しかし昨年10月ドラフト時に作成したドラフト選手の能力予想(http://retokasu.blogspot.jp/2014/11/dena2014.html)はいい感じに当たっていたので足し引き0でセーフですね。
良かった~W
まあ終わったシーズンの話をしても仕方がない。
というわけで来シーズンのDeNAベイスターズの補強を考えてみましょう。
まず現在横浜DeNAベイスターズの支配下登録数は67人(自由契約のY・グリエルさんを抜いた数)
NPBの最大支配下登録数は70人までで、それ以上の選手登録は不可能です。
そしてシーズン中にもトレード、育成選手の支配下登録、外国人獲得と支配下の選手を増やす機会は絶対にあるので、補強をするにしても選手数はドラフト分を含めて65~67人に収まるでしょう。
そして10月13日現在公示されている自由契約選手は以下のとおり
東野峻(29) 横浜のバッティングピッチャー
岡島秀樹(39) 現役続行希望
土屋健二(25)
大田阿斗里(26)
加賀美希昇(27)
加藤政義(28)
多村仁志(38) 現役続行希望
赤堀大智(28)
(育成)今井金太(21)
(外国人)ビロウ(29)
多村以外は残当という感じのメンツ
これらの面々を切ると(育成の今井を除く)9の枠が開くので、支配下登録数は58人になります。
第二、第三次は西森、安部、小杉が怪しいかな、というぐらいでこれ以上切ることはあまりないでしょう。
(追記 雨つることつる岡捕手が自由契約です。グッバイ好きな選手だった)
制限選手として枠を取って拘束しているL.グリエルJr.(21)さんをどう扱うかは不明ですが、まあ自由契約になるんじゃないですか(適当)
主力選手ではバルディリス(32)の去就が怪しく、退団が噂されています。
まあ自由契約だと思いますので、その線で考えていきましょう。個人的にはいらない 足遅すぎ…
同じく外国人のエレラ(34)も去就不明。ここらへんに関しては今は予想するだけ無駄でしょう。
自チームのFAでは
石川雄洋(29)
長田秀一郎(35)
の2名が国内FA権を取得。
両者とも神奈川の地元出身でチーム内でも重要な位置を担っている選手。
なのでFAはないんじゃないかとは思っていますが、人の話なのでどうなるかは分かりませんね。
以上を総合すると、オフの支配下登録人数は54~57人程度に落ち着くでしょう。
ドラフトの人数はおおよそ5~7人
すると 支配下登録数は60~63人、空けておく枠も考慮すると
今オフに獲得する選手の数は5名前後に落ち着くはず。
FA
今季は市場にFA有力の先発投手がほとんどいないので投手のFA獲得はまず望めないでしょう。
野手は大物だけにまずFAしないであろう選手、小粒故にFAしない方が待遇が良い選手の2極
正直今年のFA市場はかなり寂しい。
球界全体でそういう傾向なのかもしれない。
獲得候補
大野奨太(28) 捕手 Cランク
2013年 87試合 打率.259 本塁打3 打点19 出塁率.349 ops.718
2014年 105試合 打率.174 本塁打6 打点19 出塁率.242 ops.524
2015年 74試合 打率.194 本塁打0 打点10 出塁率.273 ops.518
今季FAの隠れた目玉
というか他選手の宣言次第によっては最大の目玉と言っても過言ではない
打撃成績だけ見るとアレという感じはあるが
キャッチングに定評があり、盗塁阻止率も高い保証不要Cランク捕手の需要はかなりある。
特に今季の横浜は捕手のキャッチングに苦労したので、そういう意味でも守備型捕手の大野は欲しい選手。
ただ同じく捕手難の中日と争奪戦になることは確実なのでコストパフォーマンス的には微妙さは残る。
しかもFAするかどうか今のところ不明で、日本ハムも慰留に務めるらしいのでFA宣言自体不透明。
色々な意味で動向が注目される選手
(追記。残留とのことです。近藤との正捕手争いには勝てますか・・?(小声)
吉村裕基(31) 外野、三塁、一塁 Cランク
2013年 36試合 打率.194 本塁打5 打点16 出塁率.272 ops.623
2014年 64試合 打率.296 本塁打5 打点29 出塁率.242 ops.841
2015年 73試合 打率.217 本塁打3 打点15 出塁率.325 ops.681
この世で最も村田と共に息を引き取った野球選手
成績的には全盛期の影もないが長打力とGW力は健在
また昨年は6打点を上げクライマックスシリーズMVPを獲得し勝負強さを見せた
流石にそこらへんの選手とは格が違うか
横浜は古巣だし、獲得すれば外野と三塁のサブをこなしつつ
後藤の代わりに代打屋も出来る。未だに人気もあるので興行的にもプラスだろう
ただCランクで需要はあるとはいえ、福岡出身であり
本人もソフトバンクを気に入ってるっぽいので
FA宣言する可能性は高くないだろう
本人が現状の立場に満足しているかどうかか
自由契約
獲得有力
久保裕也(35) 投手2011年 67試合 69回 防御率1.17 4勝2敗21H20S
