2016/02/15

2016年ペナントレース予想(セ・リーグ)




1位 横浜DeNAベイスターズ











打撃力+1
投手力+2
守備力+2
采配力+5

注目選手 石田、今永、三嶋、山口

1位の横浜は上がり目の多さからチョイス。
セカンド候補として有力な飛雄馬が本格化してきるのが大きい。守備だけなら横浜でも上位なので、これでセンターラインの1つの穴が埋まることになる。ショートは長打力含めた総合力の白崎と連携と送球がウリの倉本を併用するかあるいは一本化で二遊間は埋まる。新人の柴田も体格こそ小柄だが強く振れているので面白い。
昨年度の課題だった二遊間は前任監督の様にブレブレの起用でシーズンを回すようなことをしない限り問題は無いだろう。
捕手では新人の戸柱が猛アピールを飛ばしている。前評判通り捕球能力も高く、バットも強く振っているので現時点の横浜捕手陣では最もトータルでは良い。
打撃面では186打席で5本塁打を放った嶺井が飛び抜けている。捕手の中でこれは252打席で6本の本塁打を放った會澤翼に次ぐセ・リーグ2位の成績と(阿部慎之助は除く)、打撃力ではセ・リーグの捕手陣でも上位の存在。この嶺井、戸柱両名のどちらかに主戦捕手を固定できれば守備面打撃面双方でメリットになるだろう。守備力だけを見れば高城が第一候補になるのだが、去年の開幕直後こそしっかりとしたスイングで安打を放っていたのに、不調に陥りバスター打法をしだすようになってからスイングが途端にヘボくなった。練習試合でも外の球を引っ掛けて併殺にしている場面を見るのは残念な限り。
といってもまだ22歳、なまじ守備が良い為にプロ入り直後から1軍で使われてきた選手、そろそろ2軍でフォームを固めてもいいのではないだろうか。
新外国人のロマックは三振も多いが四球も多い待球タイプなので、HRの数や適応できるかはともかく一定の成績は残してくれるだろう。また足もあり走塁意識も高いので、この時点で鈍足が過ぎるバルディリスと比べて上がり目になる。

外野のレギュラーは筒香梶谷荒波の三枠、控えには球界トップクラスの外野手、松本啓二朗や下園らが居るので離脱があっても穴は最小限で済むはず。関根桑原乙坂の若手外野手達はまだ時期尚早。というか20歳前後の選手らを1~2番で起用していた前年が異常すぎ。
成長株では今季より内野から転向した渡邊の台頭が目醒しいのも楽しみ。

投手陣は石田今永三嶋の三羽鳥に期待したい。石田は現時点で最高クラスの球を投じているし、今永は大学時代から完成されているズバリ即戦力。三嶋はよく分からないが良い感じになっているのを祈ってる(適当)
この3人で合計300イニング食えれば裏ローテは非常に強力なものになる。そして表ローテは山口の充実ぶりに期待が膨らむ。ハマればどこまでも投げられる選手なだけに一番手は彼しか居ないだろう。前年は井納が好投を続けるものの、相手エースのとの投げ合いで勝ち星を拾えなかったこともあり、山口が一番手に回り、以降に井納、久保と続けばローテは完成する。
外国人ではペトリック、モスコーソらの争いも楽しみだ。コントロールがウリのペトリックとアバウトなコースに速い球を投じていくモスコーソで併用しても面白い効果が見れるかもしれない。
谷間は高崎らが有力だが、今季より先発に戻る国吉も面白い。依然練習試合で見た時は何も変わっていなかったので、何も変わって居ないということは荒れ球で勝負できるということ。
そして三浦、元々中10日では圧倒的な成績を残してきているのだが、これまでローテが埋まることはなかったのでローテで起用せざるを得なかった。前年の成績だが5月には3試合に先発し全勝、防御率1.71を記録、夏場に調子を崩し、9月には復調し防御率1.89を記録していることから老けこみはまだ心配しなくてもいいだろう。調子を見極めて起用すれば依然強力な戦力だ。

新人では今永に続き熊原がとても良いらしい。ノーコン素材型の評を押していたが、変則的なフォームなので慣れない1年目は十分な成績を残せるかもしれない(三上のスリークォーターサイドスローの投げ分け、山崎康のクロスステップ投法等)
そういう意味では短いイニングを投げるリリーバーの方が良いだろう。

不安が残るのがリリーフ陣。三上、山崎康、エレラとセットアップ候補の名前こそ挙がるが三上、山崎康共に独特なフォームで成績を残してきている選手だけに他球団の対策が怖い。これらの選手たちがケガや不調に陥った時に田中、須田、平田らが出てこれるかがシーズン中盤のカギになるだろう。またセットアップに繋ぐまでの加賀林大原長田らの中堅~ベテラン中継ぎがどういう活躍を見せるのかも見所ですね。前年までと違って起用の基準がグチャグチャの酷い投手継投を見ることがなくなるので総合的にはプラスになるでしょう。
個人的には福地に期待。149kmが最速の速球左腕と聞いていたら150kmを連発し始めるのでたまげた。ストライクゾーンにさえ入れば球界屈指の選手になるのではないだろうか。入れば。

