2016/09/16

DeNAベイスターズの来季補強について

ブログを書くのは面倒くさい。
というわけで1人でやってる遊びを公開してみる。

DeNAベイスターズの来季補強について。
去年も補強予想をしたけどまあ何一つ当たらなかった(誰一人市場の選手を取らなかったんだから当然だけど)
こういうのは当てることに意味があるんじゃなくて、考えることでチームへの理解を深めることに意味があると思います。
というわけで懲りずにやる。
今回は前回と論旨を変えて 「DeNAベイスターズは来年補強にどれだけの金額を費やせるのか?」という話です。

まずはこちらを見て欲しい。

雄平(外) 6,500万円 Cランク
平田良介(外) 7,000万円 Bランク
山口俊(先) 8,000万円 Bランク
大島洋平(外) 9,000万円 Bランク
森福允彦(中) 1億2,000万円 Cランク
陽岱鋼(外) 1億6,000万円 Bランク
岸孝之(先) 2億2,500万円 Aランク
糸井嘉男(外) 2億8,000万円 Bランク
村田修一(三) 3億円 Bランク

今季の主なFA市場だ。
長野久義なんかは絶対に100%巨人を出ないので省いた。
ポジションを見ていただければ分かると思うが、市場に出る(可能性のある)9人の選手のうち5人が外野手だ。
そしてご存知の通りDeNAベイスターズの現戦力は外野ばかり無駄に飽和している。
仮に筒香を内野に戻したとしても 桑原梶谷と残り1枠を乙坂関根などの有望な選手で穴埋めすることになる(多分今年でクビだろうけど球界ナンバーワン外野手の松本啓二朗さんもいるぞ!)
荒波のような実績のある選手もいるし、外野は外国人で補強することも容易い。
つまりわざわざ保証と大金を出してまで外野手を獲得するメリットは皆無なわけだ。
つまり9人中5人は論外。最初から選択肢にすら上がらない。

山口俊(先) 8,000万円 Bランク
森福允彦(中) 1億2,000万円 Cランク
岸孝之(先) 2億2,500万円 Aランク
村田修一(三) 3億円 Bランク

すると残りはこうなる。
森福は実績豊富な左の中継ぎと補強ポイントと一致するが、ソフトバンクが大金を出して引き止めるだろうし、そもそも左のワンポイントの中継ぎを大金出して補強する球団なんてどこにもない。コストパフォーマンスが悪すぎる(そのお金を外国人や既存の選手に回した方が良い)

岸は能力十分の文句なしのエースだが、仮にFAとなれば巨人SBを巻き込んだ大マネーゲームになる上、常日頃から岸は地元の楽天入りへの報道が絶えない。
西武はFAでの流出こそ多いが、どうしても引き止めたい選手にはしっかりと大金を出す球団だし、仮にFAするならば楽天になるのでどう足掻いてもDeNAが取れるビジョンは無い。

村田は……三塁手というピンズドの補強ポイントだったが、現在筒香が中心となってチームをまとめているベイスターズに、お山の大将の村田が戻ってくるというのはチームのムードの悪化を招きかねない。
村田が良い、悪いという話ではなく、そういうものなのだ。
部活やサークルやたら顔を出してくる顔のデカいOBみたいな話。

ここまでの結論を総括すると、今年のFA市場でDeNAベイスターズが獲得できる見込みのある選手は0です。
下手に手を出すぐらいなら山口俊の引き留めに全力を出した方がいい。
誰だってそうする、自然な考えだ。

それでは本題の年俸試算に入ろう。先に言っておくがこれは9.16日時点での全く個人的なおはじきであり、一切正確な査定が含まれていないことを断っておく。

予想年俸現年俸変動値備考
筒香2億5000万~3億1億+1億5000万~2億主将
ロペス2億2000~5000万1億5000万+7000万~1億
山口2億8000万+1億2000万FA有
梶谷1億1000万8300万+3000万
井納7000万4500万+2500万
山崎康6900万5000万+1900万
三浦6000万1億2500万-6500万コーチ兼任
久保1億1億2000万-2000万
三上5500万3000万+2500万
石川5900万7000万-1100万FA有
石田4000万1800万+2200万
須田3500万1900万+1600万
田中3400万1800万+1600万
倉本3300万1600万+1700万
桑原3100万1300万+1800万
宮崎2600万1200万+1400万
下園3000万2300万+700万来FA
白崎2200万2000万+200万
高城1600万1300万+300万





荒波3500万4000万-500万
乙坂1300万1050万+200万
関根1300万1050万+200万
山下幸1100万840万+200万





後藤G2500万2200万+300万
長田3800万4500万-700万FA有
4000万4000万現状維持3年契約
高崎0万~2000万~2950万3900万-900万限度額タップダンス
加賀2900万2900万現状維持
大原2700万2900万-200万





砂田1700万1300万+400万
小杉1200万1450万+200万
三嶋2200万2500万-300万
国吉2000万2400万-400万





久保U1500万1500万現状維持
藤岡1400万1200万+200万
内村0万2900万-2900万
松本啓二朗さん0~1200万1500万-300万
黒羽根2000万2600万-600万
山崎憲1500万2200万-700万
飛雄馬1100万1100万
柳田0~1000万1100万-100万
渡辺0~550万550万+-
柿田800万1000万-200万
平田1200万1300万-100万
福地950万950万現状維持





今永3200万1500万+1700万
熊原1500万1200万+300万
柴田1100万1000万+100万
戸柱2200万950万+1250万
綾部



野川900万800万+100万
青柳








ロマック0万7500万-7500万
エリアン0~4000万8000万-8000万
モスコーソ0~6000~8000万1億3000万-7000万
ブドウ0万6000万-6000万
ザガー0万3500万-3500万
エレラ0万2900万-2900万
ペドリ5000万5000万現状維持





安倍0万800万-800万
小林寛0万1070万-1000万
山下俊0万840万-840万
西森0万610万-610万

一部選手は未掲載。
年俸1500万以下の自由契約選手は来年のドラフトに直結するので引き算から除外。

この表が正しいかどうかはともかく、この通りに来年の年俸を試算すると
増額分が約6億4000万
減額分が約1億7500万
外国人減額分が4億5900万となる。

外国人減額分はそのまま来年の外国人獲得に使うのでここでは減算しない。
DeNAが来季も積極的に外国人補強をする前提での概算だが、来季のDeNAの総年俸は4億円近く増えることになるだろう。

現在の横浜DeNAベイスターズの総年俸が約21億なので、仮に来年4億円増えたとすると、12球団での総年俸ランキグンでは9位~11位になるだろう。

…………………4億円増えるって書くとかなり上がる印象だけど、それでも他球団と同程度なんですよね。今まで順位が低すぎたのと主力選手が少なすぎたので。

https://newspicks.com/news/1734172/body/?ref=user_1342360

↑のリンクでホリエモンと池田純の対談が載っていますが、2011年から5年で52億円の収益が110億円近くになる見込みという発言があるので、4億増による補強費の低減はあまり心配しなくていいでしょう。



またホリエモンのクソみたいなyoutubeチャンネルでもベイスターズの話が取り上げられているのでクソほど暇な益体もないことしか出来ない暇人は鼻くそほじりながら見ておきましょう。


そろそろ面倒くさくなってきたので結論から言うと、今年のベイスターズの補強費は(契約金などあり一概には言えないが、あくまでも年俸の部分だけ抜き出すと)4~5億円でしょう。

今年はクソみたいな外国人を引きまくりましたので、来年はしっかりと外国人を当てて首位争いをしてほしいですね。

それでは皆さんごきげんよう。

2016/08/08

シン・ゴジラを見てきたあれこれ ネタバレ有り





というわけで「シン・ゴジラ」を見てきました。
この映画を見る前に、「ハイスクール・フリート」という世界で一番面白いアニメを予め一気見しておき、たとえゴジラがどんなに素晴らしい出来であろうとも「ハイスクール・フリートよりはつまらなかったな」と言える用意をしておきました。
そして見てきた感想ですが、最高に面白かったですがハイスクール・フリートよりはつまらなかった。
まあハイスクール・フリートより面白い作品は存在しないのでしょうがない。
そもそもこんな映画に語る価値などない。

言うまでもなくネタバレには一切配慮しないので気をつけてください。


構造としては上記のポスターにもあるように現実VS虚構というテーマ、コンセプトに終始していましたね。
この映画を構成する全ての要素は現実VS虚構というテーマを伝えるためだけにあり、それ以外の全ては排他される。
そしてこの現実というのは日本であり、社会人であり、我々の生活を指す。
そして虚構は勿論、ゴジラであり、オタクであり、原子力を意味したものだ。

