2018/05/25

5/25 こみっくがーるず8話良太郎







こみっくがーるず8話があまりにも良すぎてこみっくがーるず8話良し太郎になってしまった。

かおす先生が落ち込む、それを励ます漫画家寮の仲間たちをAパートで描いておいて、Bパートでは大人組の昔話や心情を描くのあまりに構成として上手い。

物語の結論としては「かおす先生はすごい」ということなんだけど劇中は一切かおす先生のすごさ性に触れないのが実に見事で……。何度ボツにされてメゲてもまたネームを持っていくかおす先生は本当にすごい。

それと同時に漫画家寮の取り壊しの話や、小夢の連載話も平行的に進むことでかおす先生が置いていかれる、このままではいられないという切迫感も生み出している。

ここからあと4話前後とアニメも佳境。
日常系作品でいつか終わる日々に接近した名作は数多くありますが、こみっくがーるずでは終わりへのアプローチを時限的に訪れる卒業ではなく、自分や他者の成長という形でじっくりを忍ばせているの本当にすごいと思います。

いや、こみっくがーるず本当にすごい。正直原作は好きだけど大好きってほどではなかったんだけど、アニメのこみっくがーるずは原作の良さを活かしつつ全く独自の世界を築いてる。背景とかすごいもんね。なんか今回の背景に一瞬実写が混じってたような気がしたけど、アレはやっぱり実写だったのだろうか。

日常系アニメにおける背景の重要性については無限に語れることがあるんだけど、今日はGJ部の背景を貼って終わりにしよう。









2018/05/24

5/24 散歩



パワプロのアプデがあまりも不誠実で肩透かしだったので、まあ天気良いしネタ出しもしたかったので散歩をする。
私の趣味は散歩です。別に歩くのが好きだったりするわけではなく、町並みや住宅地の構造を見るのが好き。人がどういう動線で生きてるかを考えるのはすごく面白いと思う。

あとは考えるため。僕は動いてる間が一番頭が動くので、家でも頭を使わなきゃ行けない時は常にウロウロ歩き回ってる。ジッとしてると頭が1ミリも動いてくれないんだよ~。多動症と言えばそれまでですが。

というわけで歩く歩く~



琵琶湖ではない。

これが家の前の景色です。僕は日頃から「東近江の山奥に住んでる」と言っているのですが、これを見れば大体どういう場所か分かると思います。家賃が安くて素敵



歩く歩く~ 大体3時間ぐらい歩いたかな。
人間の時速が4~5キロらしいので大体14kmぐらい歩いたことになるのだろうか。
ネタはまあボチボチ出た。

皆さんに真のおねショタというものをお見せしてあげましょう。(頑張って年内には)







2018/05/23

5/23 きららMAX7月号

遅ればせながらきららMAX7月号を読む。「JKすぷらっしゅ!」と「TCGirls」の好きな2作品が完結ということで中々読むための心の整理ができなかった。


表紙は3号連続でこみっくがーるず。アニメ放送中ということで来月もおそらく表紙で4号連続表紙になるでしょう。


付録はこみっくがーるずのペーパースマホスタンド。
ニンテンドーラボを買ってないので、これが今年始めての工作でした。簡単にできたよ。壊れるまでは使い倒そうかな。



こみっくがーるずは翼さん回。翼ちゃんがかおす先生を煽ったり、かおす先生が翼ちゃんを煽ったりします。この2人の関係が一番仲良いんじゃないだろうか……。


きんいろモザイクは平常運転です



ステラのまほうは前話までは唐突に現れたレズの話が2話続くという、くろば・U先生は頭がおかしくなったのか? と思うような回でしたが今回からは平常運転です。
そう、平常運転ということは思春期全開で繰り広げられるキレッキレのギスギス話ですね。大好物!

ここまでほとんど掘り下げてこなかったバツ1という設定をこういう形でサラッと出してきてそれを台詞に表さず良い感じにグエェェ~~ンッと表現するのがくろば先生は本当に上手い。

これまで椎名ママは展開から一歩引いた、文字通り保護者目線として物語にジョーカー的に絡むキャラだったけど、その椎名ママが感情を露わにして心情の中心に参画してくれるのはすごく良い。最高の回だった。




私を球場に連れてって! は小学3年生の新キャラが2人登場。めっちゃ可愛い
キャラの立ち位置がタマ、レオナと対になってるのも良いですね。小学生は出せば出すほど良いので他の作品各位も積極的に見習っていって欲しいです。


今最も扉絵が熱い漫画ことぼっち・ざ・ろっく!
キャラの表情が基本的に暗いのが良いですね。最高。そしてぼっちちゃんの表情がどのコマもヒドいw

絵のレベルがここまで高くて話も面白い漫画も珍しいので、是非アニメ化して欲しいな~。この作品がアニメ化できなかったらウソだよ。


ご注文はうさぎですか?

