2023/12/18

12月2週 料理人のように乳を盛る

 
 ブログ書く。本当は金曜日に投稿するつもりだったのでこのタイトルだ。
しばらくは毎週金曜日に今週描いた絵の統括をして競馬予想をするというブログを書きたい。
金曜日に更新がなければあっ…(察し)と察して欲しい※1

※1 2回連続で同じ表現を使うことで強調している




ラフ、今回は身体をクリスタの3Dモデルから描き起こしたのでラフというよりはほぼ線画である。
 
狙いとしてはこの絵みたいに更衣室で着替え中のワンカット……みたいにしたかった。
結果的には上手く行かず方針転換にすることになったのがそれは後で。
 
帽子は公式の立ち絵をトレースした(よくやります)のだが、硬さが出てイマイチ良くないので次回以降はちゃんと柔らかさを感じるように描きたいと思う。シュヴァルちゃんは何度も描きたいので……。 

問題は帽子の硬さでシュヴァルちゃんの帽子は硬いのか柔らかいのかイマイチ分からない。
公式の立ち絵はちょっと柔らかそうな感じなのだが、3Dモデルは結構硬そう。アニメは基本柔らかいがちょっとだけ硬そうなカットもある。ファンアートでも硬い帽子と柔らかい帽子で別れている気がする。
おそらくモデルになった水兵帽にも硬いやつと柔らかいやつがある。 
正直よく分からないが、多分柔らかく描いた方が可愛い気がするので次からは柔らかくしていきたい。
 
 
カラーラフ、さっきのラフだけを見るともうこれでいいじゃんという気がするのだが、色を置くとダメな部分が次々と見つかるので面倒くさがらずにカラーラフをやる。
左上の字は気にしないで欲しい。


 カラーラフで気付いた違和感を修正して影をつける。
おっぱいが1.5倍増しぐらいデカパイになってますね。
これは描いてる時にこの絵を見て、
 
う、ウワーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!
 
 これに比べるとワシの絵はカスや……
 
とショックを受けたためです。盛り過ぎると流石に良くないので限界ギリギリに近いところまで盛りました。「プロの料理人は客が「味が濃い」と感じる限界ギリギリまで調味料を入れる」みたいな話ですね。(?)
 
 


 
 線画はほぼ変わりないので特に言うこと無い。ラフの段階でかなり整えたので正直あんまやる意味なかったかもしれない。
ブラジャーはクリスタの素材セットを使ってやっつけた。実はまだクリスタを買ってない。全ての機能を使える30日の試用期間が終わったら何故か試用期間が10日から再計測になったのでまた何故か使えている状況です。俺は一体いつまでクリスタを使えるのだろうか。
 
 
この絵をAIに上げてi2iするとどうやら目線が全然ダメらしいということと表情が全然ダメらしいということが分かる。
目線は直せばいいのだが表情はシチュエーションを全然練らずに描き始めたこともあってどうすればいいのか全く分からない状況になってしまった。
 

 
苦慮の末「普通に着替えてるシチュエーション」では良さを出し切るのは難しい(どうすりゃいいのか分かんない)ので、思い切り赤面させてH寸前みたいなシチュエーションに切り替えることでどうにした。どうにか出来たのだろうか。
完成形はPixivに上げているので見て欲しい。ブクマいいねお願いします。

 
 
 
絵としての分かりやすさは完成形の方が上だけど、個人的には修正前の方がなんか良い気もしている。どちらの方が良かったのかは分からないし、どちらももっと良い解法があったのかもしれない※2
 

※2 というかその可能性が最も高い
 
反省点
・表情、シチュエーションは描く前にしっかり考察してそこに向けて要素を足していこう
・背景頑張ろう(笑)
・塗りをもうちょっとシュッとさせたい(これ毎回言ってるね)
 

 いろあじを考えていく必要もあるのかもしれない
 
 
  • ターコイズS
絵を完成させたのが土曜の朝でそこから予想していたのだが肩こりで肩が痛んで結局何も出来なかった。
そして肩こりを直すために腕を回しまくっていたら肩甲骨の付近を痛めてしまった。皆さんは気をつけて欲しい。
 
ターコイズSだがニ桁人気が4回続いていたフィアスプライドにルメールが乗ったら1番人気になって普通に抜けて勝つというのはすごい話だなと思う。
フィアスプライド自体はGⅠ2着馬のルージュエヴァイユと遜色ない走りができている馬なので、適条件ならG1でも面白いだろう。次走以降の人気に能力が見合うとは思えないが……。
 
肩甲骨付近の痛みは消えたが、このブログを書いてる頃には代わりにまた肩こりが来た。
とほほ~
 
  • ゲーム


カズヤをVIPに入れました。ちょうど使い始めて1周間ぐらい。
もう二度と使いません。
 

2023/12/08

6戦で評価する香港スプリント

 
大前提として日本馬のレベルは世界最強である。
ダートが主戦場の米国、貴族の泥遊びの欧州を除いて軽芝のカテゴリーでは日本馬が世界最強として君臨している。
特に賞金の高い香港、ドバイの芝カテゴリーは日本馬が毎年の様に荒らしている。
今年の香港国際競争もマイル、カップ、ヴァーズといずれのレースでも日本馬が席巻するだろう。 

そう、スプリントを除いては……


  • 香港スプリント
香港といえば今や日本馬のおやつだがことスプリントのカテゴリーに至っては違う。
ムキムキのオカマに日本馬はただただ蹂躙されるだけだ(その魔境を連覇したロードカナロアはあまりにも偉大)
 
よって香港スプリントでは日本馬は軽視するのがベター。しかし馬券が国内で発売される都合上人気は日本馬に集中する。このオッズの歪みを活用して儲けようというのが今回の企みだ。
なお私は今年の秋古馬G1をイクイノックスにダノンベルーガが勝てると信じ続けた挙げ句全敗している。自民党による悪魔の増税策も近い。日本のためにもここで勝って国庫から金を抜き取らねばならない。
 
 
  • 香港競馬が分からない
しかし誰も香港競馬が分からない。香港競馬が分かっているやつなど見たことがない。
幸い香港の競馬は全てシャティン競馬場で行われるし
5月 チェアマンズスプリント(G1 シャティン1200m)
10月 プレミアボウル(G2 シャティン1200m)
11月 ジョッキークラブスプリント (G2 シャティン1200m)
 