これを並べると。
現実=日本=社会人=生活
VS
虚構=ゴジラ=オタク=原発

という構図になる。
これを一つづつ整理しよう。

そもそもゴジラという存在自体が核兵器の権化であり、原子力そのものが生物化した悪意なき災害なので、ゴジラが原子力であるというのは論ずるまでもないのだが、シン・ゴジラはよりゴジラ=原子力発電所、という構図を押し出してきたのは間違いない。
最後のゴジラの有り様が一番分かりやすく、あざといでしょう。この映画の結末はゴジラを殺す、退治するという形ではなく、凍結させその場に留め、東京はゴジラと共に復興するという形での決着となる。これはそのまま災害のあと、動かせない壊すこともできない原子力施設と共に復興を余儀なくされる震災地と原子力発電所そのままの構図だ。

そしてそのゴジラに対抗するためのメンバーは皆、国会に集められたエリート達だ。
何の能力も持たない平凡な高校生ではないし、アニメが大好きなニートではないし、魔法が使える魔法少女でもない。現実の、社会で働いている人間たちがゴジラと相対しているのだ。
この点に対して、「シン・ゴジラにはエリートしか出てこない」という旨の批判があったが、テーマ性とエンターテイメント性のバランスを鑑みた結果行き着いた極致がこのエリート主義あり、この批判は普通に的外れだ。まあ詳しくは後述させてもらうが。

オタク=ゴジラというのは論ずるまでもない、皆の共通認識ですのでここでわざわざ説明することはないでしょう。
そもそもゴジラを生み出した人間であるナンチャラ博士さんも
「わては好きにやらせてもらいましたわ。あんさんらも好きにしなはれ」
と、如何にも典型的で気持ちが悪いオタクが考えそうなオタク臭い気色悪い遺書を残している。
一体どんなオタクがこんな吐き気がするぐらい気持ち悪い文章考えたのだろうか?
ああ、庵野秀明か。

どうでもいい話ですが、自分はこの博士に結構感情移入というか、共感した口です。
というのもシン・ゴジラを観に行く3時間くらい前にお風呂に入りながらなんとなく、自分が自殺するときはHDD保管庫に貯めこんだDVD、ニコニコ生放送の一挙放送をMP4化したデータ、もう手に入らないインターネットにもデータが出回ってない同人誌の自炊データ(1回も即売会に行ったことがないような学生犯罪違法ダウンローダー諸兄は知らないかもしれませんが、世の中の違法ダウンロードサイトに出回ってる同人誌、エロ同人というのはほんの一部の作品だけであり、世界にはインターネットに上げられていない素晴らしい同人誌の方が多い。元々ちゃんとした作家は違法アップロードされた同人誌は削除申請出す。だからクオリティの高い一部の作品や、埋もれてしまった素晴らしい同人誌などはそもそもうpされていません。違法ダウンロードサイトを覗き見しただけでそのジャンルの同人誌全部見たような面してるオタクは一生かけがえのない二次創作作品に出会うことがないでしょう)
などをFreeNET(知らない人はお父さんに聞いてみよう)にばらまいて、勝手にアーカイブ化して関係各社に迷惑をかけまくった挙句死のうかななんてことを考えていたので
ゴジラを製作して関係各位に迷惑をかけまくった挙句死ぬ。という選択を選んだ博士には
「チクショウ! 先を越されたぜ!」
という限りでありました。実にクリティカルだね。

閑話休題←カッコいい

繰り返しになりますが、シン・ゴジラの現実VS虚構というテーマは

現実=日本=社会人=生活
VS
虚構=ゴジラ=オタク=原発

という形に整理することが出来ます。
現実=生活は当たり前すぎて省いた。

オタクによって生み出された虚構(ゴジラ) は、現実の人間たちが営む生活を破壊していきます。マンションを破壊し、電車を蹴飛ばし、車を踏み潰す。人々が現実に生活する都市、日常をゴジラは蹂躙していく。その虚構たるゴジラに対抗するのは、同じ日本に住む現実たる社会人たちだ。
彼らは極めて現実的な方法でゴジラの存在を認識し、現実的に(っぽい方法)ゴジラの対策を考案し奔走する。
あの非常対策本部の、攻撃をするにも認可が必要だったり、市民がいたら攻撃ができない自衛隊、国会での大臣の発言行動などが極めて現実的で素晴らしい! という感想を目にしますがそれについては黙っておきます。
別に自分は非常時の非常対策本部の動き方や大臣の行動などに詳しい訳でも実際に見たことがあるわけでもないので。
逆にそれらに詳しい訳でも見たことがあるわけでもないのに「実にリアルだ!」「すごく現実的!」
というような感想を抱いている方々は普通にアホだと思いますし、そういう方々のために説得力性の高い物語を構築した庵野スゲーって話でもあります。

ほいでなんだかんだあって現実の人々はゴジラに為す術もなく東京は焼き払われる。
こいついつも都市焼き払ってんな。
東京が汚染され焦土と化すさまは実に痛快でエンターテイメント性が高く、胸が高鳴るようでした(同時にめちゃくちゃ怖かったけど)ハイスクール・フリートでもそうですが最近東京が丸ごと水没したり、焦土になったりする作品が多くて良い傾向だと思う。
もっと東京とかいう不要物の掃き溜めである不毛地帯を蹂躙していくべきだと思う。

そうして総理も大臣も含めてみんな死んでいく。町の住民も大量に死んでいく。人々の生活が終わっていく。
「シン・ゴジラには最近の邦画にありがちな家族愛やお涙頂戴要素が出てこない」
というクソの極みのような論法でシン・ゴジラageをするアホがたびたびRTで散見されましたが、これは大きな間違いで、シン・ゴジラにも家族を愛する人たちはたくさん出てくるし、町中のそこらかしこでお涙頂戴ストーリーが展開されていたことでしょう。
ただそんな人間の生活一切の事象は、ゴジラという災害の前ではただただ無力であり消し炭みになるだけの話だのだ。
ただ暴れる。死ぬ。殺される。
暴力の前に思想や感情は無意味というシンプルな結論がそこにあった。

しかし人間さんサイドも生存がかかっているので死ぬ気でゴジラを倒すことを考える。
戦闘ヘリでも戦車でも空爆でもゴジラは倒せない。何故か? それは火器や兵器が虚構の物だからだ。我々の生活には銃もなければミサイルもない。戦争のない日本において兵器は空想の存在と同義だった。
この映画のテーマは現実VS虚構であり、虚構の権化であるゴジラを倒すのは現実で無くてはならない。
スーパーカッコいいハイパーなエネルギー光線や人間の気持ちに応じた正義の怪獣や原子爆弾ではないのだ。
同じ非日常の存在ではゴジラは倒せない。

じゃあゴジラを倒すのは何だ?
我々の現実だ!!!
そう! 電車や新幹線、ビルだ!!!!

日本を東西南北から繋ぐ架け橋である新幹線を突撃させて爆破!!!!
1日に何千万人を乗せて運び日本人の生活を支える電車を爆弾にして大量突貫!!!
現実に生きる勤労社会人の象徴であるビルを爆破させて圧迫攻撃!!!
働く車の代表であるダンプカーとクレーン車で凍結材料を用意して注入!!!!!

全て日本人の生活を象徴する物だ。それらがゴジラを攻撃し、弱らせ、ついに活動停止に追い込むことに成功する。
ここにかくして現実VS虚構という互いの生存を賭けた戦いは現実側の勝利に終わった。
人々の生活を破壊し、現実を奪い去ったゴジラは、同じ虚構の存在である原子爆弾ではなく、人々の生活によってその活動を停止させた。
ゴジラは日本に負け、オタクは責任ある社会人に敗北し、原子力という人間のエゴによって生み出された怪物の後始末は人々の生活がつけた。
そうしてゴジラは東京駅のホームに鎮座し続ける。
最初にも言いましたがこれが原発を暗喩してるというか、もはや直喩してる。流石にダイレクトすぎてあざといですが、原子力に対する責任というメッセージではまあいいんじゃないでしょうか。

あとはいつもの庵野の悪趣味なアレが出てきてED。
スタッフロールで協賛企業団体の凄まじい物量のクレジットが流れて来て「うわぁ」となった。アレがやりたかっただけだろ庵野。
わざわざインパクトを強めるためにロゴを中央に寄せちゃってま~。
現実が虚構を倒す映画を、現実の企業や団体が協力して製作し、それを虚構側の人間であるオタクが喜んで何回も見に行くというのも何か凄まじいメッセージ性を感じる光景に思えなくもない。


