Craving Explorer(クレイビング・エクスプローラー)は、インターネット上にある動画をダウンロードするためのフリーなソフトウェアである。tuckが開発を行い、Dayz株式会社が営業・広報を行っている。
オンラインソフトのサイト「Vector」の「人気投票2010」において、グランプリを受賞している。
YouTubeやニコニコ動画などの動画投稿サイトにアップロードされている動画をダウンロードすることができるソフトで、ダウンロード時にファイル形式を変換することもできる。また、独自のウェブブラウザ機能を搭載しているため、他のブラウザを起動せずに動画サイトへアクセスすることができる。エクスプローラー機能も有していることから、既存のファイルをドラッグ・アンド・ドロップすることにより変換することもできる。
開幕からWikipediaの引用ですまないが、本日は動画の話だ。私が貴重な休日を費やして個人的に研究してみたので興味のある方は是非一読してもらいたい。
また所詮は1オタクのつぎはぎだらけの知識で表面を見ているのだけなので、多少の誤謬にはお目こぼしいただきたい。要するに全力で見て見ぬふりしてください。
先ずは、動画をDLする行為の是非についてだが、これはまあ議論の余地なく是だろう。そもそも動画をDLすること自体全く問題のない行為である。
ダウンロード違法化・刑罰化が施政されて久しいが、ダウンロードが違法になったわけでは当然ない。
我らがニコニコ大百科様には
ダウンロード違法化とは、著作権法の改正によって、著作権者の許可を得ないでインターネット上にアップロードされた著作物をダウンロードする行為を違法化する
とある。おそらく概要だけならばこの一文がもっとも伝わりやすいのではないだろうか。
違法ダウンロード刑罰化についてあれこれ書く話題ではないのでこれだけにしておくが
要するに「公式が配信している動画をDLすることは違法ではない(意訳)」ということ。
まあダウンロード違法化に引っかからなくとも、何かしらの法律にフックする可能性はありますが、まあそんなん言い出したら公道走ってる車は全員犯罪者(車)になっちゃいますからね!!
………………………
……とにかくだ、公式動画のダウンロードは現状違法ではない。
ではここでyoutube公式にて配信している傑作大人気アニメ、「コンクリート・レボルティオ」の1話をチェックしてみよう。
うむ。公式動画だ。ではこの動画を前述のCraving ExplorerでDLしてみよう。するとどうだろう、プロテクトがかかってDLが中断され……ない!?
ウソだろ!? プロテクトがかかってない!?
動画にプロテクトがかけられている例に使おうとしたのにとんだ誤算だった。
まあ、映像を見てもらえばわかると思うが、youtube版は右上と左上に邪魔くさいロゴがデカデカと挿入されている上、常時置かれてるのは1話ぐらいなのでプロテクトかけなくても別に問題ないというバンダイビジュアルの判断なのかもしれない。
気を取り直してプロテクトのかかっている公式アニメを探すことにする。そういえば「ヤマノススメ」もyoutubeで配信されていたのでコレをDLしてみよう。
…………またプロテクトがかかってなかったんだが? CMアース・スターは馬鹿なのか?
3本目、押しも押されもせぬ川口敬一郎の代表作、「ハヤテのごとく!」はどうだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=-c3YC9Q_3iI
こちらはなんとかプロテクトがかかっている様だ。良かった良かった、どうやらバンダイビジュアルはまともな神経をしていたらしい。
とまあこんな感じに、公式からの動画DL自体は違法ではないが、公式側がそれを阻止するようにプロテクトを入れている為ダウンロードが出来ないようにしている。
一部入れていないアニメもあることが今回の調査で分かったが、少なくともロゴなどが入っていない本編をそのまま上げてプロテクトもかけないような間抜け企業は流石にないだろう。
まあ話に聞くところではこのプロテクトを解除する方法もあるらしいが、流石にそこまでやってまで動画を落とすのは技術があってもただの馬鹿でしょう。
アニメ映像の話は置いといて、本題に入ります。音楽の話。
音楽の違法ダウンロードも情報化社会の大きな問題の1つですね。「(アニソン曲名) +フル」で検索すりゃ大量の違法アップロード動画が見つかってそれが200万再生とかされてるこんな世の中
こういう著作権者がアップロードしてる動画をDLするのは当然違法。
まあダウンロード刑罰化自体、空のピストルなので気にしすぎるのもダサいですが建前は大事なのでね。大人しく法律を守りましょう。
では公式動画。先日、プロテクトされる時の挙動を確認するためにほぼ確実にプロテクトされているであろう動画のDLを試みたところ、なんと通ってしまった。それがコレ。
CDショップとか行けばよく流れてますね最近KANA-BOON。
この動画を投稿してるチャンネルはSony Music(Japan)
ここで気になることが一つ。こういうプロテクトを設定するか否かはどういう基準で決められているのだろうか? ということ。KANA-BOON側の意思でプロテクトをかけていないのか、Sony Musicの方針でプロテクトをかけていないのか、それが気になる。
というわけで10曲ほどDLを試してみましたが、プロテクトがかかってるやつはかかってるし、かかってないやつはかかってないという感じ。
検証の為とはいえ基本苦手なリア充ソングを食らい浴びるのは辛かった……
前述のKANA-BOONの曲は基本的にフルでもプロテクトがかかってなかったので、やはりアーティストごとにレーベルが方針を決めているのでしょうか。
少なくともSony Musicは1分半程度のMVではプロテクトをあまりかけていないらしい。
他のレーベルも検証してみた。 Lantisは基本的に殆どの動画にプロテクトがかけられています。フルは勿論のこと、1分半のMVや短い動画にもキッチリプロテクトをかけているので、ここは徹底してる感じ。
Lantisに限らずほとんどの公式動画がある程度徹底してプロテクトをかけていましたが、自分が確認したところUNIVERSAL MUSICチャンネルのPASSPO☆のTruly 、5pbチャンネルのアフィリア・サーガのネプテューヌ☆サガして、はプロテクトなしでした。
この2つの動画に共通するのが、フルに近い尺でありつつも一部がカットされている仕様のMV。ということ。
つまり大まかな傾向として、オタク向け系列のレコード会社は比較的フルではないMVのDLにはある程度寛容な傾向があるのかもしれません。
2曲とも良い曲なのでリンクを貼っておく
お前……もしかしてオタクアイドルグループ大好きオタクか!?