と1200mの同条件の重賞が多い。香港スプリント出走馬は大体このレースを使っておりこの
3戦だけを見て香港スプリントを当てようというのが今回の趣旨である。
 
 ↑に加えて今回はプラス3戦の計6戦でお送りします。
でも少頭数すぎて毎回評価内容同じなので大して変わらない気がする。ラッキースワイニーズは走りすぎ。
 
 
  • 香港スプリント(2022)
1着 ウェリントン
好ダッシュからやや下げて中団馬群後方目の位置。
外を回しながらスムーズに進路を確保してまっすぐ抜け出した。
全体的にスムーズなレース運びだがやや外を回した分強い内容と言えるだろう。
有利◯

2着 サイトサクセス
ゲートから二の足が良くついて2番手追走。
リムズコズオスコがすぐに垂れて残り700m地点でハナ
リズム良く自然に引っ張る楽逃げ。
粘るがウェリントンにかわされ2着。大きく恵まれた。
が、この馬のテンのダッシュ力は香港でも最上位なので前が忙しくならなければ基本的には恵まれる馬。
有利◎

6着 ラッキースワイニーズ
内枠から好ダッシュで先行。道中でややかかる。
最内インコースを回すが前が壁になり進路がない。
大きくロスを取った後最後にまた伸びたので地力は上位。スプリントでかかるのはスピード能力が極めて高い。
有利×

11着 デュークワイ
並のスタートも追走に苦労し最後方。
促しながら追走するも差が縮められなかった。
あの位置からでは厳しいし能力が足りてない。
有利△

  • センテナリースプリントC
1着 ラッキースワイネス
外枠発走。かなり促して先行争い。サイトサクセスと2頭前でしのぎを削ってから控えて2番手
少頭数を前で追走。エンジンのかかりは遅かったが残り200m地点でようやく前を捉えた。
勝ち方としては地味だが先行争いで消耗した分を考慮すると強い内容。
有利×

2着 ウェリントン
絶好のスタートからやや無理させずかつ促して3-4番手を先行して追走。
ラッキースワイネスの後方でマークして捉えるように追い出したが地力で及ばなかった。
有利◯

3着 サイトサクセス
内枠を活かして好スタート、ラッキースワイネスと争って前に出る。
ラッキースワイネスよりは無理せず前に出ている。
残り150mまで先頭もラッキースワイネスにかわされる。
ラッキースワイネスとは地力の差があった
有利▲

7着 デュークワイ
並のスタートで中団後方。促してポジションを上げて中団インコースを追走。
終始インを回したが直線は進路がなくなり、馬群が開けても脚は発揮できなかった。
有利-

  • クイーンズシルバーJC
1着 ラッキースワイニーズ
5頭立て、促して2番手先行。前後はやや離れて単騎でポツン気味。
追い出してからは伸びるのにやや時間はかかったが単騎楽逃げのカリフォルニアスパングル(香港マイル勝ち馬)を捉えた。
倒した相手が強く、評価できる内容だがレース内容自体は楽寄り。
有利◯

3着 ウェリントン
並のスタートでラッキースワイニーズの後ろをマークするポジション。3番手追走。
直線では併せて追い出すが少頭数でペースが落ち着いて前で決まったレースなので着順は入れ替わらなかった。
有利△

  • チェアマンズSP
1着 ラッキースワイニーズ
やや促して2番手先行。直線ではグッと伸びると他馬を突き放した。
圧倒的なパフォーマンス。
有利◯

3着 ウェリントン
並のスタート。特に促すことなく3番手先行。道中ややかかって折り合いを欠く。
直線絶好位から追い出して伸びるがラッキースワイニーズに大きく突き放されて後方からも差された。
有利△

4着 サイトサクセス
最内枠を活かして中団をイン追走。道中でややポジションを上げ気味に動いて3番手に。
ラッキースワイネスの進路を追うがそこまでだった。終始インを好位置で回したので内容的には恵まれたレース。
有利◎

  • プレミアボウル
1着 サイトサクセス
斤量55kg 絶好のスタートを切って3番手先行。
その後やや下げて1頭分外で脚を溜める。
ラッキースワイニーズの後方でマークして追い出して最後はラッキースワイニーズを捉えてハナ差勝ち。
斤量差かつテンのダッシュで楽をした分ラッキースワイニーズを逆転できた。
有利◯

2着 ラッキースワイニーズ
61kgという超重量ハンデを背負う。斤量の影響か促すもいつもよりはややポジションを取るのに手間取った。
2番手やや外側を追走して直線ではハナに立つが最後はサイトサクセスにハナ差でかわされた。
負けはしたが6kgの斤量差でハナ差というのはほとんど負けてないようなものだ。
有利△

3着 デュークワイ
53kg。出遅れ最後方から。インコースから促して追い出して4番手まで上げる。
直線は進路がなかったが馬の間に突っ込んでからはある程度脚を伸ばしている。
終始インを追走したのでレース内容としては恵まれた。
有利◎

5着 ビクターザウィナー
53.5kg。ポーンと飛び出して促してハナ確保。
ラッキースワイニーズにビタっとつけられてプレッシャーのかかる逃げに。
残り200まで先頭だったが抜かされてからは失速し最下位に。
有利△

  • ジョッキーCスプリント
1着 ラッキースワイニーズ
ガンガンに追い出すも前も速く4番手追走止まり。
直線は絶好位置から追い出すがビクターザウィナーを捉えるのにやや手間取り残り30m地点で抜いてクビ差ゴール。
有利▲

2着 ビクターザウィナー
斤量56kgで他馬より2kg軽い。好ダッシュでハナ確保。
単騎で引っ張るやや楽な形での逃げ。
残り30m地点でラッキースワイニーズに捉えられるまでは先頭で見所のある走り。
有利◎

3着 ウェリントン
最内枠を活かしてスムーズに先行。逃げるビクターザウィナーの後方をインを回して追走。
内容的には恵まれたが後方からきたラッキースワイニーズに差され、前のビクターザウィナーを捉えられないやや苦しいレースになった。直線で僅かに狭くなった分有利度は◎ではなく◯評価。
有利◯

4着 サイトサクセス
斤量56kgで他馬より2kg軽い。絶好のスタートを切るがビクターザウィナーが速く2番手追走。
リードを取れなかったので直線では大きく失速。4着とはいえ上位3頭とは差が開いた。
有利△

6着 デュークワイ
やや遅れるが激しく追い出して中団の追走を試みるも、その後馬が引っかかり騎手が抑えて大きくパワーロス。
何がしたいのか分からない。
直線では一瞬伸びたが上位3頭は遠い。
有利×
 
 


総評
◎ラッキースワイニーズ
香港短距離3冠馬の名に恥じない圧倒的な能力。
スタートは並もガンガン追いまくることで好位置を確保しにいける先行力。
昨年の香港スプリントはかかりと不利が大きかった。
何事もなければ問題なく勝てるが、スプリント戦なので不利を背負えば当然負ける。