うーん、というわけでシン・ゴジラすごい映画だった。
私はすきじゃないけどね
ハイスクール・フリートの方が百万倍面白いし。


シン・ゴジラはとにかく全ての要素が現実VS虚構というテーマに繋がるように制作されているわけですが、ここに少し不備があったりなかったりする。
キャラクターがあまりにも虚構臭いのだ。
あんなくさい台詞をスラスラ言ったり、キャラクターがビンビンに立ってる個性的な大臣や官僚なんて現実にはいないでしょう。
だからシン・ゴジラという作品は普通に「虚構VS虚構」とも取れてしまいうるし、そういう部分のテーマ的な脆弱性は間違いなくある。
ただこの「キャラクターがあまりにも虚構臭い」ことには理由がある。
それは簡単な話でキャラクターを現実的にしてチンタラウスノロやられて特にカッコいい掛け合いもないままゴジラを倒してもクソつまんないからです。
あくまでシン・ゴジラはエンターテイメント映画であって、テーマとは映画の良さを観客に伝えるための指針であって、その指針のために映画のエンターテイメント性がなくなることは忌避すべきです。
つまり庵野監督はパーフェクトな「現実VS虚構」という構図よりも、エンターテイメントとしての面白さを重視したということで、そちらの方向に簡単に舵が取れるのもすごいし、それをこのレベルで実現してしまうのもすごい。なんだかんだですげぇよ庵野は……。

つまり怪獣映画における「現実VS虚構」というテーマは、テーマを突き詰めればつまらなくなり、最高に面白くなるように作ればテーマが綻ぶというジレンマを抱えているもともと不完全なテーマでありコンセプトだったのかもしれない。

ただ勿論エンターテイメント性を重視してリアルではないキャラクターを作りつつも、現実性を強調する仕掛けは各所にある。
その一環として登場人物の「滑舌」を使ってるのが少し面白かった。
シン・ゴジラのキャラクター、特に老人、初老役のキャラクターはハッキリ言って滑舌がよくなく、台詞が聞きづらいのだが、これは意図されたものでしょう。
そもそもシン・ゴジラの台詞なんて聞こえても聞こえなくても何となく意味が分かってストーリーは進んでいくので特に問題がなく、「滑舌が悪く聞き取りにくい台詞」を用意することで、現実側がより現実らしく映るようになっている。
これは表情や行動のコストが高く(表情を変えたり、アクションを起こさせるだけで金も手間もかかる)、なるべく声の演技で感情やアクションのパワーを伝えるために台詞の聞き取りやすさを重視するアニメ媒体では難しい演出だと思う。

声を使った作品演出というのは珍しくないのだが(例えばガールズ&パンツァーでは、たくさんのキャラクターが登場するが故に、視聴者がキャラクターを声で混同しないように声優の声質に特色をつけさせて、声を聞いただけでキャラクターが判別できるような工夫がしてある。アレだけのキャラクターがいながら「声が似ているキャラクター」がほぼおらず、キャラクター個別の認識が可能なのにはこのような工夫があってこそだ)
「滑舌」を活かした工夫というのは前述のようにアニメでは難しく、私はこれに気付いた時「あー、てめぇ庵野これ絶対実写の機会があったらやろうと思ってたやつだろ!!」となった。
好き勝手やりやがって庵野の野郎め

ここまで駄弁っておいてなんだが私は別にシン・ゴジラが好きじゃない。
それは結局シン・ゴジラ自体がどこまでいってもメタであり空虚だからだ。
先述したように人物の造形は空虚だし、人物の台詞も空虚、ゴジラという存在は虚構であり空虚。ゴジラの中身には何の思想も信念もなく、ただ歩き破壊し自衛するだけ。
電車とか新幹線の質量爆弾に至っては完全に妄想の産物だ。
結局この作品はそういうご都合主義、ハッピーヒーロー主義、怪獣に襲われて怪獣に助けてもらう責任のなさ。そういうものに対する反発や成り立っているのだ。
しかし逆にこの空虚さ、メタっぽさというのはシン・ゴジラに私が抱く反感であると同時に、この作品の美点でもあると思う。
長所と短所が表裏一体とでも言おうか、単に好き嫌いとでも言おうか。
キャラクター付けされて人類を守る存在に成り果てた大怪獣に失望していた人は、シン・ゴジラこそが真の怪獣であると言うだろう(言うのか?)
困ったときに助けを求めればなにかすごい力が現れて助けてくれる、願いの力で奇跡が起こって一発大逆転でドカーン☆
という作品が気に入らない人は、今回のシン・ゴジラを評価するだろう。私はそういうのが好きですが。
電車や新幹線を爆弾として運用するのは間違いなく最高に面白い発想であり、この作品トップクラスの絵面のパワーちからを提供してくれる最高の場面だ。

結局シン・ゴジラはどこまでいってもメタ作品なので。
メタ元、メタられた元、メタ先が好きな人は心の奥で受け入れることは難しいかもしれません。
それがメタ作品の限界であり、メタ作品の役割なのですが

TLを見ていても感想が二分化されている気を感じますね。
アニメの思想やキャラクターの気持ちに感動するタイプの人はう~ん、おもしろけりゃそれでいいエンターテイメント野郎やメタ気質の人は絶賛している印象がある。
ま、印象論印象論。
雑語り雑語り。



そこで当方には、シン・ゴジラは面白かったけど心の奥には響かなかったという私に近しい意見の人のための作品を用意してあります。
それがこの!

ハイスクール・フリート!

今から100年ほど前、日露戦争の後日本はプレートの歪みやメタンハイドレートの採掘などが原因でその国土の多くを海中に失った結果、海上都市が増え、それらを結ぶ海上交通などの増大に依り海運大国になった。その過程で軍艦は民間用に転用され、戦争に使わないという象徴として艦長は女性が務めた。これが「ブルーマーメイド」の始まりであり、女子学生の憧れの職業となっていった。また、かつての軍艦のなかにはブルーマーメイドを育てる教育用の船、教育艦として使用されるものもあった。

幼い頃、岬からブルーマーメイドの旗艦・大和を見た岬明乃と彼女の幼馴染の知名もえかはお互いブルーマーメイドになろうと誓いを立てる。その後明乃は別地に引っ越す。時は流れ、9年後。神奈川県横須賀市にあるブルーマーメイドを養成する学校「横須賀女子海洋学校」に明乃は入学。そこでもえかと再会する。その後、入学者たちは教育艦に配属され、明乃は晴風の艦長に、もえかは武蔵の艦長に任命される。


ことから始まる2016年最高傑作と誉れ高い伝説最強のアニメです。
ニコニコチャンネルで常時全話が設置されている上。
バンダイチャンネル
dアニメストア
U-NEXT

などで見放題プランでの配信を行っています!
日差しが眩しいこの夏、そんな夏にピッタリの「ハイスクール・フリート
是非この機会に見てしまいましょう!




















最後に一言














ちょっと参考にした感想リンク
http://yosha-ki.hateblo.jp/entry/2016/08/03/013218


2016/08/04

アクセス数を増やしたい

 小1時間くらいかけて自分のブログ記事全部読み直してたんですが、どうも思ったのが昔の自分は中々良いことを言ってるなと。
今の自分はそうじゃないんじゃないかと言われたら、ぶっちゃけそうなので(仮面町で忙しいというのもある) そこらへんは自戒したい部分ですが、まあそれはそれ。

これだけ結構良い事言ってるんだったら昔の自分の記事をもう少しだけ多くの人に見てもらいたいと、要するにアクセス数を増やしたい(タイトル回収)
ちなみに、このブログの総ページビューは11916 ページビューです。
アクセス数ではなくページビューです。
自分が踏んだ分も普通にカウントされてるので実際は4000人ないしそこら辺でしょう。
開設日が2013年とかだった気がするのでとにかく少ないです。
3年で1万1000ですから、だいたい1年で3500ちょいのページビューしか読まれてないことになります。
だいたいの記事が20ビュー前後で収まっていて、多い記事は最新エロゲの感想記事が稀に500~1000稼でいるだけです。
まあ、ほとんどの記事のビュー数は20前後だと思ってください。

少ないよ!!!!!!


校正のために自分で7回ぐらいチェックするので、概ね1記事につき10人前後の閲覧しか得られていないことになります。
これだとモチベもあんま出ないのも事実です(勿論面白い素晴らしい作品を見たら自動的にモチベは湧いてきますが、最近はTwitterで済ませてるしね)
というか、アニメ感想(あるいは考察)ブログというコンテンツの求心力が低すぎる。
これがまだエロゲーとかならマシで、結構ビューを稼げるんですが、新作ゲームやアニメ感想などはほとんどビューを稼げないです。
記事の質やそもそもSEO対策すらしてないと言われればそれまでなんですが、でも皆さんも他のオタクのアニメ感想ブログや新作ゲームの感想ブログとかを見る機会って殆ど無いと思います。
世の中にはまとめサイトやamazonといった、手軽にしょーもない感想が見れるシステムが作り上げられており、誰も奇特なオタクの感想記事なんて見たいとは思わないし、Googleもそう思ってます。
私もそう思います。

これがエロゲー記事だと伸びるのは純粋に記事の総量が少ないから需要があるんでしょうね。
エロゲにつくamazonレビューなんて大作でないかぎり1~3程度だし、エロゲーの感想を言い合うまとめサイトなんて無いです。(エロゲーユーザーはモラルがあるからまとめサイトなど必要ではない。という理由で済ませれられればいいんですが単純に2chのコミュニティがそこまで活発じゃないからでしょう。憶測ですが)

ちなみに私がもう一つ運営してるサイト「仮面町」は結構伸びてます。

あっ、これURLね https://retokasu.blogspot.jp/ アクセスしといて

こちらはゲームの攻略情報や考察などを主に扱っているのですが、現在35774 ページビューがあり、このブログの3倍です。
また日別のページビュー数も、最近はコンスタントに1000を超えています。
早い話がこのブログが3年かけて稼いだアクセス数を、仮面町は11日で稼げるってことです。

えっ? こっちの方はサイトが見辛い上に、他の記事への誘導もしてないからだって?

