な、なんだこのワクワクするポスターは……こんなの絶対神映画じゃないか!
これは公開日に見に行くっきゃねえぜ!!
見に行った結果→ゴミ
クソ
うんち
でべそ
最近書いた記事一覧見直してるとどうも作品の批判しかしてなくて、うーんこれはいかんなあと思いつつも今回も批判記事です。
というか最近、面白い、素晴らしいと思う作品には素晴らしい以上の賛辞は不粋で必要ないと思っていて、そういう変化もあってか否定の記事ばかりになっているところもある。
一応言い訳のつもりであの花を褒める記事を1つ前に上げといたんで、まあこれで帳消しでしょう(謎理論)
閑話休題
映画ピクセルのダメな点を挙げていくとキリがないが、まず全体的にジョークが下品。下品なだけならまだいいがかなりつまらない。下品でつまらないジョーク。これは最低です。
下品で雑。この映画を象徴する言葉だと思う。
レトロゲームリスペクトしてるんすよ~w 面をしておきながらプレイ中に入力できやしないパックマンのチートコードや上段まで登らずハンマー投げてドンキー殺すとか原作へのリスペクトを全く感じない。
挙句の果てに最終戦で流すBGMがQueen。そこは原作BGMのアレンジなり8bit音源だろ
劇中に最近のゲームはリセットすればいい昔のゲームは~みたいな話があったがCoDでリセットする必要はない、昔のゲームの方がリセット回数は明らかに多いんですよね。
要するに昔のゲームも今のゲームもプレイしてないのがバレバレ。
対して昔のゲームに情熱も持ってないのにゲームを題材にすればオタク客を呼べるから題材にしただけのクソ映画です。解散。
まだ悪口が言い足りない。
まあ少しでも遊んだことがある人ならわかると思うんですけど、レトロゲームってめちゃくちゃ難しいんですよね。
100回程度やりこんでもほとんどの人はクリアすらできないでしょう。
言い返せばボリューム不足を難易度で補っていたとも言えますが、とにかく難しかった。
だからこそクリアした時めちゃくちゃ嬉しくなるんですよね。
割りとゲームの本質は失敗することにあると思ってて、失敗するからこそ成功した時に失敗した悔しさの数百倍のエネルギーで嬉しいんです。
ピクセルとかいうクソ映画は当然原作ゲームへのリスペクトなど欠片も配慮していないので主人公たちは1回も失敗をすることなく鬼畜ゲームをクリアしていきます。ふざけろ。
失敗しないゲームを遊んで何が楽しいんだ? となってしまう。
それこそカッコいいヒーローが悪い悪役をバッタンバッタンと薙ぎ倒していくならともかく、気持ち悪い顔した下品なジョークばかり飛ばすオタク共が慣れ親しんだドット絵のキャラクターを失敗もせず倒していくストーリーのどこが心地いいんだ。逆に腹が立つ。
結局あいつらが遊んでるのはドンキーでもインベーダーでもなくコールオブデューティーだったっていうオチですよ。皮肉が効きすぎ
— レトルトテイまー (@callkanon) 2015, 9月 14
しかもドンキーやインベーダーのプレイ画面よりコールオブデューティーの画面の方が長く映ってたしな……。あいつら絶対レトロゲーム好きじゃないだろ……。そもそもレトロゲームが好きならロッキーなんか流せないからな……
— レトルトテイまー (@callkanon) 2015, 9月 14
だからあの映画は「レトロゲームの映画」ではなく、「子供の頃に80年台を過ごした懐古メリケンの映画」なんですよね。断言していいし間違えようがない確信なんですがあいつら絶対レトロゲームの1つもクリアしてませんからね。
— レトルトテイまー (@callkanon) 2015, 9月 14
あと中盤で「今のゲームは上手く行かなかったらリセットボタンを押す」みたいな話があるんですけど、明らかに昔のゲームの方が難しいからリセットボタンを押す頻度は高いし、今のゲームは自動セーブなのでリセットボタンは通用しないしコールオブデューティーでリセットボタンを押す必要性はない
— レトルトテイまー (@callkanon) 2015, 9月 14
これも作ってる奴らがろくにゲームをやりこんでない証左です
— レトルトテイまー (@callkanon) 2015, 9月 14
こういう警察というか粗を探して突くような真似は好きじゃないけど、オタクを相手にした商売やる限りそこにこだわるのは当然でしょう。終始オタクを舐めた映画だった。
— レトルトテイまー (@callkanon) 2015, 9月 14
主人公一味もクソですよ。
どうやら主人公は「冴えない中年オタク」らしいが、バツイチでそれなりに金があり大統領との親交も深く会話ではジョークを飛ばしまくる白人を冴えない中年オタクとは言わない。
また仲間の1人にゲームの美女キャラクターが大好きな奴がいて、 その美女と会うことを毎日夢見てる糖質がいるんですが、終盤でそのキャラクターが実際に出てきてなんか仲間になって結婚して子供を作ります。
僕はこういう展開が一番許せないですね。どうして自分の夢が叶わないのに画面の中の糖質がウハウハしているところを見なくちゃいけないのか。そもそもオタクの夢なんて叶わなくていい。