今月もいつも通り、KOI先生が圧倒的な漫画力(ぢから)で叩き伏せてくる。全てがナンバーワン。

リゼちゃん卒業しないで……


彼女がお兄ちゃんになったらしたい10のこと


とてもえっち



JKすぷらっしゅ!はグランドフィナーレでした。
最初このツイートを見た時は「グランドフィナーレ?」という感じでしたが、読んだら分かるよね。グランドフィナーレでした。
連載作品としては2巻乙という、読者として悔しい形になってしまったけど、連載作品として素晴らしい終わり方をしてくれたと思う。
春雨先生これまでJKすぷらっしゅ!をありがとうございました。



TCGirlsも最終話。編集コメントも乗っかって詐欺してくるのがヒドいw
最終話も一筋縄ではいかない作品でした。ただ5色の性格変化の話は1話使って読みたかったな~。もっと読みたい作品だった……。







2018/05/22

5/22 「ポケモンをつくった男 田尻智」の歴史改竄



ゲームをあまり知らない人は「ポケモンは任天堂が作ってるもの」と思いがちなんだけど
全然そんなことはなくって。ポケモンっていうゲームは初代からずっとゲームフリークっていう同人屋上がりの集団が作ってる。任天堂は販売してるだけなんですよね。
で、このゲームフリークっていう同人屋上がりは新卒でロクでもねぇカスばっかり取るわ、新作ポケモンはユーザーの志向を無視したズタボロの悪意満載の状態で発売して今まで愛してくれたファンにそっぽを向かれるわっていう、まあ有り体に言えばくだらんオタク共が集まって出来たヒドい会社。今ではそんな会社になってしまったけど、最初期のメンバーっていうのはやっぱりすごい人間が集まってる。

杉森建、増田順一。いずれも絵、サウンドで超一流の人間だ。
そしてそんな超一流のロクでなしオタク共を纏め上げたのが田尻智。アニメポケモンの「サトシ」はこの人の名前から取られてるってのはあまりにも有名。

この田尻智という人がいなければポケモンは存在しなかった。ポケモンというゲームは即ち田尻智という人間の半生を詰め込んだものなのだ。
ゲームオタクとしても、クリエイターとしてもズバリ唯一無二の存在だった。

でもそんな彼は「ポケモン赤緑」「ポケモン金銀」を作った後、スパッとゲームクリエイターとしては引退してゲームフリークの経営に専念してしまう。
イチローで例えるならメジャーの最多安打記録を大幅に塗り替えた年に現役を引退するようなもんだ。

そのせいで我々ポケモンフリークは絶対に田尻智のことを批判できない。
どれだけ新作ポケモンが酷い出来でも、田尻智が作ったわけではないのだ。そして図ったように田尻智は経営に専念してからメディアへほとんど露出を行わなくなった。一時は死亡説も流れていたほどだ。だから最近は、ポケモンは大好きだけど田尻智は知らない! なんて人も多いだろう。ほとんど表舞台に出てこないわけだからそれも仕方ないっちゃあ仕方ない。




「ゼビウス」がなければ「ポケモン」は生まれなかった!?———遠藤雅伸、田尻智、杉森建がその魅力を鼎談。ゲームの歴史を紐解く連載シリーズ「ゲームの企画書」第一回


とかみんなが思ってた時に出たこの連載は衝撃的だった。あの田尻智が表舞台に出てきたのだ。ポケモンは立場上語りにくいけど、ゼビウスを語るためなら喜んで出るという。そりゃあもう当時の僕たちはうっひゃあ~、とたまげたもんだよ。
田尻智が言葉を話してるだけで、田尻智から隔離されていた僕たちにとってはとんでもない衝撃だったわけだ。


あれから2年、田尻智もボチボチ表舞台に出ていってええかな~、という気分になったのかこんな本が発売された。

ポケモンをつくった男 田尻智



いわゆる学習まんがスペシャル。ナポレオンとか織田信長の人生がウソっぽい綺麗事の構成で学べるやつだ。
リズと青い鳥を見に京都に行った帰りに寄った本屋でこれを見つけた時は目ん玉飛び出そうになった。発売日のちょうど前日だったそうだ。勿論即購入。学習まんがスペシャルをオタクが買うというのは中々アレな光景です。

まあこの本の話の前に紹介しておかなければならない本がある。それがこれ


今じゃプレミア付いてるけど、昔は600円ぐらいで買えたよ。コレ

学習まんがスペシャルの方が「つくった」、こっちは「創った」ね。わざと被せてんのだろうか。
で、この「創った」方では田尻智の個人的なことしか書かれてない。
どんな映画に影響を受けたとか、子供時代はこうだったとか、杉森建とはどう出会ったか、男だらけの会社に女を入れてみたら複数の男と関係を持っちゃって社員の半数が辞めたとかねw もうこれぞ王道! って感じのオタサークラッシュだよね。

他にもポケモンを開発したチームがオウム真理教のお弁当屋さんから弁当をバイク便で届けてきてもらってたなんてほとんどの人は知らないと思う。

本当に徹底的に田尻智のパーソナルについてしか書かれてないから、そりゃあもう僕らみたいな田尻智フリークにとっては絶対に外せない一冊になっちょるわけです。
この本を読まずして田尻智オタクは名乗れん!!