またまた~w ご冗談を~

 どうでもいいですが、Clap your Sunday! に貼られているアフィやバナーのような何かは、全てアフィではなく、画像を手張りしてそこに公式サイトの紹介ページを貼っているという代物です。
つまり広告ではないのでAdblockなどの広告ブロック系アドオンで非表示にすることは不可能!
ガッハッハ~~! 見辛いし重いぞ~! すごいだろ~


閑話休題←イカしてる

まあこれは意図的にやってるので別にいいんですが、それにしたってアクセス数が欲しい。色々な人に見てもらいたい。
究極的にはアフィで稼ぎたい。
仮面町の方にはちゃんとしたアフィを貼ってるんですけどね~。何故か儲からないんですよね。
不思議


というわけでアクセス数を増やすために更新頻度を増やします!
それ前も言ってなかったかとか野暮なツッコミは不粋です。

とりあえず当面は週一更新をメドに書いていく気です。内容についてはアニメ考察とか映画のレビューとか全然伸びないんでやりたくないんですが、まあああいうのは勝手に書きたくなるものなので普通に書きます。
今年度目標としてこのブログのページビュー数2万を設定します。
この目標を達成できるようになるべく邁進します。皆さんが1日に5000回F5キーを叩けば2日で達成できます。軽い目標ですね。

というわけで今日はクソどうでもいいポケモンの愚痴書いたのでこれで一週間は更新しなくて済みます。
やった~w

ポケモンの愚痴





ポケモンGOたのしぃ~~~wwwwwwwwww









いや全然楽しくないが。
引退します言うて一週間後にのうのうと復帰したけど(ポケモントレーナーの屑)
足あと機能はバグで動かないわジム戦はバグのオンパレードだわ(いつまでじごくぐるま透明化バグ放っておいてるんだ)
田舎だとろくにモンスターボールすら手に入らないのにトレーナーレベル上げるとポッポすら捕まえられなくなるわ
全ての要素がゴミクズすぎる。
どうせ都会に住んでるインテリエリートが都会で鼻くそほじりながら作ったんだろうけど、「虫取りから始まったポケモン本来の捕獲の楽しさを追求する」って言っておいて全然できてないよね。
完璧にバグ満載の未完成品なのに無理やり夏休み間に合わせるためにリリースして、結果ご覧の有様ですよ。
ルビサファの発売日に合わせるとか意味不明なこといって発売強行して未完成品出してポケモン史上最低の作品の名を欲しいままにしたORASから何も学んでない。
本当にゲームフリーク(開発はナイアンテックだがまあ共同責任ということで)は何をやってもダメなクソ企業に成り果てたなと感じて悲しみしかない。

というかこれだけバグ、不具合、本来の機能が動かないみたいなポンコツ状態でリリースするってよっぽど開発サイドの環境ぶっ壊れてそうだね。
1日の売り上げ10億円とか一見順風満帆そうに見えるけど、実際開発の中身はそんじょそこらのブラック会社とは比べ物にならないぐらいデスマーチなんだろうね。

一見外側から見たらドバドバ売れて順調そうに見えるけど、中身はボロボロのバグ不良だらけの未完成品っていう部分では本家のXY、ORASと共通する部分がありますね。
いや、懐古とかではなく、XYなどにも評価すべき美点はあったと思いますが、それ以上に何もないので。
ORASなんかカスの集大成でしょう。いや今更言うまでもありませんが。
まあポケモンをプレイしない人はこんなことも知らなくて、ポケモンは楽しくて毎作面白い作品を出してる優良コンテツだと思ってるんだろうけど、中身はこんなもんですよ。
ゴミ、ゴミの集合体。

幸い何故かアップデートという措置を取らずに永遠にバトルフロンティアを実装しないまま黒歴史にしようとしているORASとは違って、ポケモンGOはアップデートをかけて良くしていく方針のようなので(それが当然ですが)期待しましょう……。
と思っていたら
ポケモンGO、アップデートでポケモンの巣の出現率が下がり(ポケモンの巣に6時間近くは張り付かないとポケモンを進化させることすらままならなくなった)、ミニリュウの巣が廃止され(既にミニリュウを乱獲していたプレイヤーのみが最強のカイリューを使えるためジム戦のプレイヤー格差が酷い)
また雑魚ポケモンの捕獲率も低下させることでよりポケストップ難民という名の田舎勢からモンスターボールを奪い、200個800円とかいうボッタクリ価格での課金商品を買わせようとしています。
ちなみに200個800円という値段設定がどれぐらい酷いかというと
5時間もプレイしてたら200個なんて全部なくなります。

5時間800円でポケモンが遊べるぞ!!!

安い!!!!!!!!!!!



XYはアレ(まだ相当マシな方)
ORASは史上最低のカス
ポケモンGOはゴミ

初代からポケモンを欠かさずプレイしていて、クソクソ言ってるORASも600時間は遊んで、ポケモンのぬいぐるみやポケモンのサブゲームなど買い集めて熱心にポケモンというコンテンツを支えてきたつもりなんですけどね。
こういうことされるとちょっと厳しいよね。ゲームフリークさんさ。

そういう風に考えると

自分的には評価が低いけど世間的にはそこそこの評価のポケモン超不思議のダンジョン
普通に格ゲー素人でも楽しめる傑作のポッ拳

ゲームフリーク外で制作したここらへんのタイトル群がどれだけ面白かったかってことだよね。
もうゲームフリークいらないんじゃない?
潰れていいよ、もう。
大好きなメーカーだったけど今ではもう驕りきったカス企業ですよ。

まあサン・ムーン買いますけどね。
今のところストーリーや試練システム、Zワザのクソダサポーズとゴミフォントなどつまらなさそうな要素が満載ですが、新ポケモンのデザインや、ジムリーダーの配置など挑戦的な部分は気に入っています。

ほらこれだよ。こういうことだよ。
ゲームフリークはどれだけゴミを出して叩かれても、でもみんなポケモンを買うから(ポケモンが好きだから)ドバドバ湯水のように売れて儲かるんですよ。
驕りが生まれるんですよ。
普通の企業だったらクソゲー出したら叩かれて売り上げ落ちてみんなで反省しますよ。
でもポケモンはそれがない、何故か? 売れるから。
売れてみんなライトユーザーは褒めるから開発者が一切なんの反省もしないままクソ要素が次回へ引き継がれていく。
 そのさまを直にこの3年間見せつけられてきた。

はーほんと無力。クソ循環。
サン・ムーンも厳しい出来だったら本社に抗議文送りつけてやろうか。

2016/07/27

仮面町スポンサー募集のお知らせ


地方活性化の一環として、仮面町のスポンサーを募集します。
スポンサー契約は個人、法人(企業)を問わず締結させていただくことが可能です。

スポンサー契約を行ったメリットとして
  1. 仮面町の右側に開いたスペースに広告を出せる
  2. 仮面町の下の方に開いたスペースに広告を出せる(こちら1番と選択式となります)
  3. 仮面町の左のギチギチに詰め込まれたスペースに広告を出せる(こちら別途オプションとなり、別口にて料金を請求させていただきます)
  4. 仮面町の左上の一言コメントで宣伝を行う(少なくないサブリミナル効果が期待できます)
  5. 仮面町と相互リンクになる権利を得られる(これ以上の名誉はそうないでしょう)
といった、広告面、企業の信頼性確保として非常に高い効果を発揮することが見込まれます。
スポンサー諸兄におかれましては、仮面町とのスポンサー契約をぜひ締結していただくことを強く推奨いたします。

スポンサー締結料金
3ヶ月   1000万~
6ヶ月   1800万~
12ヶ月 3300万~

オプション
左に広告を出す権利 500万~


現在スポンサー契約を締結していただいてる協賛者の方々
  • 765プロダクション様(大嘘)
  • 夕闇の魔女 ドロニア様(大嘘)
  • お好み焼き屋の親父様
  • 番犬スカート様
  • 河童様