総合面で見ても若いチームなのもあるが上がり目しかない。 順位だけ見れば5位-6位と順位は落ちたが、5勝の差しか違わない上に去年のセ・リーグは異常な程の混セだったのであまり問題にはならない。その分ドラフトで有利になったのも含めて、今まで溜め込んでいた物が爆発しそう。


ちなみに采配力とかいう意味不明なステータスは采配含めた全てのベンチワークという意味です。


2位 中日ドラゴンズ
打撃力+1
投手力+3
守備力+0
采配力+1

注目選手 BCAD、木下

なんといっても注目はBCAD、木下らの新戦力。
メジャーでも実績を残しているBCADの加入は大きい。広角に打ち分けられるという前評判通り練習試合でも方向を選ばず本塁打を放っている。
球場の広さもあり主砲不足が嘆かれたチーム事情を一変しうる選手だ。BCADの回りを大島、平田、外国人で固められればクリーンナップの火力は十分な物になる。
ドラフト3位の木下は今の中日捕手陣のどれよりも良い。木下を主戦捕手に構えられれば松井雅人を守備起用することも可能になるので起用の幅が広がり守備面でもプラス。
それでも守備力をプラスにしなかったのはBCADの守備面の悪評を差し引いてプラマイゼロということ。外野登録なのであまり影響は無さそうだが、それでも依然不安は残る。


投手陣では高卒ではあるが既に即戦力の気を見せているドラフト1位の小笠原、変速フォームで抑えを担う可能性まで秘めたドラフト2位の佐藤らに注目。
先発ローテは大野若松山井と柱はある。若手では濱田に注目したい。
リリーフは岡田、又吉、祖父江、田島、福谷と実績のある選手が多い。球場の問題もあって全く心配はないだろう。

また吉見、浅尾、岩瀬ら旧戦力の復帰も楽しみ。新戦力、現有戦力、復帰戦力の3つ所が上手く噛み合えば優勝も狙える。古豪の意地を見せられるか。






3位読売ジャイアンツ
 
















打撃力+1
投手力+1
守備力+1
采配力 -3

注目選手 小林誠司、西村健太朗、戸根
良くも悪くもオフでは球界の中心に居た球団。
野手では坂本、長野、捕手登録に戻った阿部、片岡、亀井、村田。投手では球界トップレベルのエースである菅野に前年圧倒的な成績を叩きだしたマイコラス、2点台でローテを守ったポレダ。リリーフでは山口にマシソンが居る。
新加入ではメジャーでの実績十分なギャレット・ジョーンズにロッテから名手クルーズを獲得した。そしてFAでスーパーサブとして一線級の脇谷を出戻りで獲得。
保有戦力の実績、巨大さでは間違いなくセ・リーグナンバーワン。これらの選手が一斉に全盛期級の働きをすればソフトバンクでも相手にならないだろう。

ただ賭博問題から始まる一連の問題を抱えており野球に集中できる環境ではない。また新たに三軍を増設する運びも試合外での混乱も増えそう。
そして何より新監督高橋由伸の不安。采配面等はまだ不透明だが、とても長く続いた原長期政権の後ということもあってベンチワークは素直には進まないだろう。
高い実績を持つ選手たちを若い由伸がまとめられるのか。そして谷繁政権最大の問題が捕手谷繁の通年起用ができなくなることであったように、高橋由伸政権の問題も打者高橋由伸が使えないことだろう。このことによる戦力ダウンも痛い。

そして新戦力のメジャー選手ギャレットだが、来日時点で34歳と旬を過ぎてる感じは否めない。 実績こそ十分だが油の乗り切った活躍が期待できるかというと微妙だろう。

戦力こそ巨大だがそれらを噛みあわせられるかというと難しいと言わざるをえないですね。球界の盟主の名が地に落ちた今、新監督の元で巨大戦力たちがどこまで動けるかが勝負でしょう。