◯ウェリントン
昨年の香港スプリント覇者。競馬が上手く安定感がある。
スタートも上手いがどちらかといえば中団の好位に構えるタイプで前を争うタイプではない。
ラッキースワイニーズの後ろが定位置。
前争いが激しくなれば1頭分後ろのこの馬に芽が見えてくる。
枠も絶好でラッキースワイニーズがコケれば最有力候補。

▲ビクターザウィナー
逃げタイプ。斤量差の恩恵が大きいがラッキースワイニーズを2度倒している。
逃げがハマって2番手以降を突き放せれば一発がある。

☆サイトサクセス
テンのダッシュ力が屈指の飛ばし屋。
スタートダッシュだけならビクターザウィナーより速いがビクターザウィナーも十分速いため、どちらがハナを切るかは枠が重要。
今回はビクターザウィナーの方が内なのでこれを追い越していくのは難しい。
2番手から勝てる馬ではないので展開利を受けるハードルは高い。
楽逃げを決めるにはビクターザウィナーの出遅れが必要。

- ラッキーウィズユー
今年のハンデ戦では5.5kgの斤量差があるデュークワイに完敗している。内枠を引いたが少頭数なのでそこまで有利に働かず一発の見込み薄。

- デュークワイ
そもそも能力が足りてない上に最後方からの競馬でいつも恵まれない。
今回は前に行きたいスピードのある馬が2頭揃ったのでHペースで前潰れを願いたいが少頭数なので潰れるほどは速くなりにくそう。
かつ大外枠でイン突きが難しい。超えるべきハードルが多い。



おまけ
  • BCターフスプリント(2023)
3着 イソップスフェイブルズ
やや遅れて中団後方から。コーナーでやや順位を上げて8-9番手まで。
外目を大きく回して追い込む。
1着2着馬はいずれもインを立ち回っているのでロスした分を考慮すると強い内容。

  • BCターフスプリント(2022)
4着 ハイフィールドプリンセス
並のスタートから馬なりで上げて4-5番手先行。
中ほどを回しながら直線に向き、そこそこ伸びるが大きく着順は入れ替わらなかった。


イソップスフェイブルズ
直線競馬は考慮せずBCターフスプリントのみを見ると近走の内容は評価できる。
1枠なら十分あるが、出足がやや弱く後方からになるであろう点と、先行馬に内で蓋をされて進路が開きづらい点を考慮するとこの枠は中々難しい。
少頭数のためHペースで前が潰れる可能性はやや低い。


ハイフィールドプリンセス
直線競馬ばかり走っているので能力評価が難しい。欧州はカメラワークが酷い。
先行馬だがテンのダッシュは決して速いわけではないので香港のスピード環境に入ると置いていかれる可能性がある。
外目の枠も相まって展開の有利受ける立ち回りは難しいだろう。


買い目
香港馬◎◯▲から☆までに流す馬単で行きたい。
日本馬と欧州馬は眼中にナッシング弥太郎。
ジャスパークローネとマッドクールは香港馬より外に入れられたので前に出していくのは大変そう。欧州の短距離路線は強いと思ったことがありません!
 
香港馬4頭で三連単の夢も見たいところではあるけどそれは当日のオッズと相談なのであります。

2023/11/01

AIを自作イラストのアップグレードに使う

 
 色々あるAI。昨今アドビだのがなんだのがドシドシやってくるようになってすっかり大企業のシノギという感じですが、有料AIには忌避感を抱くが無料のAIは使い倒してやろうというのが私のスタンスです。(Google画像検索と同じだね)
 
しかしAIイラストはポン出しして遊んだり人に嫌がらせをする分には簡単に出せる分、自作イラストのアップグレードに使おうとするとどうにも難しい、というか役に立たない。
現状自作イラストのアップグレードに使える「簡単な」方法はほぼゼロである、と言い切ってしまっていいと思います。 
 
現状唯一、AIを自作絵に活用できる方法は「自分の絵をi2iに食わせて出てきた絵を参考にする」ではないかと思います。この方法自体はAIが出てきたかなり初期に提唱され、実践もされてきましたがイマイチ浸透してる感じがありません。(i2iがなんぞやという人はStableDiffusionの説明をしてるブログを読めば大体分かります。要するに元の絵を参考に絵を出力するシステムです。)
 
というのも元々絵の方式を確立させてる先生にとってはほぼ使う価値がなく、使えるレベルのイラスト2年生はやたらAIを忌避する、あるいは批判されるのでしばらくAIはやめておこうとする人が多いです(賢明な判断だと思います)
そもそもAIに法的リスクはほぼないのですが、自作イラストをi2iに食わせて出力を参考にするのはほぼノーリスクではないかと思います。第三者のイラストを(数値を近づけて)i2iするのは問題が多いのでやめましょう。
 
 前置きが長くなりましたがとりあえずやっていきます。
 
 
 1・ラフを描く
 
残念ながら絵というのはラフを描かないと作れません。
本当にイヤなのですが渋々やりましょう。あー、嫌だ。嫌だ。
AIイラストを叩き台にしてラフを作る、というのもアリかもしれませんが、AIイラストの細部というのはパッと見問題なく見えても死ぬほど歪んでるのでオススメしません。
体感ですがラフは自分で描いた方が(どんなに自分の絵がAIに比べて劣っていても)良くなる確率が高いです。なんか赤文字で指示が書いてありますが無視してください。
 

 2・線画にする
 
 残念ながら絵というのは(ry
 愚痴愚痴言いながらやりましょう。ラフの良さを消すのがイヤでこの時はラフのレイヤーを直接弄る形で線画にしてます。そのお陰で線画にしてはそんなにラフの良さが消えてないような気がします。
ただ、ここで一つミスをやりました。ラフを雑に描くために解像度をグッと下げてたせいでこのままでは色が塗れません。

渋々解像度を拡大して、また線が太い絵は素人臭く見えるというプロの意見を真に受けて(実際自分の絵は線が太くて素人臭く見えるところが多い)ウンと線を細くしてみたのですがこれがラフの良さを全部消してしまいました。
次からは気をつけます。あと完成してから気付いたので直しませんでしたが服の向き間違えてます。これは最初は正しい向きでやってたのですが、間違えてることに気付いてわざわざ全部消して直したら実はそれが間違えていて最初の方向が正しかったというミスです。ワハハ
 
 
3・色塗る

 
色を塗りました。色塗り嫌い。
ちゃんと塗ったわけではなくある程度描けるところを描いたって感じです。
ここまでやった段階である程度達成感があり、個人的にはもうこれで完成でええやんとすら思いますがここから粘れるかどうかで絵の完成度って変わってくる気がします。
今回はこのもうひと踏ん張りにAIを使います。
 
