2020/03/12

映画を見た3(帰ってきたヒトラー&タッチ)



帰ってきたヒトラー
82点

本日は二本立て。
帰ってきたヒトラーは現代にタイムスリップしたヒトラーがモノマネ芸人と勘違いされ大スターになっていく話。
コメディとしてはシニカルに寄せてる感があるけど、このヒトラーならみんなから好かれるだろうな~!という説得力は十分。
でもヒトラーが好かれるというのはそういうことなんだよな~!
ヒトラーは俺達の心の中にいるんだ!

でも日本人だから、あんまり実感はないな~、

トランプが当選したアメリカとかを思うとこの映画で言ってること洒落にならなくて恐ろしくなっちゃうね。


日本だとこういう革命児の転生モノといえば信長のイメージなんだけど、信長が美化されて描かれるのに対して、ヒトラーは良くも悪くも偶像に対して純粋な形で出してくるのはタブー視された文化故なんだろうな~。


劇中のとあるシーンの背景がどう見てもCGっぽいんだけど、コレ普通の人が見てもCGだと思わないと思うぐらいレベルが高い背景です。
でも、見てたらCGの違和感がバリバリでね、気持ち悪いんですよ~これが。

 CG撮影のシーンだったよ!

普通の人が見ても気付かないクオリティのCG背景をCG撮影のシーンでお出ししてくる技術凄すぎる。
一昔前の特撮モノみたいな落ち方好き。






タッチ
88点

映画やドラマを見た人がこの役者さんが良かった~! とか、この役の人が良かった~~! とか感想言うでしょ? 一般ピーポーに至ってはそれが基本的な映画の楽しみ方だとも思う。
僕はそれ全然分からない。映画をそういう楽しみ方したことがない。
そもそも現実の人間に興味がない。僕の前世は蛇です。

そんな僕でも、タッチを見て「長澤まさみが良かった!」と言う程度には長澤まさみの引力がすごい映画だった。

2世代前の老人からあの頃の人間はタッチの南ちゃんにみんな恋したもんやという話はよく聞いたけど、この長澤まさみならその伝説も頷ける。
みんな南ちゃんに恋しちゃうよ!

こ、これが南ちゃんってやつですかあああああ!!??


何よりこの映画の最大の美点は天気が良い。これに尽きる。
僕は天気が良い作品が大好きなので、作中の天気が良いとそれだけで評価が上がります。


天気が良い~~~



天気が良い~~~~~



2000年代前半邦画のこういう感じの画質すき


青春って晴天だ!!!



作品の内容はとしては、感動するシーンで動きがスローモーションになる演出が多用される邦画の伝統芸能が駆使されており、ウォーターボーイズ感がすごかった。