2012年 2試合 1回 9.00
2013年 登板なし
2014年 48試合 59回 防4.73 4勝4敗11H
2015年 登板なし 2軍成績 38試合 防御率3.62 3勝2敗3S
実績十分のベテラン中継ぎ
活躍できるかどうかはともかくとして補強としては十分な選手
多くの報道機関がDeNAの調査報道を出しているので獲得はほぼ決定的か
獲得候補
青木高広(34) 投手
2011年 76試合 55回 防御率3.27 2勝4敗20H
2012年 登板なし
2013年 34試合 31回 防御率2.87 5勝1敗
2014年 38試合 33回 防2.45 2勝2敗9H
2015年 登板なし 2軍成績 26試合 20回 防御率4.35 1勝
通称ペローン。由来は変則的な投球フォームから。
変則中継ぎ左腕としての獲得はありえるが
中継ぎに余裕があるわけではない巨人が放出したということは
もう年齢的にガタが来ているのかもしれない
追記 現役は引退してジャイアンツアカデミーに携わるそうです。お疲れ様でした。
加藤康介(37) 投手
2012年 41試合 32回 防御率0.83 7H
2013年 34試合 61回 防御率1.97 1勝2敗16H1S
2014年 32試合 23回 防4.56 3勝10H
2015年 6試合 2回 防御率11.57
(一応)元横浜の中継ぎ左腕
阪神に移籍後、復活を果たしたが
ここ数年で急激に成績を落としており
流石に年齢による劣化は否めない
獲得の可能性は低いだろう
細山田武史(29) 捕手
2011年 84試合 打率.208 本塁打1 打点11 出塁率.278 ops.532
2015年 12試合 打率.167 本塁打0 打点2 出塁率.286 ops.619
武山細山田論争の登場人物。元横浜
キャッチングには定評があるが盗塁阻止率は目に見えて低い。
打撃力もこれまでなら論ずるに値しないレベル。
ただ今季の非公式試合(2軍戦の他に教育リーグ、練習試合、3軍の試合を含む)
では打席数73打席で打率.268 2本塁打 9打点 出塁率391と
悪くない成績を残している
ちなみに横浜の捕手の2軍成績でこれ以上の成績を残している選手はいない。
更にファーム戦に限れば4割以上の打率、OPSも1を超えている。
もっとも37打席程度の記録だが……
そもそも横浜の弱みは若い捕手しか居ないため、ベンチで構えるのが仕事の
第二捕手、第三捕手という役目を本来経験を積むべき若い選手にやらせてしまっているという問題がある。
正捕手としては難しいだろうが
細山田は第二捕手、第三捕手は十分にこなしうる選手。
獲得するかどうか分からないし、SB側も育成再契約を考えているかもしれない。
それでも個人的には是非獲得して欲しい選手だ。
金無英-キム・ムヨン- (30) 投手
2012年 29試合 31回 防御率1.72 1勝1敗3H
2013年 23試合 31回 防御率3.48 1敗
2014年 25試合 31回 防3.41 1勝2H
2015年 登板なし
特に目立つ特徴はない中継ぎ右腕
日本の高校、大学を卒業しているため日本人選手扱い
敗戦処理が主な仕事とはいえ、1軍で悪くない成績を残してきていた
選手だけに戦力外は予想外だった。
中継ぎの球として使える選手なだけに獲得の可能性はある
韓国出身ということでKBOへの参加もありうるかもしれない
金無しくんではない
日高亮 (25) 投手
2012年 66試合 51回 防御率2.98 3勝2敗15H
2013年 2試合 1回 防御率16.20 1敗
2014年 1試合 1回 防御率0.00
2015年 登板なし 非公式戦成績 17試合 22回 防御率2.42
まだ若い中継ぎ左腕
主だった活躍は違反球の2012年だけだが
2軍では2年連続好成績を残しており(2014年ファーム防御率1.46)
ファンからも期待されていたがクビになってた
育成再契約も十分にありえるだろうが
有望株なだけに獲得は十分考慮に入るだろう
ただ即戦力重視のDeNAが獲得するかどうかは微妙なところ
SBには宝の山が眠っている
川本良平 (33) 捕手
2012年 27試合 打率.256 本塁打1 打点4 出塁率.319 ops.691
2013年 47試合 打率.187 本塁打0 打点5 出塁率.237 ops.446
2014年 21試合 打率.158 本塁打2 打点6 出塁率.158 ops.523
2015年 出場なし 2軍成績 148打席 打率.263 本塁打3 打点15 出塁率.322 OPS.690
ロッテの控え捕手
正直パッとする成績はなく、フィールディングも良い訳ではない
ただ現在ベテラン捕手不在のチーム状況において
第二、第三捕手としての役割はないわけではない
一応2軍成績では結果を残しているのでその分は評価点か
獲得の可能性は低いだろうが候補の一角にはあがるだろう
時折代走で出場する程度には足が速い
上野大樹(29) 投手