 
4・AIでガシャーン
 

StableDiffusionのブラウザ版を起動してi2iで自分の絵を食わせます。
i2iだけでは参考にするレベルの絵は出てこないのでまずRoRA(今はLyCORISっていう)を使ってキャラ似せます。今回はウマ娘というビッグコンテンツのキャラなのでLORAがありましたが、別になくてもキャラが似るだけなのであまり関係はないと思います。その場合girlなどの性別や胸のサイズ、金髪ならGold hair などの指定は必要でしょう。

今回はLORAがあるのでそれ以外の指定分は何も入れませんでした。
ネガティブプロンプトは(worst quality, low quality:1.4)、日本語に翻訳すると「ほな、きばりや」というキーワードだけ入れています。
 
サンプリング方法はなんとなく良いと言われているDPM++2M Karras
サイズは元のイラストサイズに合わせて、 ノイズ除去強度は色々と試した結果0.45~前後が一番元絵に近く変更も効かせた絵を出力してくれる感じがありました。
 
モデルは自分の好みに一番近いやつを選ぶのが良いと思います。私はCounterfeit-V2.5の大陸系っぽい塗りが大好きなのでそれを使ってます。
 

10枚ぐらい出力したやつの中から参考にするために抜粋したのがコレ。
100枚ぐらい生成すればもっと良いのも出るかもしれませんが労力に見合わなさそうなのでしてません。
細部はグチャグチャなものの、全体の印象感は流石AIはんやでという感じでこれと見比べると自分の絵がカスに見えてきちゃいますね。ワハハ。
 
この絵をピュアレフなどのビューワーソフトを使ってじっくり眺めて、そこに使われてるエッセンスをパクって抜き出していきます。
完成品がこちら。比較しやすいようにAI使用前と並べておきます。
 
 
 修正点ですがまずおっぱいの塗りを死ぬほど頑張りました。AIの作品から丸パクリしてるところも多いです。下の肌が見えてたほうがいいなと思ったので見栄え重視で原作よりインナーを大分縮小しました。
 
左腕あたりの服の質感とか機械っぽい感じが修正前は雑すぎる、というより質感の要素が何もなさすぎたのでそこも頑張りました。と言ってもまだまだ甘さが残ってる感じで、ここは自分の課題だと思います。
 
そしてこれが最も大きな変更点ですが顔を一気に縮小しました。AIイラストと比較するまで自分の絵が面長になっていたことに全く気が付いていなかったのですね。
顔の下の部分をそのまま上げたので首が長くなってしまってますが、ここまでの作業でレイヤー数が膨大になりすぎていたので修正するとどっかが歪む有様で渋々放置しています。
これはあんまりよくないね。

また目のハイライトを増やしてます。これもAIから着想を得ました。目のハイライトって多ければ多いほど可愛い気がしています。
あとは順なりに手を入れただけですが、この「手を入れる」段階でもAIイラストがある種の目印になるのでやりやすかったです。


・まとめ
というわけで自分の絵にi2iを使う形でAIを活用しましたが個人的にはかなり助かりました。
特に細部の描き込み感は全くどうすればいいのかすら分からなかったので、手がかりが目の前にあるというのはとてもやりやすかったです。

また顔が面長になりすぎているような自分では気付けない絵の歪みを客観的に矯正してくれるのも助かりました。AIは細部の描き込みやデッサンの整いは酷いもんですが、顔のサイズ感や全体の構成力は他の追随を許さない性能があるので大いに参考にしてよいと思います。
 
反省点としては線画を作ってからだと修正がかなり大変なので、できればカラーラフの段階でAIに投げて修正をやっておくと後が早いなと思いました。
ただ、カラーラフの段階だと謎のイケそう感があって気持ち的にAIに頼りたくないという感情が出てくるのでここは割り切らないと難しそう。
最初からAIに頼り切りになるのもそれはそれで雑味や良さが消えるので控えるべきかなぁと思います。
 



PS
この絵は3日で仕上げるつもりが2周間かかりました。
時間がかかった理由はAIではなく、途中でなんか良い感じがしなくなったのがイヤで、イヤな絵を仕上げるのがイヤになって作業出来なかったからです。 (これは全人類の絵が完成しない理由ナンバーワンではないだろうか)
AIを使わなければこの絵は永遠に完成しなかったと思います。
 
AI技術は悪用されることも多いですが、作業の途中でなんか良い感じがしなくなった絵を客観的に修正できて、完成まで持っていける。
 
これが出来るなら自分はAI技術はイラストをやろうとする人間にとって素晴らしい技術だと思います。
(でも、大企業の金儲けはNGというスタンスで、しばらくはよろしくねぇ)

 

2023/10/18

SSP指数についての解説

 
 SSP指数とは私が開発、運用している競馬予想をアシストするための指数である。
本記事ではSSP指数について解説、補足を行いたいと思う。
なお、SSPとはSS(接戦)P(ポイント)の略であり、競馬予想で度々用いられるスピード指数とは何ら関係が無い。
 
 
 
SSP指数は競馬なんて誰がどう予想しても能力評価は大体同じという哲学を元に発明された。
そのレースで最も能力評価が高い馬を10として、0から10までのポイントで能力評価を付けることで機械的な予想に近づけることが目的だ。
 
なお、ポイントの算出方法は個人が勘でつけることで成立するため、データや機械的な計測は一切用いられない。
そのため個人によって設定される数値は異なるが、競馬予想なんて誰がどうやろうと似たような数値になるため問題がない(という思想を信条にしている)
 
以下補足
競馬を見てある程度熱心に予想していれば誰でもある程度の予想は出来るようになる。
競馬の控除率は約25%(単勝複勝は2割)、つまり馬券収支75%というのが平均値であり最頻値であり偏差値50であるはずだ。
ここまで辿り着くのは全く難しいことではない。ある程度競馬を見ていれば誰でも辿り着くレベルだ。そして全く誇れることでもない。出資した額の4分の1を安定的に失っているのだから。
繰り返しになるがほとんどの競馬ファンの予想力は回収率75%程度なのだ。そこから上振れて100%を超える人もいれば、50%まで下振れる人もいる、ドツボにハマって全敗する人もおるだろう。 
これを「競馬は究極的には運だから、下振れは仕方ない」と言って片付けることも可能だろうが、それではあまりに向上心がない。
 