間違いなくオタクが冒涜されていると感じた瞬間でした。
あと最序盤に近所の小さい女の子から金を奪ってゲームセンターに遊びに行くシーンがあるんですけど、そうやって巻き上げた金でゲームを遊んでおいて「あの時代のゲームは良かったな~w」みたいな話をされても嫌悪感しか感じませんね。
典型的な老害の犯罪自慢でしかない。
(2015.10.8追記)
そういえば映画ピクセルの話。この映画は現実では冴えなかったりどうしようもなかったり犯罪者だったりするだけどゲームは上手いオタクが集まってワチャワチャするって話なんだけど、実際のゲーマー、特に全1だったりプロで金貰ってるようなガチのゲーマーって良い人や社会的にも地位がある人が多いんですよね。
こういうのは競技性のあるゲームを少しでもやってれば簡単に分かる。
どのジャンルも全1の人というのは人格的にも普通の人だし、異常な正確の人物というのはいないわけです。
日本で3人目のプロ格闘ゲーマーのときどさんも「マナーの悪い一流選手は存在しない。本当に強いプレイヤーはみな「いい人」。格ゲーとは、取り組む姿勢が正しい人間が勝つ世界なのだ 」という言葉を残している。ゲームのプロフェッショナルというのは本当に真摯に勝負に挑む世界なんですよね。
だからオタクじゃない一般人の方々が想像するような「現実ではキチガイみたいな行動言動を繰り返すけどゲームはめちゃくちゃ上手い奴」なんてのは妄想にしか過ぎないわけです。
幻想です。
日本にニンジャはまだ居るレベルの勘違いです。
「ゲームはめちゃくちゃ上手い」レベルまでは頭のオカシイ奴はいるだろうけど、全国大会で優勝なんてのは絶対に不可能です。それはゲームの長い歴史の中で身を持って証明されてます。
そういう「ハイレベルな世界」、「プロフェッショナルな世界」を一切鑑みずに、「オタクはくさくて気持ち悪いけどゲームは上手いだろう」みたいな訳の分からん偏見で作られたのがピクセルとかいうクソ映画です。
分かるか? 俺はこの映画を見てる時終始馬鹿にされてると思ったよ。
俺じゃない。プロフェッショナルがだ。
俺の大好きな世界を思い込みと偏見だけで堂々と馬鹿にするクソ映画がピクセルです。
絶対に許すな。
まあしかしピクセルは対戦格闘ゲームの大会ではないのだから対戦格闘ゲームとくらべてあーだこーだ言うのはオカシイというのは分かる。しかしアーケードゲームも人格の普通さが一定量求められるジャンル、そういうコミュニティーであんな異常者が強くなれるのはおかしい。異常者はそもそもゲーセンから叩きだされるだろうがよ。
そういう点も含めて、本当にオタクを舐め腐った映画だ。
仮にあれが完全フィクションの話なら俺だってこんなどーでもいいことネチネチ言わんよ。
けど実際のゲームとゲームキャラ持ち出してきて実名の人間も使ってゲー ムファンのあなたに送る!! ゲームキャラが現実に現れた! みたいな宣伝しておいてこういう侮辱を全方向にバラまいてんだからヘイト稼ぎなんてもんじゃないんだよ。
なんなら言うがピクセルを褒めてる人間でゲーマーなんて1人もいない。大抵しょーもない、たまにちょっとゲーム遊んでゲーム好き名乗ってるようなライト層ばっか。
いや別にライト層を否定はしないが、「昔のゲームあまり知らなくても楽しめましたw」みたいな吐き気のする感想は本当にやめてくれ。
それはお前がゲームの事を、オタクのことを何も知らない薄っぺらい程度の知識しかないから”こそ”楽しめたんだ。履き違えるんじゃあない。
(追記おわり)
— レトテイ (@callkanon) 2015, 10月 8
なんか結構なネタバレをしたけど別にいいでしょう。
ウンコの成分知って落ち込む人はおらんはず。
下品で雑
本当にクソ映画で、じゃあクソ映画ならクソ映画でそれはいいんですけど、完全にオタクとオタク文化が馬鹿にされ舐め腐ってられたからもう許せなくなった。
どんなクソ映画でもどんなクソアニメでも許容はできるし楽しめるんだけど、オタク文化を馬鹿にされるのだけは我慢ならない。
どうでもいいですけど、このピクセル他所でも結構ボロクソ言われてる低評価作品なんですけど、それでも面白いっていう人はそこそこいるんですよね。
僕のフォローしてる人にも4~5人はピクセルを褒めてた。
そういう人たちの感想ツイートに決まってた文句がこれ
「元ネタのゲームはプレイしたことないけど楽しめました」
はい
じゃあ鬱憤も晴らしたところでピクセルの良かったところを振り返ってみましょう。
CG
そこそこ迫力があって良かった。CGは良かったのだが効果音はもう少しこだわってくれよ。やっぱりこいつらは誰も原作をプレイしてないんだなと感じた瞬間以下略
ED
EDはなんとあの中田ヤスタカ氏だった。いつものようにキレッキレな音楽にED映像もドットで映画の内容が再現されておりかなり良いです。
正直このEDだけでもピクセルを見に行った価値はあると思う。
まあでも途中で曲の尺が切れてそれから2分くらい何もないエンドロールを見せられるのでやっぱりクソ
たまに思い返すだけで自分でも信じられないぐらいブチギレて許せなくなるのでやっぱりクソ