皆さん始めまして。カレー研究家のレトカスと申します。
私は年300回ココイチに通う大のカレー好き、いや、「ココイチ好き」です。
私とココイチとの出会いは小学生時代に遡ります。詳細は話すと長くなりますが涙を流しながら夢中で食べた奇跡のような時間でした。
それから毎日のようにココイチのカレーを食べました。カレーは祈りでありココイチは教会のようでもあり、祈りは救いでした。
CoCo壱番屋が神が遺した神殿であることは自明の理ですが、世俗の不敬な輩はこうも言います
「ココイチは高い」
と。ゴーゴーカレーや牛丼屋のカレー、あるいは「もっと安くて美味しいカレー屋がある」などと意味不明な呪文を唱えるこの者たちの正体は悪魔を信仰し世界の破滅を目論む餓鬼の一団です。
しかし神はそのような悪魔にも平等に手を差し伸べてくれます。
しかし悪魔は聞く耳を持ちません。悪魔は心を閉ざしてしまっているのです。
神は嘆きました。
「救いの手はそこにあるのに、どうして彼らは目を、心を閉ざしてしまうのか」
私は神の御心を悪魔にも伝えるために「家で安く作れるココイチのカレー」の研究に着手しました。
その道は困難を極めました。どうしたって家でココイチのような人を救うためのカレーを作ることはできないのです。CoCo壱番屋が販売している冷凍カレーも、ココイチから出るとその効力を失くしてしまうのかどうしても味が変化してしまいます。
探求は5~6年にも及びましたが全く結果が出ません。
しかし、ある時、ふとした出来事をきっかけに「究極のカレー」が生まれます。
話すと長くなりますが引越し先のマンションのガス設備が故障していたため購入した家電が全てを解決しました。
以下に私が試行錯誤の末辿り着いた究極のカレーのレシピを記します。
このレシピで多くの民たちが救いを受け、悪魔たちが閉ざした心を開き信仰を授かることを願わんばかり。
材料(2~3皿分)
鳥肉 200g(豚、牛、なんでもお好みで。具無しでも可)
ジャワカレーのルー 3~4欠片
水330ml前後
設備
ホットクック
ホットクックとはシャープが販売している自動調理家電です
その名の通り具材を入れてスイッチを押すだけで自動的に料理を作ってくれるという優れもの。
カレーを筆頭に肉じゃが佃煮チリコンカンからサバの味噌煮まで何でも材料を入れるだけで作ってくれる。その間自分は何もせずほっとくだけ。味も機械が最適な状態で作り上げるため絶品です。詳しいことはシャープ公式サイトを読んでください。
あるいはシャープ公式サイトを読んでも詳しいことは書いてないのでホットクックを実際に使用したコラムを読んでください。
価格は最新の型が定価で7万円とかなり高価ですが型落ちモデルの新品が楽天やAmazonなどの各種通販サイトで3~4万円台で売っています。
モデルによる違いは殆どないに等しいので買う場合は1世代前の型落ち品がオススメです。
このホットクックを使うことでどうして究極のカレーができるのか。
カレーというのは煮込めば煮込むほど美味しくなります。「2日目のカレーが一番美味しい」 なんて言ったりしますね。しかしカレーを煮込むためには火を付けた鍋を数時間に渡り監視して、その時々で鍋を混ぜる必要があるのでかなりの手間がかかります。
その手間をこのホットクックは全自動でやってくれるので、手間0で一番美味しい2日目のカレーの様なカレーを生み出すことができるのです。
それでは実際に調理してみましょう。
鳥肉を切ります。
当たり前ですが最初から小間切れになっている肉ならこの工程は必要ありません。
ホットクックの中で撹拌される時にある程度肉が砕かれるので少し大きめに切っても大丈夫です。
ホットクックに入れます。
ジャワカレーのルーを割ります。
表記には一箱で9皿分と書かれていますが、究極のカレーは他に具を入れずルーの力だけで味を作ります。その過程でルーを濃密に煮込むので一箱で9皿も作れません。
ルーは1セットを4つに割れますが、少食の方は3つに割ったもので2皿分、しっかり食べる人は4つに割ったもので2~3皿分です。私は作るたびに1セットを使い切りたいので4つに割ったものを使用します。
割ったルーを入れます。
水を測ります。
基本的に究極のカレーは全て適当でいいですが、水の分量だけは味に直結するので正確に測りましょう。 この料理で最も時間がかかる工程はこの測る作業です。
基準値は330mlです。330mlより多く入れれば味がなめらかになりますし、330mlより少なくすればより濃厚な味になります。作りながら自分の好みの水分量を探してみてください。
水を入れました。これで作業工程は終了です。慣れればここまで1分もかかりません。
メニューを選んで
チキンと野菜の無水カレーを選択。
無水カレーは本来野菜が持つ水分を捻り出して作るカレーですが、当然ながら野菜は入れてないですし普通に水も入れてるので無水でもなんでもありません。
が、特に問題ないので無水カレーで大丈夫です。
「ビーフカレー」などを選ぶと鍋で作った普通のカレーっぽいカレーを作ることが出来ます。私はイマイチだと思いました。
あとは1時間待つだけ。
この間にダラダラゲームしたりアニメを見ます。
1時間後~
出来ました!
完成直後は底の方にルーや肉がダマになってるのでおたまで4~5回転ほじって混ぜてあげましょう。大きめに切った肉がいい具合に粉砕されて食べ頃のサイズになってますね。
食べてみた
ちょっと涙が出るぐらい美味しいです。
「CoCo壱番屋のカレーを家で食べる」ことを目指したカレーでしたが、これはひょっとしたらココイチのカレーを超えてしまったかもしれません。
何より1食200円を大きく下回るというコストパフォーマンスはココイチになかったものです。
まさにCoCo壱番屋のカレーを超えた最強のカレー、「究極のカレー」といえるでしょう。
俺は……神を超えた……?
今日から私がこの世界を支配するカレーの神です。
全ての人民、企業、宗教は我が究極のカレーの元に一元化され、新たな世界が生まれる……(完)
オマケ
カレーに合う飲み物。
カレーに最も合う飲み物はなっちゃんです。私はカレーと共になっちゃんを飲むためだけに業務用スーパーでなっちゃんを箱買いしています。
クーなど他のオレンジジュースでもいいのですが、果汁含有量が100%のものは避けましょう。
果汁の威力が強すぎてカレーのテンポ感を損ね、喉越しが甘くカレーの後味を汚します。
現在のなっちゃんの果汁含有量は30%、クーは25%です。
なっちゃんの果汁含有量はよく変わるのですが、過去のなっちゃんの果汁遍歴を見ても10~40%以内に収めていることから安定してカレーのお供にオススメできる飲料です。
果汁含有量100%のジュースはパッケージに果実の断面が描かれてます
これは果汁100%でなければ果実の断面をパッケージに描いていけないというルールがあるからなんですね。
なので果汁100%の飲料を避ける際はパッケージを見ればいいので簡単です。
皆さんもパッケージでオレンジジュースの果汁含有量を見極めて、より良いカレーライフを過ごしましょう。レトカスでしたぁ