 回収率100%超えの人も、回収率50%の人も、予想力というのは75%前後のはずなのだ。
その中で勝てる人、負ける人が生まれるのは以下の3点の要素が大きい。

1 馬券の買い方が下手

2 フォームが崩れている

3 精神的に追い込まれている

 
1については言うまでもないだろう。ほとんどの人が身に覚えがあるはずだ。
2は好きな馬が出てるから買うとか、堅そうなレースだから掛け金をいつもの倍にするとかそういうやつである。推し馬馬券を買うのも競馬の楽しみ方なので否定はしないが、回収率を求める上では不要な考えだ。
掛け金については競馬界には「競馬で負けてるやつは堅いレースに大金を、穴狙いの時は少額を賭ける」という定説があり、私もそう思うので掛け金はなるべく一定にするべきだろう。
「買う気のないレースだったけど、直前になってやっぱりやりたくなった」とかもやはりフォームが崩れている。
3は人間不思議なもので負けが込むとまともな予想すら出来なくなる。堅いレースで穴を狙い波乱のレースで大本命を買うようになる。 競馬予想は予想力よりもメンタリティに依存する部分が大きい。
 

 
前置きが長くなったがSSP指数を用いることで上記のすべての問題を解決できると自負している。馬券の種類を選定してフォームを一定にし精神を保つことができる。実例を見ていこう。 
 
※SSP指数は生まれたばかりの指数なのでフォーマットについては試行錯誤中につきグチャグチャなのはご了承願いたい。

2023安田記念

G1馬が10頭も出走した超豪華レース。最高能力評価のセリフォスを10としてソダシ、シュネルマイスター、ソングラインにそれぞれ9を付けた。9と10はほぼ差がないイメージだったので、今なら9.5にしても良かった。
ジャックドールの7-9は「左回りかつコーナーがキツく単騎逃げ」 の条件を満たした場合9、そうでなければ7という判断だ。他にも能力判定が難しい馬はある程度のバッファを持たせている。
 
このレースの性質は「強い馬が多すぎる」だろう。これだけ強い馬が多く、かつ東京1600というフェアなコースでは紛れが起こる余地がない。順当決着になる可能性が極めて高い。
一般的にこういう場合は見-ケン-が推奨されるが、安田記念においてはあまりにも実績馬が多すぎて票が分散し最高能力付近の馬のオッズが美味しくなるという現象が起きていた。
 
結果はソングライン-セリフォス-シュネルマイスターのやはり順当決着。

◎セリフォス
◎シュネルマイスター
ソングライン 
▲ジャックドール
▲ソダシ
△ガイアフォース
の◎→◎▲△のカチカチ馬単で取ったが4240円も付いた。中穴のソウルラッシュやイルーシヴパンサーが過剰に売れる中で最高評価に近い馬だけを1着付けにするSSP指数の利点が出た。
最低12倍も付いていたメイケイエールの複勝を少し握っていたのは内緒だ。
 
 
 
エプソムカップ

残念安田記念という感じのメンバー構成になったエプソムカップ。
能力的にはジャスティンカフェが抜けていてエアロロノア、インダストリアが追従する形。
エアロロノアは反応が良すぎて東京コース&200mの距離延長が合ってないのではないかと考え、インダストリアは操縦性が極めて悪く、最大能力を発揮してもそこまで強くない(G3で8程度)のにかなり人気していた為消し。
そうなると最大評価かつ1600mでは位置取りの悪さが響いていたジャスティンカフェが突き抜けるのではないかと予想して単勝1点で予想。結果はジャスティンカフェ-ルージュエヴァイユ-マテンロウスカイの決着。

これまで馬込みに入れたら全く走らなかったルージュエヴァイユがHペースの中、外を回しながら先行し2着に食い込んだことでレース後に7→8に上方修正した。
以降ルージュエヴァイユは「ロスを覚悟で外に付ける」という戦術で好走を繰り返すようになる。
当たり前だが能力評価は間違えることも多いので間違っていたらその都度修正して精度を上げていこう。
 

悪い例
函館スプリントステークス

SSP表が残っておらずアレだが1番人気3倍のトウシンマカオが10でキミワクイーンが7程度だった。能力評価ではトウシンマカオが傑出しておりトウシンマカオの単勝1点で果敢に挑んだが1200のスプリント戦は実力通りに決まることの方が珍しい。1枠1番を引いたトウシンマカオは垂れてきたテイエムトッキュウが邪魔になり3着でキミワクイーンが差し切った。
 
スプリント戦、夏競馬、小倉、重不良馬場、開幕週、冬の中山、阪神3000m↑などは馬の能力以上に適性、展開、運が重視されるレースであり純粋な能力比較表であるSSP指数は有益どころかむしろ害をもたらす場合がある。注意してほしい。
 
 
マーメイドS

「マーメイドSは大波乱が起こるレース」と方方で騒がれ、なんかそんな感じのムードになっていたが去年10番人気で勝利したウインマイティーもその後重賞で堅実に走っているように能力のある馬だし、2着マリアエレーナ3着ソフトフルートなど馬の名前だけ見ればむしろ堅い決着である。同じ波乱でもオッズが付いただけのレースと本当に大波乱になったレースがあるが、前年のマーメイドSは前者だった。
 
今年のメンバー構成はウインマイティー、ビッグリボン、ストーリアの3強以外は条件戦すら勝ち上がれてない馬が多く、SSP指数でも7にも満たない馬がほとんどでありこんなレースでは荒れようがない。
結果は1番人気ビッグリボン-3番人気ウインマイティーの堅すぎる決着だったがそれでも謎に穴馬が売れていたために馬連1000円と配当はそこそこ付いた。
このように上位勢と下位勢であまりにも隔離がある場合、無闇な穴に走らないように数値化して可視化することにSSP指数の意義がある。いくらハンデが付こうが全く接戦になりようのないレースなのだ。
 
宝塚記念

イクイノックスが強すぎてG1馬のジャスティンパレスやアスクビクターモアが6以下に甘んじるという恐ろしいレース。
これで買えるオッズならともかくイクイノックスは1.3倍。難しいコースである阪神2200m内回りであることも考慮すると到底買えるレースではないだろう。実際スルーセブンシーズにクビ差まで追い詰めれている。
0評価にしていたスルーセブンシーズの評価は4まで改めた。見直すと中山牝馬ステークスの内容が良くて0はやりすぎで2が適正だったかなぁと思う。それでも4は付けられないのでスルーセブンシーズのレースの中で間違いなくここが一番強かったと言えるだろう。
 
スルーセブンシーズ込みの馬連でも2340円しか付いてないのでこういうレースはしっかり見しましょう。


札幌記念
 
これも悪い例。川田の神通力で位置取り良く運んだプログノーシスが圧勝。
4馬身離してインをロスなく回したトップナイフが2着でソーヴァリアントが3着だった。
天皇賞やドバイでの走りからダノンベルーガを最高評価に押したがそれは左回りかつ2000m以下の場合。馬によって得意条件というのはやはりあるので札幌記念はそういう場ではなかった。高い評価をつけたジャックドール、シャフリヤールも共に沈んでいった。
 