皆さんのスポンサー契約申請をこぞってお待ちしております。

2016/07/23

横浜DeNAベイスターズの選手補強方針について

たまには真面目な記事を書く。


DeNAベイスターズがクリーンアップの期待をかけていたロマックが攻守ともに精彩を欠き、またエレラの帰国もあり駆け込み足の外国人補強を強いられたことは記憶に新しい。

どっかのアホが「ロマックは一定の成績を残してくれるだろう」
なんて適当なことをほざいたせいで赤っ恥もいいところである。

↓どっかのアホ
http://burningmelodysection.blogspot.jp/2016/02/2016.html


この件で考え改めたが、選球眼の良いタイプは安定した成績を残す可能性が高いが、そのためには外角が狭い日本特有のストライクゾーンに適応する必要があり、かつファーストストライクからでも積極的にパンチを打てる選手という条件を満たす必要があるのかもしれない。
ロマックは恐れるかのように球を待ちすぎてファーストストライクを叩くことができず、またストライクゾーンへの適応もできなかったのが通用しなかった原因だろう。

さて、ここでロマックのこれまでの経歴について振り返りたい。
知ってる人も多いと思うが、ロマックはマイナーで過去200発以上のHRを放った、まさに「2軍の帝王」ともいえる存在だ。
力はあるのだが、もう一皮剥けていない選手が日本でハマることを期待して獲得したのだろうが、残念ながらそれは上手くいかなかった。
またロマックは近年徐々に成績を上げてきた「成長株」の選手でもあった。
つまり、長年マイナーに甘んじつつも、最近徐々に成績を上げてきた期待の持てる選手をDeNAは獲得したのだ。
これは過去のDeNAのドラフト方針とも一致し、過去の白崎浩之や三嶋一輝、井納翔一などがそうだ。
確かに、落ち目の選手より成績を上げてきた選手を獲得するのは理にかなっているのかもしれない。

だが近年DeNAはその方針を一転させてきている。
14年ドラフト2位の石田健大は大学3年時に素晴らしい成績を残し1位候補に踊りでるも、ケガをしてしまい4年時は低迷したという選手だった。
いわば「ワケありのお買い得物件」だが、悪く言えば「地雷の代名詞」ともいえる。

そして今年ドラフト1位の今永昇太もこの石田とほぼ同じ成績の経歴だ。
3年時には破格の成績を残し、何球団競合するのだろうかという次元の選手だったが、ケガをしてしまい4年春は投げることすらできなかった。
この物件に目をつけ、ドラフト前から今永1位指名を宣言し他球団に手を引かせ、単独指名を成功させたのが今永に惚れ込んでいた吉田編成部長というのは有名な話。


 このように近年のDeNAは「一時圧倒的な成績を残し、ポテンシャルは証明しているものの故障などで評価を落としているワケありの選手」
を獲得し、主力化に成功させているのだ。
そしてこれは新外国人の補強方針においても例外ではない。

2軍の帝王として元気にやっていたロマックが全く通用しなかったのを反省としたのか、以降の獲得選手は「過去の実績はあるが、最近評価を落としている選手」を中心に行われている。

たとえばエリアン・エレラ。
以前このブログでも取り上げたが、2015年はメジャーで83試合に出場し7本塁打も放った、「メジャーリーガー」の実績がある選手だ。
しかし今年に入り不調に陥り、マイナーでも成績を残せなくなっていたところをDeNAが獲得した。
昨年ポテンシャルの高さは証明済みなので、環境を変えて心機一転すればメジャーリーガー級の活躍が望めるという判断だったのだろう。

そして新獲得が発表されたマイク・ブロードウェイ。
昨年2015年は打高のPCLで40試合 48.1回 2勝0敗13S 防御率0.93という圧倒的な、それは無双の成績を残した実績のある選手だ。
打高のマイナーでしか打てなかったロマックの反対といっていいのかもしれない。
しかしブロードウェイはメジャーで通用することができず、今年に入ってマイナーでも打たれだしたところをDeNAが獲得した。
ブロードウェイはコントロールも良く速球も速いというピッチャーだが、変化球は本当にほぼスライダーのみなので、単調な投球ではメジャーのバッターには合わせられてしまうのだろう。

DeNAとしては、日本ならば150kmを超える速球投手は少なく、変化球が単調でも短いイニングなら十分通用するという判断なのだろう。
そして何よりも昨年PCLで無双したという「実績」がある。

繰り返しになるが、近年DeNAは「一時期良い成績を残すも、ケガや不調などで成績を落としている選手」を中心に獲得し、チームの主力として運用することに成功している。
このスタイルならば純粋に良い選手を取るよりも他球団と競合しにくく、また外国人ならばマネーゲームに巻き込まれることなく選手の獲得が可能だ。

ただこの手法が本当に正しいのかどうかはわからない。
現在は石田健大、今永昇太、エリアン・エレラと成功例となる選手たちがチームの主力として活躍しているが、故障経験があるということはやはり今後長いプロ野球人生の中で不安材料になってくる。
ケガ持ちの有力株の選手を低い順位で指名してチームを作り上げた見本がヤクルトスワローズだ。
ケガに泣かされ最下位付近に甘んじていたが、2015年はけが人の数が(比較的)少なく、また故障者が多いポジションある中継ぎを外国人中心に編成することでリスクを減らし、そのままチームの勢いで優勝を果たした。
だが今年は再びケガ人に泣かされ、去年頼っていた外国人たちは全員去ってしまった(オンドルセク…)

このように、ケガ持ちの選手を中心としたチーム作りは少なくないリスクを抱えている。
またエリアンのようにメジャーリーガー経験がある選手は、日本で活躍した後、再度メジャーに戻る可能性が高く長年の間のチームの主力として外国人を固定することが難しくなってしまう。

ヤクルト(バーネット)
ソフトバンク(サファテ、李大浩)
巨人(マシソン)
といった強いチームたちの影には必ず長年日本球界でプレイしてきた外国人選手たちが居た。
そういう選手は新外国人たちの教育役やまとめ役の役割を果たし、他の外国人に良い影響を与える。
MLBのレジェンドプレイヤーでもあった、2013年楽天のアンドリュー・ジョーンズなどが良い見本だろう。
あの年、楽天はジョーンズを中心にまとまることで悲願の日本一を果たした。


つまり、優勝を目指すチームを編成しようと考えた時、外国人たちの精神的支柱かつまとめ役となる経験豊富な外国人の存在は必ず必要になってくる。
エリアンのようなメジャーリーガー中心の獲得では、そういう選手が生まれにくいのではないのかという危惧だ。


まとめ
補強方針、獲得方針に正解などなく、1人1人の選手をじっくり見て判断していくしかないため、正解というものは絶対にありません。
近年のDeNAベイスターズの「そういう方針」が成功しているからといって、その方法が良いものというわけではなく、少なくないリスクを抱えてはいます。
絶対に選手を当てる方法などなく、1人1人の選手を正確に観察して、それぞれの結論を出していくしか選手を当てる方法はありません。
仮に今年のブロードウェイがこれから活躍し、上記の獲得方針の成功例が続いたとしても、それは「けが人や不調選手をお買い得に獲得する」という方針が正しかったのではなく、1人1人の選手と向き合って結論を出したスカウト、および首脳陣の成果であることは忘れないようにしましょう。





あっ、そうだ(唐突)
今現在パワプロに収録されていないマイク・ブロードウェイ選手を作成してくれた。

「仮面町」

というブログがあるらしいですね。いやぁ!これはすごいサイトだと思います!是非見なくちゃ!
仮面町さいこー!!

 http://retokasu.blogspot.jp/2016/07/2016_10.html

http://retokasu.blogspot.jp/2016/07/2016_10.html



2016/05/28

エリアン・エレラの話

横浜DeNAベイスターズは、エリアン・エレラ選手と、2016年度シーズンの選手契約を結ぶことで合意いたしましたのでお知らせいたします。

 エリアン・エレラ(Elian Herrera)内野手

生年月日

1985年2月1日

身長・体重 / 投・打

180cm・93kg / 右投・両打

出身地

ドミニカ共和国

球 歴

セントロ・アカデミコ・ロジャース高-ドジャース傘下ドミニカサマーリーグ(03~05年)-ド ジャース傘下マイナー(06~11年)-ドジャース傘下マイナー/ドジャース(12~13年)-ブリュワーズ傘下マイナー/ブリュワーズ(14~15 年)-ドジャース傘下マイナー(16年)-横浜DeNA(16年~)

