力だけで味を作ります。その過程でルーを濃密に煮込むので一箱で9皿も作れません。
ルーは1セットを4つに割れますが、少食の方は3つに割ったもので2皿分、しっかり食べる人は4つに割ったもので2~3皿分です。私は作るたびに1セットを使い切りたいので4つに割ったものを使用します。
 
 

 
割ったルーを入れます。
 
 
 
水を測ります。
基本的に究極のカレーは全て適当でいいですが、水の分量だけは味に直結するので正確に測りましょう。 この料理で最も時間がかかる工程はこの測る作業です。
基準値は330mlです。330mlより多く入れれば味がなめらかになりますし、330mlより少なくすればより濃厚な味になります。作りながら自分の好みの水分量を探してみてください。
 
 

 
水を入れました。これで作業工程は終了です。慣れればここまで1分もかかりません。



メニューを選んで



チキンと野菜の無水カレーを選択。

無水カレーは本来野菜が持つ水分を捻り出して作るカレーですが、当然ながら野菜は入れてないですし普通に水も入れてるので無水でもなんでもありません。
が、特に問題ないので無水カレーで大丈夫です。
「ビーフカレー」などを選ぶと鍋で作った普通のカレーっぽいカレーを作ることが出来ます。私はイマイチだと思いました。


あとは1時間待つだけ。
この間にダラダラゲームしたりアニメを見ます。
 
 
 
1時間後~
 

出来ました!
完成直後は底の方にルーや肉がダマになってるのでおたまで4~5回転ほじって混ぜてあげましょう。大きめに切った肉がいい具合に粉砕されて食べ頃のサイズになってますね。
 
 

 更に盛りました。CoCo壱番屋の皿、CoCo壱番屋のスプーンを使用することでよりムードが出ますが、どうしても無いという方にはNO CURRY NO LIFEスプーンもありますよ。
 
 
食べてみた
ちょっと涙が出るぐらい美味しいです。
「CoCo壱番屋のカレーを家で食べる」ことを目指したカレーでしたが、これはひょっとしたらココイチのカレーを超えてしまったかもしれません。
何より1食200円を大きく下回るというコストパフォーマンスはココイチになかったものです。
まさにCoCo壱番屋のカレーを超えた最強のカレー、「究極のカレー」といえるでしょう。
 







俺は……神を超えた……?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日から私がこの世界を支配するカレーの神です。
全ての人民、企業、宗教は我が究極のカレーの元に一元化され、新たな世界が生まれる……(完)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オマケ
カレーに合う飲み物。
 
 
カレーに最も合う飲み物はなっちゃんです。私はカレーと共になっちゃんを飲むためだけに業務用スーパーでなっちゃんを箱買いしています。
クーなど他のオレンジジュースでもいいのですが、果汁含有量が100%のものは避けましょう。
果汁の威力が強すぎてカレーのテンポ感を損ね、喉越しが甘くカレーの後味を汚します。
 
現在のなっちゃんの果汁含有量は30%、クーは25%です。
なっちゃんの果汁含有量はよく変わるのですが、過去のなっちゃんの果汁遍歴を見ても10~40%以内に収めていることから安定してカレーのお供にオススメできる飲料です。

果汁含有量100%のジュースはパッケージに果実の断面が描かれてます
 
こういうの

 
これは果汁100%でなければ果実の断面をパッケージに描いていけないというルールがあるからなんですね。
なので果汁100%の飲料を避ける際はパッケージを見ればいいので簡単です。
皆さんもパッケージでオレンジジュースの果汁含有量を見極めて、より良いカレーライフを過ごしましょう。レトカスでしたぁ