これは札幌(洋芝)の稍重という特殊な馬場になっていたことも大きかった。(一般的に洋芝の稍重は東京の重馬場よりも馬場適性が問われると考えていい)
何度も言うが特殊な環境の競馬ではSSP指数はむしろ悪いバイアスになる可能性がある。注意してほしい。

 
セントライト記念

能力的にはソールオリエンスがトップも夏の中山の開催2週目ということでかなり前イン有利の環境に。
位置取りとコーナリングが悪く外枠のソールオリエンスはこの場合頭から切れる。勝ったのは内で完璧に立ち回ったレーベンスティールで、ソールオリエンスは流石の能力で2着に追い込んできた。
このようにトラックバイアスや展開を考慮して「最高評価の馬を切れるか?」を考えるのもSSPを使う上では重要だ。
 
ちなみにレーベンスティールを頭にソールオリエンス、セブンマジシャン、キングズレイン、ドゥラエレーデ、アームブランシュと紐荒れ狙いで幅広く買ったが普通にソールオリエンスが来て激安配当で無事トリガミになった。ソールオリエンスが来なかったら3着のシャザーンが来て外れるので怒りたくても怒れない。
 
こういう時どう買うのが正解なんでしょうね? 未だに分からない。
やはり見なのか、1.6倍の馬を頭から外せるのに。レーベンスティールの単勝を買う勇気はなかった。無念。
 
 
府中牝馬ステークス

 高いレベルで能力が拮抗してるレース。東京1800は超フェアなコースなので荒れようがない。勝ったのは順当にディヴィーナで2着ルージュエヴァイユ、3着ライラック、4着フィアスプライド、5着プレサージュリフトとSSP指数上位が独占した。
 
さて、今回のようなフェアなコースで強い馬が拮抗して並んだ状態だが、強い馬が4-5頭なら馬連か馬単を狙うのが良いと思う。4頭の内2頭がコケても2頭は確実に来るだろうから高確率での払い戻しが期待できる。
そして今回のような強い馬が6~8頭も居るパターン。これは最高評価の軸から三連複か三連単が良いと思う。同じ理屈で強い馬が6頭もいれば3頭コケても3頭来るからである。
そして強い馬が多いおかげで票が分散してある程度堅くても配当が付く。
 
私は強い馬が大量に居るのに馬連に甘えてキッチリガミりました(1敗)

 
秋華賞

どう考えてもリバティアイランドの1強レース。単勝オッズは1.1倍にまで届いた。ですがイクイノックスの宝塚記念とは似て非なるレースです。

・アスクビクターモアやジャスティンパレスが居たイクイノックスと違って相手になる同世代の牝馬が弱すぎる
・京都2000mはテクニカルなコースとはいえ阪神内回りほどのシビアなコースではない
 
こういう相手が弱すぎるかつコースや距離にも不満がない場合はいくら堅くてもリバティから行ってもオッケーです。
 
行ってオッケーということが決まれば相手探しだが、阪神JFでは2着12番人気のシンリョクカ、3着10番人気のドゥアイズ。オークスでは3着15番人気のドゥーラとこの世代はリバティアイランドが勝ち続ける一方で紐荒れが多発していた。SSP指数でもリバティアイランド以外の馬はほぼ差が内容に見える。
 
ただ、終わってみれば2着マスクトディーヴァ、3着ハーパーと1~3番人気で馬券内が埋まりカッチカチに。
では堅く小点数で行くべきだったのか? というとそうは思いません。SSP上ではリバティアイランド以外のメンバーはほぼ団子だし、実際にハーパー以下のドゥーラ、モリアーナはハナ差クビ差とほどんど差がない。(かなり強かったマスクトディーヴァは5→6に上方修正)
 
よって馬券戦略的には「堅い馬券も入れて引き分けを狙いつつ、上振れを祈って紐荒れを仕込んでおく」はそんなに間違いではなかったのでは(と信じている)

 

SSP指数を利用した馬券戦略例
 
 1強盤石でその他弱い→単勝1.4倍、複勝1.2倍までなら1点買いでGO
 
 1強盤石かつその他団子→↑で勝負できないオッズの場合。連系馬券で引き分けを狙いつつ紐荒れを狙う。あまり賢い馬券とは言えないが1強の場合勝負できる数少ない馬券。
 
1強に不安材料アリでその他団子→穴狙いでおk。不安材料というのはその馬のコース適正とかスプリント戦夏競馬小倉重不良馬場開幕週トラックバイアスなど
 
1強でその他団子→穴狙いでもいいが1強が取りこぼしても2着にくるケースが多い。連系に拘らず単勝で包囲網を敷くなど馬券に工夫がいる。
 
1強もその他強い馬複数→こういうケースでは1強がコケても他の強い馬が来るので結果的に穴が開かない。 そして1強も普通に来るので全く美味しくない。買うな。

1強と強い馬1頭→2頭コケる必要があるので超えるべきハードルは高いが穴が開けば跳ねる。ハートの強いギャンブラー向け。穴以外は買うな。
 
2強→買うな
 
2強その他弱→3~4倍程度のオッズなら単勝2点が成立する 
 
3強→3強盤石なら3頭での馬連BOXが丸い。 3強の中に不安要素がある馬がいるならその中で見込んだ馬から軸に。いずれも小点数が大前提。不安要素のある馬が負ける時はキッチリ負ける馬なら紐荒れを狙う。
 
4~5強→ここまで揃うと1番人気が飛ぶ確率は高いので跳ねやすい馬単推奨。穴は開かない。この場合三連複や馬連は大体配当が終わってる。
 
6~8強→三連系一択。軸を外さなければ小点数でもほぼ当たる。最高評価の軸に迷う時は買うな。
 
波乱模様→波乱が予想されすぎてて逆に穴が来てもオッズがつかないパターン。夏競馬は大体コレ。んで堅い決着になる。自分の予想とオッズに乖離がないならケン推奨


SSP指数を作成してそのレースのメンバー構成がどういう傾向にあるのかを整理することで、↑の様な構図を可視化して馬券戦略が組みやすくなる。
 
SSP指数は一切客観的なデータや数値を用いないことで誰でも簡単に作れる指数となっている。
みんなもSSP指数を使って、当たり馬券、GETじゃぞ~~






SSP指数の改善点
 
 ・逃げ馬の数値が弱く出すぎてしまう。
スローの単騎逃げなどで恵まれて逃げると強いが逃げられなければ脆い。そんな逃げ馬は必然的に数値が低くなりがち。でも逃げが一発穴を開けるケースは少なくありません。
対策としては6-0 など単騎逃げが決まった場合の数値とそれ以外の時の数値を併記することで「逃げが決まった場合に制圧できるかどうか?」を考えれるようにしたい。