過去の成績

年度 クラブ
(クラス)
(傘 下)
試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁 四球 死球 三振 打率 出塁率 長打率
2006 ドジャース
(Rk)
(ドジャース)
36 110 36 4 0 1 17 2 19 1 17 .327 .424 .391
2007 インランド エンパイア
(A+)
(ドジャース)
11 30 6 2 0 0 4 1 2 0 12 .200 .242 .267
2007 グレートレイクス
(A)
(ドジャース)
9 36 6 2 0 0 3 3 1 3 10 .167 .250 .222
2007 オグデン
(Rk)
(ドジャース)
50 181 51 10 3 1 27 3 25 4 39 .282 .379 .387
2008 オグデン
(Rk)
(ドジャース)
4 6 1 0 0 0 0 0 0 0 3 .167 .167 .167
2008 インランド エンパイア
(A+)
(ドジャース)
33 124 37 12 1 5 27 5 16 2 32 .298 .385 .532
2009 グレートレイクス
(A)
(ドジャース)
13 40 10 0 0 0 2 1 1 0 9 .250 .262 .250
2009 インランド エンパイア
(A+)
(ドジャース)
99 389 113 18 5 4 35 42 35 3 95 .290 .352 .393
2010 チャタヌーガ
(AA)
(ドジャース)
97 299 77 11 4 2 38 31 47 4 71 .258 .363 .341
2010 アルバカーキー
(AAA)
(ドジャース)
25 48 11 0 1 0 8 1 10 0 9 .229 .356 .271
2011 チャタヌーガ
(AA)
(ドジャース)
116 378 105 17 6 3 35 33 58 1 103 .278 .370 .378
2012 アルバカーキー
(AAA)
(ドジャース)
64 273 93 20 10 3 40 11 17 2 47 .341 .381 .520
2012 ロサンゼルス・ドジャース
(MLB)
(ドジャース)
67 187 47 10 1 1 17 4 23 2 50 .251 .340 .332
2013 アルバカーキー
(AAA)
(ドジャース)
108 408 115 13 1 7 43 16 48 8 76 .282 .367 .370
2013 ロサンゼルス・ドジャース
(MLB)
(ドジャース)
4 8 2 0 0 0 0 0 0 0 2 .250 .250 .250
2014 ナッシュビル
(AAA)
(ブリュワーズ)
33 115 35 9 2 0 9 5 8 0 19 .304 .350 .417
2014 ミルウォーキー
(MLB)
(ブリュワーズ)
69 135 37 7 1 0 5 4 3 0 36 .274 .288 .341
2015 コロラドスプリングス
(AAA)
(ブリュワーズ)
56 210 75 15 2 3 27 4 20 0 29 .357 .413 .490
2015 ミルウォーキー
(MLB)
(ブリュワーズ)
83 256 62 18 0 7 33 3 18 0 72 .242 .290 .395
2016 オクラホマシティ
(AAA)
(ドジャース)
28 101 22 2 0 0 10 0 14 0 28 .218 .308 .238
メジャーリーグ通算(4シーズン) 223 586 148 35 2 8 55 11 44 2 160 .253 .306 .360
マイナーリーグ(AAA)通算(6シーズン) 314 1155 351 59 16 13 137 37 117 10 208 .304 .371 .416
マイナーリーグ通算(11シーズン) 782 2748 793 135 35 29 325 158 321 28 599 .289 .366 .395





丸っと公式サイからコピー&ペースト


注目すべきは昨年メジャーで83試合に出場し打率.242 7本 33打点の成績を残している点。
メジャー3年で60本の本塁打を放った現中日のダヤン・ビシエドのようなスラッガーに比べれば大きく劣るが、巨人に3億の年俸で入団したギャレットの昨年の本塁打数5を超える数字。

打席数も実績も違うので、一概に長打力という点でギャレットを上回るということでもないが、それでも一定のパンチ力は兼ね備えているといえるだろう。

しかし高田繁GMが「パワーというよりはチャンスメーク。アベレージヒッターとして期待したい」と語っていたように、持ち味はパワーの選手ではない。
マイナー(3A)通算で打率3割をキープしてることからも、基本はアベレージ型の選手になるだろう。

昨年それなりの実績を残している選手とあって年俸もお高め。
シーズン途中加入で年俸8000万、移籍金を含めると1億5000万であり、シーズン途中加入分を含めなければ2億にも届くかという高額選手になる。

(何の参考にもならないが2014年のユリエスキ・グリエルがシーズン途中加入で1億円の年俸)


去年、一昨年とメジャーで合計7盗塁、2A、3Aでは30盗塁、16盗塁を決めたシーズンもあり、特筆するほどではないが足も使える。
更に内外野守れるユーティリティもウリ
15年シーズンはMLBで二塁でUZR+0.2、三塁で317.1回 UZR-2.3を記録している。
二塁は十分「守れる」部類だが、三塁には若干不安が残るかもしれない。

守備位置についてエリアンは 「どこを守りたいかと問われれば二塁と答えたいところだが、チームに求められるところで、僕は喜んでプレーする」とコメントしているのも含めると、本人も自信があるのは二塁手の方だろう。
外野を守ることもできる選手だが、外野の層が厚いDeNAでは外野起用はオプション程度に留まるだろう。

また肩の強さにも定評があり、所謂「メジャー級」の肩力を持っている選手
守備の固さでここまで連勝を重ねているチームなだけに、併殺の取れる選手であるエリアンの加入は攻走守全ての面でチームに刺激を与える存在となる選手なのではないでしょうか(刺激を与える存在とかいう便利な日本語)



という以下の情報から
パワプロ2016でエリアンを作っておいたのでDLよろしくね(宣伝)
http://burningmelodysection.blogspot.jp/2016/05/blog-post.html
http://retokasu.blogspot.jp/2016/05/2016_17.html




今作るとしたらミートD、走力Cにするかもしれない……(小声)







それから自分が書いたシーズン始まる前のセ・リーグ球団評を改めて読み直してたんですが、良い事言ってるなぁと思ったので再掲します。
http://burningmelodysection.blogspot.jp/2016/02/2016.html




じゃ、今年は優勝するんで、よろしくゥ

2016/05/22

日記(?)

先週バイクで事故りました。
ので、しばらく暇になりもうしたので、ブログの更新頻度を増やします。
増えるといいなぁ。増えるかもしれない。増えるのが理想。ま、ちょっとは覚悟しておけ。

 週1更新が理想ですが、まあ上手い具合にそうなるように頑張りたいと思います。バイクの修理代で泣きそうです。

2016/04/05

日記1



みなさんこんばんは

本来この記事は2月に自分の身の回りで起こった出来事をブログっぽく書いていくための記事だったのですが、後回し後回しにしているうちに4月になっていました。

時の流れは残酷ですね。

最近はポケモンモチベが戻って意気揚々とカントーカップの構築を考えてたりしていたら大会の開催日時を間違えて結局不参加に終わっていたりしました。

日付を間違える天才と呼んでください。



・スプラトゥーン
ブランクも明けてだいぶ実力感は取り戻せてきた感じです。
頑張ってS+88まで上げて、おっ、カンストいけるか?
と思ったらまーそんな上手いことはなくS+60まで落とされました。

いつものことなのですが、最初は調子が良くても後半になるとスタミナ不足からのバテで急に戦績が悪くなりますね。
またメインに使うブキがホクサイなので、 否が応でも長期戦をしていたら疲れが溜まりやすいんですよね。
まだカンストは諦めていないので引き続き頑張っていこうと思います。

・ミルキィ舞台挨拶
 Tジョイ京都のチケットに開きがあるのを偶然発見したので見に行ってきました。
映画の内容は下品でスベりまくるネタを使い倒してでも常時何かギャグを挟む、徹頭徹尾ミルキィホームズという感じで、その後の声優さんたちとの感想会じみた舞台挨拶も含めてとても楽しかったです。
ただ全国行脚ということでキャストに疲れが見えたのが心配でしたね。
司会を代わりばんこで務めるというのもその試みの一環だと思います。
トークで一番面白かったのは「京都の話」をふられてやたら餃子の王将を連呼していたのが実に京都を分かっている答弁で良かったと思う。



・ガルパン4DX
大阪の四條畷とかいう僻地に見に行ってきました。
4DX自体初の体験でしたが、想像以上に気持ち良かったですね。
面白いでも楽しいでもなく、気持ち良かったです。

特に戦車進行時の吹き抜けるような風の気持ちよさは
自分がガルパンの世界の中で戦車に乗り込んでいるような気分が味わえました。アレは唯一無二の体験ですね。
ただ揺れが後半、慣れもあって結構しょぼい感じに思えてしまったのは残念。
劇場によって揺れの大きさが違うみたいなので、今度東京に行った時には揺れを最大級にした「エクストリーム上映」を見ようと思います。