2013年 42試合 61回 防御率3.06 3勝2H
2014年 31試合 44回 防4.47 2勝1敗
2015年 2試合 2回 防御率9.00 1勝
顔が良いイケメンきゅん系中継ぎ右腕
敗戦処理が主な担当だが1軍での実績があり
中継ぎの補強としてはそこそこか
顔が良い
外国人
外国人は候補が多すぎるのである程度可能性が残る選手に絞りました。
クルーズ(31) 遊撃手、二塁手、三塁手 8500万
2014年 126試合 打率.238 本塁打16 打点61 出塁率.268 ops.687
2015年 133試合 打率.255 本塁打16 打点73 出塁率.289 ops.691
低打率低出塁率長打あり神守備雑守備多失策低OPSと通好みの選手
打率こそ低いが勝負強く、この2年で打点はコンスタントに稼いでいる。得点圏打率は高いわけではない。
個人的には最も横浜に獲得してもらいたい選手。
二塁、遊撃手を守れるので
例えば予定通りにいけば遊撃手クルーズ、二塁手石川の布陣
仮にいつもどおり石川がケガしたなら二塁にクルーズを置いて
遊撃は白崎倉本で対処できる。万が一の石川の移籍にも対応可能
今季課題となったセンターラインの守備もある程度の改善が見込めるからだ。
ただDeNAの調査報道が出ていないので実際の獲得は今のところ不透明
名前が横浜っぽい(小並感)
名前……横浜っぽい……ウッ、
メンドーサ(32) 投手 1億
2014年 26試合 162回 防3.89 7勝13敗
2015年 26試合 148回 防御率3.51 10勝 8敗
退団が決定したハンサムメジャー右腕
成績はパッと見映えこそしないが安定した成績を残してきている
計算できるローテーション投手として需要はあるだろう。
遠征、育児の都合で在京球団を希望しており
横浜が獲得する目は十分にある
またクルーズとは同い年で少年時代からの親友、共にレッドソックスと契約し
兄弟のような存在だと呼び合い、今も定期的にパーティーを開くほど仲が良い
どちらか一方を抱え込めれば、高騰することなく両取りも可能かもしれない。
ただなんか横浜で活躍してるビジョンが見えない
ルナ(35) 三塁手、一塁手 2億円
2013年 85試合 打率.350 本塁打9 打点51 出塁率.399 ops.919
2014年 127試合 打率.317 本塁打17 打点73 出塁率.387 ops.888
2015年 134試合 打率.292 本塁打8 打点60 出塁率.367 ops.764
石原さとみ似のアベレージヒッター
打撃力もそうだが走塁意識も高く
特に2015年は失敗なし成功率100%の11盗塁を記録している
守備面はエラーこそ多めだが特に不安になるような部分はなく、平均的な守備と言えるだろう
ネックはやはり高齢による劣化と巨人、阪神が獲得に参加することによる年俸の高騰か
現時点で2億円の年俸なので、争奪戦となれば
3億クラスの契約と複数契約は十分視野に入ってくるだろう
獲得できればバルディリスより遥かに走塁面での活躍が期待できるが
流石に分もコストパフォーマンスも悪いか
追記、年齢が31歳になっていたのを修正しました。わりw
以上が現在市場に出る可能性を持つDeNAの獲得候補選手だ
日本野球の経験がない新外国人選手の候補についてはMLBに詳しい人がなんか
良い感じに予想して候補を出してくれるでしょう(適当)
欲を言えばカブスを自由契約になった和田や川崎宗則と契約できればピンズドサイコーという話ですが、まあそこらへんは実現の望みもウスなのでDeNAの偉い人のメイクミラクルでもない限り獲得はありえないでしょう。
なのでそういうMLB球団に所属している日本人選手は考えないものとしました。
言い始めるとキリがないからね
結論
というわけで長くなりました。
そして私の考えるDeNAベイスターズの補強ですが
FAで大野を獲得
外国人はクルーズ、メンドーサの両取り
戦力外から日高、金、細山田、久保とSB三人衆を一気に持っていく
これで課題の捕手の守備面を補い、二遊間の打撃力を強化
中継ぎの数的補強をし
例えば先発である程度の結果を残していたのに中継ぎに回った三嶋や
夏場に無理やり中継ぎに回すことになったモスコーソのような
シーズン途中での配置転換を無くそうというもの
日本ハムから主力選手2人引きぬくことになるけど、元日本ハムGMの高田GMのコネもあるし、なんとかなるんじゃない?(適当)
当然こんな想定通りに補強が進むことはありませんし、また新外国人やドラフトを考慮していないのでチームの穴の決定的打開に繋がる訳ではありません。
あくまで現在市場に出ている知ってる選手でなんとかしようという発想です。
来シーズンの横浜の順位予想ですがまあ確実にCSには出られるでしょうね。
そこから日本一を狙えるかどうかが勝負の分かれ目なので
選手たちには来季あそこに自分たちが立つという意識を持って練習に臨んででもらいたいです
ね。
そういえば来年のオールスターはハマスタで開催されるみたいですが
考えた奴は底なしの馬鹿だと思います