・先行馬の数値が弱く出すぎてしまう
 先行馬が最内の好位を追走して勝つというのはありふれた光景。
それだけに恵まれたとして数値を弱く設定しがちですが、そういう馬は競馬が上手いタイプが多く不利な枠からでも先行を決めて恵まれてくるケースがある。
対策としては備考欄に先行力がどうか、今回は恵まれやすいかどうかを併記すること。


 
 
 
 
おまけ
期待値という言葉の罠
 
競馬には期待値という言葉がある。
曰く、「穴党本命党という分類ではなく、期待値の高い馬だけを買う。そうすればトータルでプラスに持っていける」ということで、成る程確かに真理だ。
期待値の高い馬だけを買い続ければ確実に儲けられるだろう。だって期待値の高い馬を買っているのだから。期待値が高いと判断すれば本命馬でも穴馬でも買う。買う馬は期待値の高さで決める。 まさしく究極の馬券術だ。どうしてみんな期待値で買わないんだろう?

ここまで言えば聡明な皆さんならお気づきのことかと思われます。聡明でない皆さんは一生期待値という真理を追い求めてください。
 
そう、期待値の高い馬だけを買えば儲けられるというのは確かに真理ですが、ほとんどの人間は期待値通りには馬券を買えません!

理由は色々ありますが、期待値という言葉が真理すぎる。というのが最大の問題です。
 

 期待値という言葉を意識した時、ほとんどの人が5倍の馬よりも弱い20倍の馬を買ってしまうだろう。それらが能力拮抗だったり少し弱い程度、あるいはトラックバイアスで有利になる予想の上なら期待値という言葉に準じた予想と言えるでしょうが、大抵の場合は2ランクも下の馬をオッズに踊らされて買ってしまっているだけというのが実情です。
 
穴党を否定するために生み出された期待値という言葉はただの盲目な穴党を生み出してしまっているのです。負けたけど期待値に準じた馬券を買ってたからオッケーと心慰めてもその買い方で当てるのは難しいだろう。
では人気サイドならどうだろう。仮にイクイノックスの単勝が2.5倍とする。確かにこれは期待値的にも美味しく見えるが、僕は相手にリバティアイランドやドウデュースが出てくるなら2.5倍でも買いたくありません。小回りコースなら尚更。
 
当たり前ですが勝つとか負けるとか穴が開くとか順当かどうかというのは相手やコース適性、展開の上で初めて決まることで、その馬の期待値がどうとかでは判断できません。

「そういうところまで考慮して考えるのが期待値なんだよ」という声が聞こえてきそうで、実際そうでしょう。期待値という言葉は無敵すぎる。それが期待値理論の最大の魅力であり最大の弱点なんです。

期待値は馬券戦略の真理だが、期待値を始点に馬券を考え出すとドツボにはまるよという話でした。
最近問題になってる競馬AIの自動購入による締め切り直前のオッズ変動なんかは機械が機械的に「期待値の高い馬」だけを買ってるからなんですね。これが人間だと期待値を追い求める中で思考がブレていってこうはいきません。競馬予想は予想力ですが馬券戦略はメンタリティです。
 
我々人間がこのような期待値思考の沼にハマらない為にはそのレースに出てくる馬の能力を比較してそのレースがどういう構図のレースなのか、可視化して整理することが大事です。
 
つまり、SSP指数、使おう!!
 
 
 
 

 

2023/09/23

現役時の選手タイプによる監督の有能無能率ランキング

 
原辰徳、岡田彰布、落合博満。近代野球において複数回のリーグ優勝を経験した名監督たちだ。この3名には共通点がある。セ・リーグの監督というものではなく、いずれも現役時代にチームを代表する大砲系の強打者として活躍したという点だ。
野球界には捕手出身の監督は有能で外野出身の監督は無能(これはノムさんが言ってるだけ)という謎のパブリックイメージがあったりするのだが、「強打者だった監督は有能」みたいな話は聞いたことがない。しかし実際に複数回の優勝を経験し名監督と言われる監督は強打者タイプの選手が多い気がする。理屈を考えてみてもプレッシャーのかかる4番打者などの重圧の中で結果を出してきた選手は確かに監督向きの強いメンタルをしているのではないかという気もする。ID頭脳野球を自認するノムさんにしたって残した数字を機械的に見ればジャンル分けは大砲系の強打者、ということになるはずだ。

前置きはともかく監督の現役時代の選手タイプを調査すれば有能監督が多い選手タイプ、無能監督が多い選手タイプが分かるのではないかというのが今回の趣旨だ。なお、単に集計が大変なので2000年以後に監督を努めた人のみの集計とさせていただく。
監督の評価の分類は
1.有能
2.結果を出した
3.普通
4.結果を出せなかった
5.無能

とさせていただく。それぞれの評価は私が勝手に付けるので異論がある人も勝手に付けてみてほしい(そもそも監督の評価など個々人が勝手に付ける以上のことは出来ないだろう)
 
このテキストは調査前に書いているが、先発タイプの無能率が最も高くなりそうな予感がヒシヒシとしています。 


強打者系監督(内野)

有能 原辰徳(1-3-4-1-1-1-3-3-1-1-1-2-1-1-3-4-4? 優勝9回 世界一) 
岡田彰布(4-1-2-3-2-オ5-4-6-阪1 優勝2回)  落合博満(1-2-1-2-3-2-1-1 優勝4回) 
王貞治(3-3-2-1-2-鷹5-6-4-3-1-1-2-2-1-2-2-3-3 優勝3回 世界一)
結果を出した 新井貴浩(2) 野村謙二郎(5-5-4-3-3) 大石大二郎(2-6 途中就任) 井口資仁(5-4-2-2-5)
普通 真弓明信(4-2-4) 中畑清(6-5-5-6)
結果が出なかった レオン・リー(6 シーズン途中に就任) 大島康徳(3-6-5)
無能 石毛宏典(6-x)
 
有能率.307
無能率.076
 
有能率3割超えをマーク。世界一監督2人に落合岡田が並ぶ陣容は圧倒的。唯一の無能枠に入った石毛はサードとショートの出場が半々だったため二遊間枠にも入っているため、純粋な内野の強打者では無能監督0人と言えるかもしれない。
メンタリティに秀でている監督が多く、強打者特有の図太いメンタリティと内野手のリーダーシップが活かされる形が多いのかもしれない。
 

強打者系監督(外野)

有能 若松勉(4-4-1-2-3-2-4 優勝1回)  緒方孝市(4-1-1-1-4 優勝3回)
結果を出した A.ラミレス(3-3-4-2-4) 秋山幸二(3-1-1-3-4-1 優勝3回)
普通
結果が出なかった 金本知憲(4-2-6) ブラウン(5-5-4-5-楽6)
無能 高橋由伸(2-4-3) 
 