・第二回GJ部オンリー
4月17日です

ずっと4月だと告知されていたのにもかかわらず、何故か6月だと思い込んでいたので予定は狂いましたがまあなんとか行きます。


・ドラクエジョーカー3
最新作ということで買いましたが、まず性別廃止やカラーフォンデュによって配合がとても楽に出来るようになりました。
それからライドシステムは操作性に若干の難はあるものの、好きなモンスターに乗れるのは想像以上の良さがありましたね。
欠点はそのために少なくない数のモンスターがリストラされたことと、ライドシステムの埋め合わせのための大量のコンパチモンスターが追加されたこととかですかネ
それから難易度がすごく高いです。
自分は40時間近くかけてSランクモンスターをカンストまで上げて挑んだのですが、それでも結構苦戦したのでジョーカー3が初めてのモンスターズという方はじっくり配合していかないと厳しいんじゃないかと思います。
まあ対策をきちんとすれば勝てるんですが、配合システムの複雑さも相まって初心者は対策すること自体が難しいだろうなぁという印象。

ストーリー? ああ、なんかそんなのものあったね……



・ポッ拳

http://retokasu.blogspot.jp/2016/03/httpwwwpokemoncojpexpokkenwiiu.html




・アニメ

俺たちの會川昇によるコンクリート・レボルティオの2期が始まるので皆さん絶対に見ましょう。

冬アニメでは面白い方のISこと最弱無敗の神装騎竜が一番良かったですね。



・プロ野球ロワイヤル
DeNAのソシャゲーです。
グラフィックを見ても分かる通り、プロデューサーだかディレクターだかがやきゅつく(野球選手をつくろう!)シリーズの人が直接携わっており、ゲーム内容もそれに近い形に仕上がっています。

この情報あんまり出回ってないのはなんでじゃろね。DeNA的にはアピールしたほうが良いところだと思うけど。

まー実質やきゅつくの新作なので、やきゅつくが好きだった人は遊んでもいいんじゃないでしょうか。

選手成績のバランスはサービス開始直後ということもありぶっ飛んでます。



・パワプロ2016



ピーエーダブルエーピーユーアールオートゥーオーワンシックスwwwwwwwwww










外藤さん復活が嬉しい(小並感)


再現選手を作る人としては変化球開発と赤特能満載サクセスはようやくきたかという感じですね。
作って作って作りまくります。
肝心の栄冠ナインも多少はいじってあるっぽいみたいな発言を聞いたので、ある程度楽しみにしましょう。




・花見

2016/03/13

萌え豚はメダロットガールズコレクションを買うな

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%80%90%E5%88%9D%E5%9B%9E%E5%B0%81%E5%85%A5%E7%89%B9%E5%85%B8%E3%80%91%E3%80%8E%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%80%8F-%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%80%90%E6%97%A9%E6%9C%9F%E8%B3%BC%E5%85%A5%E7%89%B9%E5%85%B8%E3%80%91%E3%80%8E%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%8F-%E3%80%90Amazon-co-jp%E9%99%90%E5%AE%9A%E3%80%91%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E7%89%B9%E5%85%B8%E3%80%80%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB/dp/B01ABGJ1Z2/ref=sr_1_sc_1?s=videogames&ie=UTF8&qid=1457817724&sr=1-1-spell&keywords=%E3%83%A1%E3%83%80%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%82%B3
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典型的な下品なフックタイトルで申し訳ない。
一応申し訳程度に検索避けしたからゆるして。


先日メダロットの待望の新作「メダロットガールズコレクション(検索避け)」が発売されました!!
いや、めでたいですね!
今作は今までのメダロットシリーズと打って変わり、女の子を前面に押し出した女の子による女の子のロボトルが楽しめるアクションゲームとなっています!!
いやぁ、とても楽しみですね!! あのメダロットたちが画面狭しと3Dで大暴れだ! ポロリもあるぞ!






クソ


うんち


ゴミ


カス







以上。






……



…………






先に良かったところから言っていきましょうか。
ちなみに私はメダロットに関してはズブの素人です。アニメ見て昔メダロットのゲームちょっとやって、ついこの前までペッパーキャットのことをトムキャットレッドビートルと呼んでたニワカです。
なので、ここからの感想はメダロットユーザーの感想ではなく、一萌え豚の意見としてお受け取りください。


良かった点


  • キャラデザがかわいい


かわいい


  •  カスタマイズが楽しい

編成したメダロットがところ狭しと画面を動き回るのでカスタマイズの満足度は高いです。
ところ狭しと書きましたが、別にこれは褒めてるわけではなく単にステージが狭いだけです。


  • 声優が豪華

 この作品は女の子を脱がす要素を搭載した、萌え豚に媚びるための作品ということで非常に声優が豪華です。
公式もそれがストロングポイントであることを認知してるのか、とにかく声優の名前を前面に出してます。とりあえずキャラクターの横には声優名が表示されてます。
まあこれは昨今のソシャゲなんかだとあんまり珍しくもないですね。 よく見られる手法です。
声優の名前がキャラクター名より大きく表記されるアニメもある。



 声優の名前がキャラクター名より大きく表記されるアニメの一例






 
そしてその豪華声優陣を列挙するとこうなる。

・木戸衣吹 ・洲崎綾
・佐倉綾音 ・東山奈央
・阿澄佳奈 ・小林ゆう
・中村繪里子 ・五十嵐裕美
・加隈亜衣 ・藤村歩 
・浅川悠 ・Lynn
・ブリドカット・セーラ・恵美
・藤井美波 ・小笠原早紀
・千葉泉 ・青木志貴
・北川里奈 ・白石真梨
・五味紗也加 ・杉山里穂 ほか


表記順が有名な順、実績のある声優順に並べるという非常に悪意を感じる配置だがまあそれはいい。
いやあ、豪華ですね。声優にあまり詳しくないという方でも知ってる名前があるのではないでしょうか。ない? ああそう。
ちなみにわたくしは声豚というやつで、このメダロットガールズコレクションは主役の木戸衣吹ちゃんが目当てで買いました。最悪ゲームがアレでも木戸ちゃんのボイスパックだと思えばいいですからね。


  • 中破絵がエッチ



エッチ~W





おわり






では不満点をば。
ちなみに、上記で挙げた「良かった点」は全て不満点です。
要するに数少ない長所を数多い短所が完全に食って殺してるということです。









まず戦闘に関してですが、これは及第点でしょう。
それこそ文句をつけようと思えばいくらでもつけられる出来ですが、普通に戦闘してストーリーを進める分には大丈夫な出来だと思います。
しかし、このゲームには「ハイパーフィニッシュ」という要素が存在します。有り体に言えば必殺技を最大まで貯めてから発動して相手を倒せば相手の女の子が脱ぎます。
このシステムを使おうとするならば、「普通に戦闘」というのは出来ません。



このゲームのウリであるはずのこの脱衣システムがまずクソです。
まず脱がせられない。前述のとおり女の子を脱がすためには必殺技を使わなければいけないのですが、その発動条件が「通常の必殺技ゲージを最大まで溜めた状態で(これがまた時間がかかる) 、下画面のメダフォースゲージをタッチし続け最大まで溜めた状態でタッチを離す」というものです。この「タッチし続けて溜めている状態」中に少しでもダメージを食らうとタッチし続けて溜めたゲージがリセットされるのでまた1からに戻されます。

このゲームの戦闘速度はそれなりに速く(某ガンダム動物園ゲームより数テンポ遅いぐらいです)、2VS2というタッグマッチ形式の戦闘システム、更にタッチし続けている最中はボタンの操作も非常にやりづらく、相手が2体とも生き残っていれば高確率でチャージ中に被弾して溜めた分がリセットされます。
これが非常にイライラする。こっちはさっさと必殺技を撃って脱がせたいのに、その必殺技自体がとても撃ちにくい。
ちなみにこの最大まで溜めた後「タッチを離して発動」というのも曲者で、離すタイミングを間違えたりその途中に相手のカットインが入ったりするとこれまた頻繁に溜めた分のゲージがリセットされます。苦行かな?

そうやってして必死こいて発動する脱衣の為の必殺技ですが、当てるのは結構難しい。狙いを外せば普通に当たりません。
また、どれだけ強力な必殺技でもダメージを腕パーツや足パーツに吸われれば生存されるので脱衣に失敗する。
つまり、相手の女の子を脱衣させるためには、「相手を残り1体にした状態でメダフォースゲージを溜めて相手の攻撃を受けないようにMAXにして、外さないように直撃させる」必要があるわけです。

まあまだここらへんはゲームの駆け引きと言えるでしょう。ここは仮に、妨害されないように巧みにゲージを溜めて、相手の腕パーツ、足パーツを排除していざ必殺技を放つとしましょう。
しかしそれでも往々にして脱衣は決まりません。
このゲームは2VS2なので、悠長にゲージを貯めていると味方が殺していきます。
自分が脱がせる前に味方が殺します(大事なことなので) 

このゲームの脱衣システム最大の関門は、敵でもCEROでもなく味方です。
基本的に四足パーツを削いだメダロットの耐久力はゴミなので、「味方が殺す前に素早く自分が必殺技でトドメを刺す」ということをしなければなりません。
脱衣必殺技の発射に成功するも、当たる直前に味方のミサイルが先にヒットして相手を倒してゲームセット、という試合もあった。本当にストレスが溜まるゲームだと思う。
ちなみに脱衣し損ねたからもう一戦! というのは出来ない。ボスを倒して一周する必要があるはず。

こういういくつもの関門を乗り越えた先に脱衣CGが見れます。
いやぁ! 感動ものですね!!!!