オタクアイドルグループといえば世界で一番面白いドラマバラエティ「実在性ミリオンアーサー」のED曲として全オタクを感動に導いた妄想キャリブレーションの悲しみキャリブレーションも良いよね~という話(ちなみにこの曲もプロテクトはかかっていなかった)
実在性ミリオンアーサーの素晴らしさに関しては今更言うまでもないでしょう。ここで言を尽くすよりも、さっさと本編見ろ本編! 4話まで無料で配信中だ! 1回見たらもうキミはもう一撃で実在性ミリオンアーサーの虜になっているぜ!! 超可愛くて超面白いから!
閑話休題←カッコいい
違法ダウンロードの話題ばかりでしたが、1オタクとして言わしてもらえばCD買った方が音質も良いし所有欲も満たせるし、好きな曲を更に好きになれるのでCD買った方がいいです。
↑でチラッとデスクトップキャプチャーの話題に触れましたが、基本的にどんなプロテクトがかかっていようと画面上で再生されていれば足をつけずに動画保存が可能です。画質音質、枠の幅が完全でないとかは違法ダウンロードに命を賭けている方々の望むものではないでしょうが。
ニコニコ生放送やその他各種サイトの動画もこの手法を使えば保存可能。
まあしかし、こういう保存方法には画像界隈は結構うるさいです。まあ動画と違ってコピーされたら完全に死活問題だからですが。
例えばDLStoreのビュアーなんかでは購入した書籍のスクリーンショットをプリントスクリーンで撮ろうとすると停止が入ります。Gyazoの様な外部サービスで撮影すると、↓こうなります。いやぁ技術はすごいね。
じゃあ極悪違法サイトであるyoutubeも手をこまねいているかと言われたらそうでもない、結構前に入った仕様変更で地味な嫌がらせをしている。
どういう仕様かというと、なんでもいいのでyoutubeの動画を開いて欲しい。それを一旦停止して、再度再生させる。すると再生コマンドがしばらく画面の上に被る。
画像にするとこんな感じ。(ちなみにこれは私が上げた動画)
この被りが地味に面倒で、デスクトップキャプチャー系の機能で動画を録画をしようとすると始めは必ずこのコマンドが映り込むことになる。
まあ私の用途は主にニコニコなので(動画をコメント付きで保存したい)、youtubeで録画しようと思ったことはないのだが、youtubeの動画を録画しようとする人は結構手をこまねくと思う。
ちなみに音声だけ録音したいならWindowsにはサウンドレコーダーという便利なデフォルトアクセサリーが入ってるのでそれを使えばいい。あくまで合法にね。
というわけで気になってみたので、他にもこのようにコマンドを動画に被せて視聴者を不快にさせていくタイプの動画サイトは他にどれぐらいあるのか検証してみた。
youtube
言わずと知れたksの権化。違法動画が蔓延するこの世の掃き溜めのようなサイト。その上広告を大量に張り出し、その広告をスキップさせるために有料版を画策するマッチポンプ商法を企む汚物の結晶。Adblock使おうな!ニコニコ動画
超絶優良サイト。著作権違反動画なるものは一切存在せず、子供が安心して再生できるような素晴らしい動画ばかり投稿されるこの世で最も美しい動画サイト。
画像を見て頂ければわかると思うが、インターフェースと動画部分が完全に切り離されており、快適に動画を視聴しつつつオプションを操作したりコメントが打てるように設計されている。
例の動画選出に他意は無いです。
ビリビリ動画
一部界隈では非常に有名なサイト。ニコニコとyoutube以外に動画サイトなんてあったっけ? と考えたら一番に思い浮かんだ。
基本的にニコニコを模倣して設計されているのでインターフェースの被りはない。
誤解を避けるために言っておくが、ビリビリ動画は日本のアニメの公式ライセンスを得ての配信・製作委員会への参加などを行ったりもしている真面目がちの動画サイトであり、有象無象にある極悪違法無断動画転載サイトなどではない。
日本人の主な楽しみ方としては一昔前に流行った趣の深い動画を趣の深い中国語コメントを眺めながら爆笑するとかになるだろうか。
ヒドい動画を中国ネット特有の豊富な罵倒スラングを交えながら眺める遊びは爆笑間違いなしの快感を約束してくれる。
個人的にオススメなのは生放送コンテンツ。