若手では戸根が面白そうです。


4位東京ヤクルトスワローズ

















打撃力 -1
投手力 -2
守備力+0
采配力+0

注目選手 川端、杉浦
ヤクルトと言えば川端山田畠山のバットタイトル三傑集だがそれぞれに不安がある。山田は素晴らしい成績を残したが、日本シリーズから侍JAPANまでフルに出ずっぱりの上、体躯もあまりある方ではない。疲労が相当溜まっているところに他球団のからのマークも最大限かけられるので成績が落ちることは避けられないだろう。
畠山は良い選手だが去年が出来過ぎ、成績は落ちるだろうと予想。唯一川端はイケメンなので更に成績を上げキャリアハイの成績を叩き出しそうだが、この選手にはケガが怖い。バッティングスタイルから自打球も多いので不安はつきまという。
しかし後ろにはバレンティン、後半復調した雄平も居るので打線の不安感はあまりない。
投手陣は小川石川館山と名だたるメンツが続き、石山杉浦と有望株が続く。移籍組では山中、新垣らも良い。これらが全員揃うローテが理想的だが、やはりケガの不安がある。そういう離脱が起きた時に、杉浦がどの程度穴を埋められるかが正念場になるのではないでしょうか。
ドラフト1位の原樹理も楽しみだし、去年悔しい思いをした風張もまた1軍で見てみたい。

リリーフはとにかくバーネットの離脱が手痛い。62回41S 1.29 1敗の穴を埋めるのは並大抵のことではない。ヤクルトの日本人リリーバーで一番良い秋吉は昨年74試合に登板しており、疲労からの故障が懸念材料。
オンドルセク、ルーキ、ペレスと言ったリリーフ外国人がバーネットの穴をどう埋められるかがカギとなりそうだ。



5位広島東洋カープ
打撃力+1
投手力 -5
守備力+1
采配力+1

注目選手 田中、中崎、會澤、野間
200イニング2点台沢村賞の前田健太離脱が致命的。
今まで前田健が1人で取っていた200個のアウトを皆で取らなければならなくなる。黒田、ジョンソンはエース級の働きし、トップレベルのローテを形成をしたがそれでも4位に沈んだことを考えると今年は厳しく見積もらざるを得ない。
田中、菊池の二遊間はレベルが高いし、丸、エルドレット、ルナでクリーンナップを形成できれば打線は十分だろう。それにしたってベンチワークで足を引っ張られることを考えたら上手く回る保証はない。
リリーフでは中崎に繋ぐまでが不透明、また中崎自身が成績を維持できるかという問題もあり、リリーフは弱いという評になる。前田健が抜けた今大瀬良をリリーフにする余裕は到底ないので、そうすれば今村、中田、一岡らの奮闘か先発からの動員が必須となる。
この部分での投手のやりくりには監督の判断力が問われるだろうが、去年散々問われたので投手運用には問題を抱えたままシーズンを走ることになるのではないだろうか。
個人的に注目したいのは野間と會澤、彼らが躍動してレギュラー陣が十分な活躍をすれば十分可能性はある。



6位阪神タイガース











打撃力 -1
投手力+1
守備力+0
采配力+0

注目選手 藤川球児、岩貞
マートンはともかくオ・スンファンの離脱が痛い。ヘイグ、マテオらが穴埋めできるかどうか。
リリーバーの高齢化を嘆いていたところに藤川球児 、高橋聡文らを補強できたのは良補強。
藤浪もケガ明けが懸念となる。侍JAPANを回避して万全の体勢で望めるかどうか。
先発陣は藤浪を筆頭にメッセンジャー岩田能見と良い選手が揃い、若手では岩貞が良さそう。
打線は福留が去年の様な活躍ができるか、西岡に復調を望めるか。ゴメスが安定するかなど外様に委ねる部分が大きい。
守備面ではゴメス上本の一二塁は流石に安定しないので、そういう意味でも西岡、あるいは大和のレギュラー奪取が上昇には必要不可欠か。
また外野の弱さも目立つ。ドラ1高山の出番が回ってくるのも時間の問題かもしれない。
金本新監督の打撃改革も見物ですので、鳥谷、大和、梅野といった生え抜きらの活躍に期待したいですね。
ハッキリ言って現状のゴメスでは4番として弱すぎるので、良くも悪くも今年の阪神は外国人次第、先発陣は文句無しに良いだけに打線と、最後を〆るクローザーがハマるかどうかで決まるのではないでしょうか。






順位予想


1位 横浜
2位 中日
3位 巨人
4位 阪神
5位 広島
6位 ヤクルト


混セの真っ只中だった昨年の状況から一転、どこが抜け出してくるか、というシーズンになると思います。
私は横浜と中日が抜け出してくると予想しました。
どのチーム関係なく選手全員ケガなくシーズンを送ってもらいたいです。


順位予想とはあまり関係ありませんが、私が恵方巻きを食べたいセ・リーグの選手で打線を組みました。












1(中)松本啓二朗
2(三)川端慎吾

















3(ニ)白崎浩之













4(左)BCAD

















5(右)下園辰哉

















6(一)福田永将

















7(遊)遠藤一星














8(捕)小林誠司

















9(投)能見篤史

























 当ブログは今年もこんな感じでやっていきます(適当)