はい、映るのは一瞬だけです。ホント、女の子が脱いでる絵がパッと現れてパッと消えていく。俺は何もボタンを押してない。
多分脱衣立ち絵が現れてから2秒で消える。細かい実測は有志に任せますがとにかく短い。
そしてこの硬派なゲームにはアルバム機能なんていう先進性に機能に甘えたシステムは搭載されていません。
(※もしかしたら全クリとかで解禁されるかもしれないですが、まあ多分ないです)
脳内に脱衣絵を焼き付けて記憶するしかありません。いやぁ、なんかこの感じ昔を思い出しますね。なつかしなつかしW


そして難易度についてですが、これは不満というより思ったことを。
まず一般戦の敵はクソ雑魚です。多分適当に見た目重視にメダロットをカスタムしてても勝てます。難易度はノーマルやらイージーやら選べますが違いはよく分からないです。
つまりボスまでは特に難易度を気にすることなくゲームを進めることが可能。
で、肝心要のボスですが、鬼のように強いです。
正しく言えば、射撃系の装備でテクニカルに立ち回ろうとすると相当強い。
私は何度攻撃してもパーツリペアで回復されて無限戦術決められるのにブチキレてベッド殴ったらベッドが折れました。
要するにストレスが溜まる特別戦をやらされるボスということです。 


ストレスが溜まるボス戦のイメージ画像


でまあ、やってて気付いたんですが、このボスは格闘系の装備でひたすらに一心不乱に攻め続けてダウンを取り続けてゴリ押せば割合楽に倒すことができます。
事実1週目は何も考えずに殺せました(てか1周目ってリペア使ったっけ?) 

しかしメダロットはパーツの組み合わせを楽しむゲーム(だと思っている)であり、今まで好きなパーツを組み合わせながら「自分のメダロット」でストーリーを進めていたのに、ラスボスではボスに相性の良い装備を使わなければ下手なアクションゲーマーは(少なくとも自分はアクションゲームは上手いつもりだったけど手も足も出なかったので)クリアすることすら叶わないクソレベルデザインといえるでしょう。
途中から難易度をEASYにしたけど正直、何が変わってるの? というレベルだったし。

ポケモンで例えれば、「今まで愛着を持って育ててきたPTでポケモンリーグに挑んだら手も足もでなくて、途中で手に入る伝説のポケモンを使って戦え」と言われてるような気分になる。
そういえばエピソードデルタもBWもそんな話なのでポケモンも人のことを言えない気がする。

まあとにかく、カスタマイズ性が楽しい作品なのに、そのカスタマイズの幅をそっちから削ってくるのは最悪としか言いようがありません。ガルーラ使えば勝てるレート対戦じゃないんだぞ。
シングルプレイで「このパーツを使わないと勝てないよ」みたいに誘導されるのは本当に不本意でしかなかった。パーツ間の強弱があるのは当然だけど、「そのカテゴリーのパーツを使わなければ手も足も出ないようなボス」は本当につまらない。
ゲームを遊んでてこんなにつまらない気持ちになるってそうはない。
自分のカスタマイズが完全否定された気分になる。プレイヤーのアイデンティティを否定してくるゲームとは……ウゴゴゴ




ちなみに私がカスタマイズしたメダロットがこちらです。
否定されても仕方のないアイデンティティだとは思う










 ここからが本題ですが、先ほど私は「このゲームは声優が豪華である」と述べました。
確かに豪華です。声豚には舌なめずりしたくなるほど魅力的な声優さんの方々が揃い踏みされています。
木戸衣吹さんはデビュー作からずっと大好きですし、 小笠原早紀さんは魔法科高校の劣等生役から気になっていた方だったので、この二人の共演は私にとってはスクエアとエニックスの合併、清原と中村紀洋が居るオリックスのようなインパクトをもたらしました。

ところでこのゲームはパートボイスです。
パートボイスというのはどういうものか簡単に説明させていただきますと、フルボイス作品がフルのボイスなのに対してパートボイスはパートにだけボイスです。
言葉を重ねるより実物を見てもらった方が早いでしょう。
こんな感じです。



@retokasが投稿した動画 -



 これがパートボイスです。厳密には特殊な形のパートボイスですが、良い名前が出てこないのでこれもパートボイスです。容量が足りなかった昔の時代のギャルゲとかによくあった方式ですね。
何度も同じボイスを使用することで収録する音声の量が減り、容量を削減できるメリットがあります。
またゲーム作品における声優のギャラはワード換算(読み上げる文字数の数ギャラ)が大半というのは有名な話。
このパートボイス方式なら予算を削減することが出来るので、制作費を個人で賄っている同人ゲームなどでよく見かける音声の使い方ではありますね。
ちなみにこの作品は2016年に3DSというハードで発売された5000円高のゲームです。




フルボイス作品の一例






でね、まあ声に興味ない人はほーん、で? という感じだと思います。
テキストと音声に違和感がありまくったとしても、気にしない人はあまり気にならないと思います。
でもね? ワイはね??? 声優が目当てでこのゲームを買ったんすよ。

買ったんすよ?????????? 声優が目当てでェ!!


 公式サイトなり雑誌なりであれだけ声優をオープンに押しといて、公式サイトにはパートボイスである旨の記述は一切なし。体験版をやれという話かもしれないが、私は体験版はやらない主義である。自業自得やないかという意見は受け付けない。

ハッキリ言ってこの売り方は非常に悪質だなと感じた。名のある声優集めて信者を呼び寄せておいて収録されている音声は僅かな、ツギハギで会話にもなってないようなものばかり。
侮辱以外の何物でもないです。舐められとるんですよ俺たちは。
前述の脱衣にしたってそう、女を脱がせられればプレイヤーは喜ぶと思ってる。
喜ぶよ?
でもそれはそういうシステムを真剣に作って快適に脱がせるゲームを構築している立派な先人の方々が作り上げた作品が素晴らしいからであって、面倒な思いしてやっと脱がせて出てきた立ち絵が2秒で消えるような酷いゲームで喜ぶことなんかないよ。
いや、完全にないといえばウソになりますが。それにしたって酷すぎるわ。


このメダロットガールズコレクションからは、「脱がせれば喜ぶやろw」「声優で釣れば売れるやろw」という意図が透けて見えて非常に不愉快です。
別にええんよ?? 声優で釣られても声優の声が聞ければ嬉しいし女を脱がす要素で釣られても女が脱がせれば満足するんすよ。それは間違いない。それ目的で買ったから。
残念ながらこのゲームはその水準にすら達してません。論外です。
客を舐めてる、ユーザーを馬鹿にしてる。プレイヤーを楽しませよう、楽しんでもらおうという意思をゲームから一切感じなかった。伝わったのはとりあえず形にしてゲーム出そうという浅はかな魂胆と、萌え豚を侮辱しきった不愉快な制作態度だけ。

本当死んでくれ。関わった奴の頭をコンクリートブロックで殴りつけてやりたい。
萌え豚を舐めて萌え豚から搾取していいのは本気で萌え豚から搾取しようとしてる奴だけなんだよ。テメェらみたいな浅はかな奴らが見よう見まねでやれることじゃねぇんだよ。
大人しくすっこんでろカス。
マジで死ね。くたばれ。
楽しく遊ぶはずのゲームで馬鹿にされて侮辱される立場の人間の感情なんて分からない人は一生分からないだろうけど、要するにそういうことです。


このブログを読んでる萌え豚一同(どれだけ居るか知らんが)は絶対にこんな舐めたゲームを買わないでほしい。
こんなゲームを買うぐらいなら声優の自撮り画像見ながらシコッて精子を五千円札にかけた方が有意義な紙幣の使い方ができる。


ヲタに媚びればそれで作品が成り立つと思ってるブタは消えて欲しい。本物の情熱でヲタに媚びて作品を作り上げている天才たちの仕事見せてもらえよって感じ









そんなパチモンヲタ媚びゲームとは違い、本気でオタクから搾取するために生み出された本物のキャラゲー 素晴らしいゲームご注文はうさぎですか?? Wonderful party!はプレイステーション・ヴィータにて絶賛発売中!!
皆さん是非買いましょう。私は今から買ってきます。


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