使い潰された今のニコ生と違い、新鮮さを抱いたチャイニーズレディたちが萌え声を出しながらゲーム実況をする様を眺めることができる。興味があるなら是非一度見てみることをオススメする。
バンダイチャンネル
アニメのオンリー月額見放題の配信サイトとして先駆け的存在だった(気がする)
月額1000円で一部アニメが見放題は割高感が否めないが、マイナーな作品のラインナップが充実しているので、、どうしても見たい(尚且つパッケージ化もされていない作品)などはここを頼るしかなかったりする。
バンダイナムコグループが運営してるので同社が関わっているアニメには当然強い。
例えば「アイカツ!」等はバンダイ制作なので1期などは見放題。
また「銀魂」「魔法陣グルグル」「ケロロ軍曹」「NARUTO」など子供向けアニメもバンダイの提供番組なので月額見放題に名を連ねている。(※見放題作品は定期的に入れ替わります)
比較的子供向けアニメに強い配信サイトといえるかもしれない。
インターフェースについてはシンプルで被りがないデザイン設計になっている。
機能上の問題はないだろう。
dアニメストア
最近台頭してきたアニメ配信サイト
2014年にドコモ契約者以外でも利用できるようになったばかりなので、実質新人動画サイトと言っても差し支えないだろう。
ラインナップ、量的にも非常に充実している上、月額400円(バンダイチャンネルの半額以下!)で登録作品全てが見放題という値段の安さがウリ
また一部の作品はHD対応しており、その際の画質はかなり良い(エアプ)
ここまで来たら良いこと尽くめだが、配信終了作品はバンダイチャンネルと違って完全にラインナップから外れるので課金してでも見たいという場合にはあまり向いてないだろう。
ぶっちゃけ私は使ったことないのでよく分かりません。
インターフェースは上の画像の通り被りナシなのをテスト画面で確認。
ちなみにdアニメストア 春のアニメ100選フェアの吉田尚記セレクトと前田久セレクトは一見の価値があり。
https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/CF/100spring_2016#!
アマゾンプライムビデオ
実は完全に存在を忘れていた。
プライムの年会費4000ちょいは高めに感じるが、ニコニコと比べれば破格の値段。
再生環境は全画面のみという特殊な形式だが、プラウザ内で拡大する分にはコマンドと動画画面が切り離されているのは評価点。
ひまわり動画
極悪違法動画サイトの四天王の一角。
当たり前のようにコマンドを動画に被らせてくる辺り流石極悪違法動画サイトといったところか
ちなみに写ってるアニメは今期ナンバーワン作品である所の「最弱無敗の神装機竜」なので皆さん是非チェックしましょう。
AniTube
極悪違法動画四天王最強のサイト
名前からもあの極悪違法サイトであるYouTuberが親会社として裏から運営していることは想像に難くない。
インターフェースはご覧のとおり被りあり字幕ありロゴありの糞地獄。
無駄に画質が良いのが腹立つ。
転載動画にロゴを載っける神経がよく分からないがまあそういうことらしい。ちなみに写っているアニメは最弱無敗の神装機竜という
Dailymotion
最早当たり前のように被せてくる。
違法動画転載サイト界隈には再生コマンドを被せなくてはならない不文律でもあるのだろうか。
ちなみにタイトルにHDってついてるアニメは本当にHD画質だった(小並)
ここらへんは他のアニメ配信サイトも見習って欲しいところではある。
B9DM
ここは少し特殊。
ページ内で再生を行おうとすると(画像上)、被りなし、ロゴなしという極悪違法転載サイトでは珍しいインターフェースなのだが、専用のストリームサイトでしか再生できないアニメ(画像下)ではやっぱりシークバーを被らせている。
おそらく偶然だが、例に適当に選んだ動画2つがやたら高画質だったのも印象深い(おそらくHD)
以上。結果を分析すると、シークバーインターフェースを動画再生画面に被らせている動画サイトはyoutubeと極悪違法サイト四天王のみ、という結果に収まった。
これでyoutubeが実質極悪違法転載サイトであるという証明が為された。私は満足である。
皆さんも極悪違法転載サイト以下youtubeを決して利用しないように、健全なアニメ視聴ライフを送りましょう。