有能率.285
無能率.142
 
外野はやや極端な感じもあるが、有能監督率は内野監督にも劣らない。
外野はチームにタッチする要素が少ないためより個々人の資質が浮き彫りになりやすいということなのだろうか。
 
 

二遊間タイプ、または内外野守備的タイプなど

有能 真中満(1-5-6 優勝1回)  仰木彬(2-1-3-2-2-オ2-1-1-2-3-3-4-4-4 優勝3回) 
辻発彦(2-1-1-3-6-3 優勝2回) ヒルマン(5-3-5-1-1 優勝2回) 栗山英樹(1-6-3-2-1-5-3-5-5-5 優勝2回 世界一)
バレンタイン(TEX7-2-6-6-4-3-3-4-ロ2-NYM4-3-2-2-2-3-5-ロ2-4-1-4-2-4-5-BOS5 優勝1回)
結果を出した 和田豊(5-2-2-3)  小川淳司(4-2-3-6-6-2-6 途中就任) 平石洋介(6-3 途中就任)
野村謙二郎(5-5-4-3-3) 大石大二郎(2-6 途中就任)
普通 山本浩二(2-2-1-4-6-4-5-5-5-6 優勝1回)  
高木守道(6-2-2-2-4)  伊原春樹(1-2-オ6-西x 優勝1回)
森脇浩司(5-2-5)
結果が出なかった 高田繁(5-5-3-3-ヤ5-3-x) 中村勝広(6-6-2-4-4-6-オ5)
コリンズ(HOU2-2-2-ANA2-2-4-NYM4-4-3-2-1-2-4 オ6-x 優勝1回)
田辺徳雄(5-4-4 途中就任) 松井稼頭央(5) 新庄剛志(6-6) 三木肇(4)
無能 立浪和義(6-6) 山下大輔(6-6) 石毛宏典(6-x) 福良淳一(6-4-4) 西村徳文(3-6-5-オ6-x 日本一1回) 

有能率.222
無能率.185

対象がざっくりしているので人数が多い。有能監督は内野出身、外野出身が分かれているが無能監督は全員が内野手出身だ。辻監督や仰木監督などの当たり監督もいるが、無能率を考えると二遊間出身監督には厳しい目を向けざるを得ない。
結果が出なかった組に入れてる監督も無能扱いされても仕方ない監督が多く、最も微妙な出身ポジションであると言わざるを得ないだろう。センタータイプの成績は奮わないが真中、栗山と両翼出身監督は当たり率が高い。
 

捕手監督

有能 森祇晶(1-1-1-3-1-1-1-1-横3-6 優勝7回)  中嶋聡(1-1-1 優勝3回、現人神)
野村克也(2-4-3-1-3-5-2-2-ヤ5-3-1-1-4-1-4-1-4-阪6-6-6-楽6-4-5-2 優勝5回)
梨田昌孝(6-1-2-3-5-日3-1-4-2-楽5-3-x 優勝2回)
結果を出した 矢野燿大(3-2-2-3)
普通 古田敦也(3-6) 大矢明彦(5-2-4-6-6) 伊東勤(1-3-2-5-ロ3-4-3-3-6)
結果が出なかった 達川光男(5-5)
無能 谷繁元信(4-5-6-x) 大久保博元(6)
 
有能率.363
無能率.181

森、中嶋天皇、野村克也と錚々たる稀代の名監督が揃い「捕手出身の監督は有能」という風潮に恥じない有能率と優勝回数を叩き出している。
反面谷繁、大久保と規格外の無能も排出しており、単純に捕手であれば良いというものでもないだろう(当たり前のことですが……)
 

先発タイプ投手

有能 権藤博(1-3-3 優勝1回) 東尾修(3-3-1-1-2-2-3 優勝2回)  
渡辺久信(1-4-2-3-2-2 優勝1回)工藤公康(1-2-1-2-2-1-4 優勝3回)
吉井理人(2)
結果を出した 山田久志(3-2)
普通 三浦大輔(6-2-3) 石井一久(3-4-4?)
結果が出なかった 堀内恒夫(3-5)
無能 尾花高夫(6-6) 佐々岡真司(5-4-5)

有能率.454
無能率.181
 
事前の予想を覆して先発タイプがなんと有能率.454と脅威のスコアを叩き出した!
飛び抜けた名監督こそ居ないものの安定して優勝監督を排出している。無能監督も飛び抜けた無能というのはおらず、高いレベルで安定している出身ポジションと言えるだろう。
投手をやる上で重要な要素の1つにメンタリティがあるが、それが監督業にも活かされているのかもしれない。
 

リリーフタイプ投手

有能 星野仙一(2-1-3-4-2-2-6-2-1-2-5-阪4-1-楽5-4-1-6 優勝4回) 
高津臣吾(6-1-1-5 優勝2回)  
吉井理人(2)
普通 与田剛(5-3-5) 牛島和彦(3-6)
結果が出なかった 森繁和(5-5)
 
有能率.500
無能率.000

有能率5割、無能監督0人と首位有能率に輝いたのはリリーフ出身監督に!
そもそもイメージよりも投手出身監督が少なく、リリーフタイプは更に少ないのでデータ数が足りてない感じはありますがそれにしても無能監督0人は見事という他ない。
月並みな感想になりますがやはりブルペンワークを現役時代に体感しているのが大きそう。
分業制が確立されたのはここ数十年のことなのでそもそも成り手が少なくこれからリリーフ出身監督は増えそうな気もするが、岩瀬や藤川、佐々木などが監督になるビジョンが一切見えないのでやっぱり増えないのかもしれません。
 
 
その他
普通 田尾安志(6 球団創設)
結果が出なかった 藤本博史(2-3?) 山本功児(4-5-5-4-4)
 
有能率.000
無能率.000

↑の条件に当てはまらなかった監督たち。大体強打者とは言えない程度の一塁、外野の中距離砲。名前のイマイチパッとしなさに呼応するように実績もパッとせず基本的には期待できない監督の出身ポジションと言えるだろう。


まとめ
投手出身監督は数こそ少ないが有能が多い。リリーフタイプは更に良い。
強打者の監督は有能が多く無能が少ない。
捕手出身監督は無能もいるが大当たり率が高い。二遊間外野出身監督の無能~結果を残せない率はかなり高く最も無能が多い出身ポジションに。
 
有能率上位
リリーフ.500
先発投手.454
捕手出身.363
 
無能率上位
二遊外野.185
先発投手.181
捕手出身.181


結論
立浪はくそ