本題に戻ろう。で、この「ポケモンをつくった男 田尻智」の内容は基本的に「田尻智 ポケモンを創った男」の劣化版です。
大体言ってること同じ。子供向けだから前述したオウムのお弁当屋のエピソードや女社員を入れたら複数の社員と関係持っちゃって会社が崩壊した話とかはない。
ほとんど綺麗事に脚色されてる。漫画もそんなに面白くないしね


例えばオタサーの姫を会社に入れたら社員の半数が辞めて会社が崩壊しかけたエピソードはこんな風に改竄されてる。



おーおー、脚色しちゃってまあー。
子供向けだから表現を軽くするのは分かるけど、ウソをつくのはどうなんだかねぇ。



皆さんやポケモンに憧れる子供にはこんな本は買わず「田尻智 ポケモンを創った男」の方や「パックランドでつかまえて」の方を読んでもらいたいけど、今はどっちもプレミア付いてて田尻智フリークには厳しい時代ですねぇ。
田尻智にはこんなウソだらけの本を出版するより、過去に出した既刊の増刷をしてくれた方がずっと将来のゲーム業界のためになると思うんだよ~



面白かった点



漫画の内容と全く関係ないのに唐突にコミケを語りだす田尻智。
艦これについて言及する田尻智が見れるのはこの本だけ!


また巻末の解説を宮本茂が書いてるのがすごく良い。
「サトシ」の元ネタは田尻智なんだけど、アニメポケモンの初代ライバル「シゲル」の名前は宮本茂が元なんだよね。
「サトシ」の半生を描く漫画の解説を「シゲル」が書く。エモい。エモすぎるぞ田尻智。

これだけでもう心の中の腐女子が騒いで倒れそうなるね。
この宮本茂が田尻智の半生について言及するという、その解説文を読めただけでこの本の価値はあるかなと思います。

でもウソは良くないと思うよ、やっぱり。

2018/05/21

5/21 KOI4巻

キング・オブ・アイドル 4 (少年サンデーコミックス)



キング・オブ・アイドル4巻読んだ!
キングオブアイドルな内容だった。

本当は発売日に読みたかったんだけど、京都に行く予定を調整してとらのあなで買ってきました。
こちらがとらのあなの購入特典。これが欲しかった。



今度はオバショタだ!!


神がそうおっしゃられるのならそうなのだろう。




感想としては若木先生もおっしゃられていた通り、最もキングオブアイドルな4巻だと感じた。

というのも若木先生って(京大哲学科を卒業してることから分かるように)ロジカルの人なんですよね。基本的に若木先生の作品は全部そう。
そこにアクセントとしてリリカル。若木先生の言葉を借りるならフィジカルがあって、先生の作品はこのバランス感覚が実に見事なのが魅力の1つだと思う。

で、  今回のキングオブアイドルはアイドル物ということでフィジカル志向の作品になる! と言っていて、実際先生の過去作品とは比べ物にならないぐらい勢いの力で物語を進めていく。

ん、だけど! 人間の指向性というのはそう簡単に変えられないのか、やっぱり先生はロジカルの人なのでロジックがついついポロッと出ちゃう場面が度々あった。キサラ編とかそう。僕は先生のロジカルな話作りは大好きだけども(!)
この4巻ではそのバランス感覚がちょうど先生の理想としていたものに近づいたのかなと思う。瞳編のアイドルの力で願いが届いていくパワフルな展開はやはり心地良い。歌が流れながら状況が進行していくのはズバリ歌モノの真骨頂だ。


短編は全部良いですね。特にオバショタ回は10Pと言わず16Pで読みたかった。
同人誌を読んで触発された先生は言っていたけど、同人誌特有のあのパワフルな展開が少年誌の漫画で繰り広げられるとここまで面白いのか。気付かなかった。

同人誌特有のパワフルな展開はキャラクターが理解されてる前提だから出来るものだけど、少年誌で単行本3~4冊も出してたらパワフルな展開はやって良いんだよね。ウンウン。
4巻読んでるのにチンタラ話を展開されたんじゃたまったもんじゃないよ。
みんなもっと軽率にパワフルな展開にしていってほしい。

それにしても相変わらず若木先生の短編は面白すぎる。世界で一番(連載作品の)短編が面白い作家なんじゃないだろうか。


キング・オブ・アイドル 4 (少年サンデーコミックス)
若木 民喜
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